2006年12月に行ったパラオの旅行記です。ダイビングしかしていないので、ほとんどダイビングログのような旅行記です。
2006年のGWに、パラオスポートでパラオデビューしたのですが、そのときのダイビングではいろいろな群れも見れて、それなりに満足していました(さっちゃんはすでに4回目)。そんなときに同じ頃にパラオに行っていた知り合いのHさんから『見ちゃいましたよー、カジキ5匹(+α)!すんごく近距離で!!』というメールが、さっちゃん宛に届いたのでした。なんとペリリューでのダイビングでカジキ数匹と遭遇したとのこと。しかも数回も。しまった、パラオスポートに乗っている場合ではなかった。合流すればよかったか?ここはリベンジでパラオに行くしかない!ということで年末年始に再びパラオに行くことに決定。もちろんダイビングサービスもHさんが利用したところと同じにして、ペリリューのリクエストを入れておいたのでした。実際のところ、パラオスポートでも、ペリリューが凄いとのうわさを聞いていたので、かなり期待は高まっていました。そのときにパラオスポートがペリリューにも行ってくれれば良かったのですが...
パラオは直行便なら5時間程度で着くのですが、私たちはグアム経由のコンチネンタル航空だったので、10時間近くかかりました。距離は近いのに、ずいぶんと遠くまできた感じです。グアムでは4時間の待ち時間があったので、時間をつぶすのが大変でした。
パラオのホテルはGW同様にPENTHOUSEにしました。このホテルはコロールの中心街にあるのでレストランやスーパが近くにあるので便利なのです。明日のダイビングのためにカメラやビデオのセッティングをしてすぐに寝ました。
と思いきや、なんとまぁうるさいこと。年末ということもあってか夜中に通りで騒いでいる人達が多かったです。GWのときにはそんなでもなかったのですが。
ダイビング1日目です。ダイビングセンターでひととおりの説明を受けたあと、器材をボートに積んで出発です。この日は3隻の船が用意されていたのですが、外洋に潜るボートに乗せてもらいました。
私たちのボートに乗ったダイバーは、ほとんどは常連さんみたいで、初見は私たちだけのようでした。この日はペリリュー1本+ブルーコーナ、ニュードロップオフの予定でしたが、途中のジャーマンチャネルでダイビングボートが2~3隻しかいなく、今のうち潜っておかないとこの時期はすぐに混むからということで、ペリリューは中止。いきなりのペリリューに期待が高まっていたのですが、実はペリリューといってもコーラル・ガーデンの予定だったようで、まぁいいかなと。
最初のうちは良かったのですが、ダイビング後半になると複数のグループが入り乱れるダイビングになってしまいました。海から上がってみると、確かにたくさんの船がとまっています。ジャーマンチャネルはマンタで有名なのですが、ここのところ4日間はでていないとのことで、私たちも見ることは出来ませんでした。グルクマが泳ぎ回っているのが面白かったです。あとクマザサハナムロとマダラタルミの群れも大きかったです。
泳ぎ回るグルクマ
マダラタルミの群れ
2本目は、ブルーコーナ。先ほどのジャーマンチャネルで後半にやってきた船が到着するまえに潜ろうということで、早めのエントリー。ギンガメアジの群れなどを見ることが出来ましたが、ブルーコーナにしてはあまり大きくない群れでした。後半にサメが何匹もホバリングしている光景を見ることが出来ました。
おなじみのギンガメアジの群れ
オグロメジロザメ
それにしても天気がよくありません。降ったり止んだりで、ときおりかなり激しい雨になりました。昼食は大きなビーチにいくと時間がかかるということで、近くのビーチへ。シュノーケリングでビーチにいって昼食ということだったのですが、私たちは船で食べることにしました。
3本目は、予定どおりニュードロップオフ。いつものパラオという感じで特に珍しい魚はでませんでした。まぁ、いつものパラオというのは、カマスの群れ、数匹のサメそしていくつかの魚の群れがでているわけですから、ちょっと贅沢な話かもしれませんけど。
カマスの群れ
クロヒラアジの群れ
この日は、常連さんの集まるボートから外れて、今日から潜るグループに移動となりました。昨日は日本人ガイドでしたが、今日はフィリピンのガイドです。どうやら今日のダイビングで問題なければ、明日はペリリューに行くとのこと。今日のポイントはウーロンチャネルです。出発前に、カレントフックを持っていなければ、用意しておいたほうがいいというスタッフの勧めがあって、何人かは購入したみたいでした(私たちは持っていた)。
一本目はシアス・トンネル。最初に穴からトンネルに入ります。かなり大きなケーブで、下の50m付近にギンガメアジの小さな群れが見えました。外に出た後はドロップオフ沿いに進みましたが、ほとんど何もでませんでした。
二本目はウーロンチャネル。外洋からリーフ内への流れがあるときが良いようですが、このときは外側への流れだったため、チャネルの中間地点ぐらいから、外に流すダイビングとなりました。ガイドによると外側のドロップオフでは、大物や群れがかなり見られるようなのですが、チャネル内はのんびりとした雰囲気のダイビングでした。それでもクロヒラアジの群れなどいろいろな魚を見ることは出来ました。
トンネル出口にいました
珊瑚が印象的
ホウセンキントキ
昼食後にガイドから、今日の海況はあまり良くなく3本目を潜るとしたら外洋ではなくてリーフ内のポイント(沈船など)になると伝えられました。相談の結果、今日はここで切り上げて明日のペリリューに賭けることになりました。この日は2本で終わりになったので、ダイビングサービス前でもう一本潜ることにしました。事前に、サービス前のダイビングは無料で、ニシキテグリなどが見られると聞いていたからです。夕方になるとニシキテグリが活動するようになるとのことだったので、1時間ぐらい待ってからエントリーしました。どのあたりにいるかはマップに書いてあります。また水中に持っていけるマップも貸してくれます。入ってみるとかなり透明度が悪く、どのあたりを潜っているのかさっぱり不明。ブイを持っている紐が絡まったりと、なかなか苦労しました。それでも途中で目印としてはってあるロープを見つけることができ、ニシキテグリの写真も撮ることが出来ました。本当は求愛活動を見たかったのですが、ちょっとエントリが早すぎたようです。
ショップ前のポイントの様子
ニシキテグリがいました
この日はスコールもありましたが晴れている時間帯もかなりあって、昨日よりはだいぶましな天気でした。