Shangri-La's Villingili Resort & Spa MALDIVES
モルジブの中では、最も南のアッドゥ環礁にあるリゾートです。私達が利用したときは、ちょうどオープン一周年でした。新しいだけあって、設備は文句なしに良かったです。部屋にはヴィラホストが付きます。ハウスリーフのシュノーケリングもなかなかよかったです。
2010年 7月
私たちが宿泊したのはプール付ビーチヴィラでした。敷地面積としてはなんと189㎡もあり、プールの広さも28㎡あります。部屋は二棟に分かれていて、一方が寝室と洗面所&浴室で、もう一方がリビングになっています。二棟の両方にエアコンがありますが、扉を開けると自動的にOFFになります。ちなみに部屋の扉はオートドアロックなので、鍵のカードを部屋の中に入れたまま扉を閉めると、開かなくなってしまいます。 冷蔵庫とテレビも寝室とリビングの両方に用意されていました。カーテンは電動でオープン、クローズができるようになっています。ボタンはベッドの横にあるのですが、最初のうちは使い方が良く分からず、ボタンを押し続けていたために、うまくコントロールできませんでした。一回押せば、動作するようです。インターネットは無料で、無線LANも用意されていました。ヴィラホストと直接つながる携帯電話が用意されます。コンセントは基本はBF型ですが、机の上のコンセントと、ベッドの脇のコンセントは、日本のプラグがそのまま使えるマルチタイプになっていました(私達の部屋の机の上のコンセントは接触が悪くて、途中で切れたりしましたが)。
クローゼットは寝室にあります。クローゼットにはバスローブ、ビーチバッグ、貴重品入れや虫除け用の線香などが用意されていました。左のクローゼットの下にあるカゴに靴を置いておくと磨いてくれるそうです。
かなりおおきなベッド |
バスローブとサンダル |
セキュリティボックスと 靴のカゴ |
机の上にはコンセントとLANのコネクタがあります。 下はヴィラホストとつながる携帯です |
洗面台はダブルシンクで広さは文句なしです。新しいリゾートだけあって、洗面台の蛇口もデザインされたものになっています。タオルは一日二回補充してくれます。ビーチタオルも別に用意されていました。アメニティは石鹸・シャンプー・コンディショナー・シャワーキャップ・歯ブラシなどすべてが用意されていました。
ダブルシンクの洗面台 |
凝ったデザインの蛇口... |
シャンプーなど |
巨大なバスタブ |
ドライヤー |
アメニティ |
バスタブが洗面所&浴室の中央にドーンと置かれています。洗面所の扉を開けると、遠くに海を見ながら湯船に浸かれます。それにしても巨大なバスタブですね。蛇口からはちょっと熱めのお湯ぐらいしか出せないので、ぬるめの風呂になってしまいます。まぁぬるい方がゆっくりとは入れるので良いかもしれませんね。
シャワーヘッドが3つも! |
屋外のシャワー |
シャワーの設備はとても充実していて、浴室にあるシャワーブースの他に、浴室の隣りが屋外でシャワーを浴びられるようになっています。シャワーブースは、通常の位置にあるシャワーヘッドの他に、頭上のシャワーヘッドと、ホースが付いた手で持つシャワーヘッドの3つが用意されています。どこから出すかをレバーで選ぶようになっているのですが、真ん中あたりにセットすると両方からお湯を出すことが出来ます。お湯の温度も量も文句なしでした。さすが最新の設備です。
屋外のシャワーは外とつながっていないので、シュノーケリングをしてそのままシャワーというわけにはいきませんでした。
もう一棟のリビングはかなり広いです。こちらにもテレビや冷蔵庫があります。DVDやiPodも借りられるらしかったのですが、シュノーケリングに忙しく、ついぞ借りることはありませんでした。コーヒーについては、NESPRESSOがリビングに置いてありました。コーヒー用のミルクは冷蔵庫の中にあって、無料でした。
飲料用の水はガラスのボトルに入れられて、洗面所、ベッド脇、コーヒーメーカー脇などに数本ずつ毎日補充されます。ときおり、カルキ臭さを感じることがあったので、ミネラルウォーターというわけではないようです(途中まで使った状態で一日置いておくと、カルキ臭さがでていたような感じでしたが、正確なところはわかりませんでした)。
リビング棟はとても広いです |
テレビも見られます |
NESPRESSOのコーヒーマシン 上は飲料用水が入ったボトル |
部屋には自転車が用意されていました。私達の部屋はレストランまで歩いていける距離だったので、自転車は数回使ったぐらいで、あまり利用しませんでした(雨の日はカートを呼びました)。
屋外にはプールの中とビーチの2つのデッキチェアが用意されています。プールのデッキチェアには、かなり大きめのパラソルも用意されていました。このパラソルは傘が大きいだけでなく、開閉がハンドルでできるようになっていて、さらに傘の位置も調整できるようになっていました。さすが最新の設備ですね。
プールは胸ぐらいの深さがあるので、十分泳げますね。デッキチェアが置いてあるところだけ浅く作ってあります。インフィニティプール風に作ってあって、とにかく快適でした。
屋外にはさらに小さな椅子もあって、デッキチェアを含めてそれぞれにマットが敷いてあるのですが、雨季に急に雨になった場合などは、それぞれを片付けたりしなければならないので、たくさん用意されているのも考えものだなぁと思ってしまいました。
ビーチから板の間にあがるところに小さなシャワーがあって、足の砂を落とせるようになっていました。ホースがついていたので、いろいろと洗えて便利でした。
プールのデッキチェア |
ビーチのデッキチェア |
便利なシャワー |
ソバや寿司もありました |
レストランは通常は二箇所(JAVVUとDr.Ali's)がオープンしていますが、日によってシーフードレストランがオープンしていることがあります。レストランの情報は、毎日配られるアクティビティの紙に書いてあります。朝食は一般的なバイキング方式で洋風・アジア風・中華風・日本風と揃っていました。高級ホテルだけあってよりどりみどりの食材が並んでいました。ソバや寿司もありましたが、さすがに味は今一歩といった感じでした。でも梅干はとても美味しかったりと、あたりはずれがあるようです。
レストランの予約などは、ヴィラホストにお願いしておくと送迎を含めて手配してくれます。私達はJAVVUとDr.Ali'sで一回ずつ夕食をとりましたが、詳細は旅行記を参考にしてください。
広いビーチ |
島のラグーン側は広いビーチになっていて、フォトジェニックな感じでした。かなりの遠浅のビーチなので泳ぐこともできますが、実際に泳いでいるゲストはあまりいませんでした。
パブリックプールはインフィニティプールでかなり大きいです。レストランからみて奥の方がジャグジーのようになっていました。プールの一部になっているので、温水というわけではありませんが、天気がいいときにはプールの水もかなりぬるくなっているので、冷たさは感じませんでした。
パブリックプールのビーチ側にはデッキチェアがかなりの数用意されています。大き目のパラソルも用意されていました。水上コテージ以外は一番安い部屋でもプライベートプールがあるリゾートということもあってか、特にデッキチェアの争奪戦はありませんでした。プールサイドには東屋があるのですが、こちらは人気らしく埋まっていることが多かったです。特にプールのすぐ横にある三つの東屋が人気があるようでした。デッキチェアで休んでいると、冷たい水などを持ってきてくれます。
パブリックプール |
東屋は人気でした |
おしぼりと小型扇風機も持ってきてくれます |
全体マップ |
私達が宿泊したヴィラはWHISPERING PALMSエリアにありましたが、目の前はかなり遠浅の砂場で、相当な距離を泳がないとドロップオフまでたどり着けませんでした。砂場は海草がかなり茂っていて、ほとんど魚はいませんでした。
ハウスリーフでシュノーケリングをする場合には、WHISPERING PALMSエリアの水上コテージ付近からエントリーすると、ドロップオフがすぐ近くで楽です。水上コテージの中央付近に小さな水路があるので、そこからラグーンからドロップオフに出ることが出来ます。ビーチからでも行けますが、水上コテージの梯子からエントリーした方がさらに楽に水路まで行けます。
スタッフによると、このシュノーケリングポイント付近が、最もお勧めとのことでした。この辺りでも魚はいろいろと見られますが、さらに北の方に泳いだほうが、シュノーケリングとしては楽しかったです。ただし外洋に近くなるせいか、うねりが入ってくることと、リゾートからは離れてしまうので、あまり遠くまでは行かない方がよさそうです。私達が行ったときには透明度があまりよくありませんでしたが、イケカツオ、グルクマ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ヒメフエダイ、シマハギ、マダラトビエイやウミガメなどいろいろな魚が見られました。スズメダイやタカサゴの群れもたくさんいて、とても魚影が濃かったです。
ウォータースポーツセンター |
ウォータースポーツセンターでは、カヌーやバナナボートなどのアクティビティをやっていました。部屋には毎日アクティビティのメニューが届きます。例えば、ある一日(火曜日)のアクティビティは、
9:00am - 9:45am Introduction to Snorkeling
10:30am - 11:30am Chakra Meditation
10:30am - 11:30am Nature Walk (無料)
2:00pm - 3:00pm Guided House Reef Snorkeling
3:30pm - 6:30pm Local Island Bicycle Tour
4:00pm - 5:30pm Dolphine Cruise
5:00pm - 6:00pm Yoga
こんな感じでした。私達は自分達でシュノーケリングばかりやっていたので、どれも参加しませんでしたが。
夕日です |
雨季に行ったのですが、ときおりスコールはありましたが、ほとんどは晴れてくれました。さすがに安定した天候というわけではありませんでしたが、雨季としてはいいほうだったと思います。
オープンして一年ということもあって設備的には文句なしです。スタッフもとても丁寧でした。ハイダウェイとはサポートの仕方が違いますが(ハイダウェイはバトラーがほとんどの世話をしてくれる)、いいサービスが受けられると思います。食事も美味しいですが、さすがにハイダウェイにはかなわないかもしれません。あとメニューによっては、当たり外れもあるようです。でも、全般的には満足でした。
ハウスリーフのシュノーケリングは、透明度が良くなく、最初のうちはイマイチかな?とも思いましたが、シュノーケリングポイント周辺であれば、魚影も濃く、とても楽しむことが出来ました。
あとはやっぱり値段ですよね...