4日目

ジンベエは飽きるほど見れたので、この日はジンベエポイントから離れて、アリ環礁を北上しながらのダイビングでした。前回のクルーズでは、なかなかジンベエがでず、ずっと臨戦態勢だったので精神的に疲れたのですが、今回はあっさり出て終了になったので、気分的に楽だったのは良かったです。一本目はアリ環礁の南部から30分ぐらい北上したところにあるKudarah Thilaでした。ヨスジフエダイの群れが見られるポイントです。乾季よりは透明度が落ちるため、群れ全体を撮影しようとすると、霞んでしまうのが難点でした。安全停止中にツバメウオ数匹がダイバーの周りを泳いでいました。とてもダイバーに慣れていて、ときおりすぐ目の前を泳いでいたりしました。

deck
カメラ置き場があります

朝食のあとはローカル村への上陸でしたが、私たちは船に残ってのんびりすることにしました。雨季にしては、天気もよくかなり暑そうでした。最近、ブルーシャークⅡはいくつかの改装をおこなったそうで、その一つがソファーの設置です。これまでも食事をする部屋の前方はソファーがいくつか置いてありましたが、改装によって全体がソファーになりました。広くて座りやすいです。デッキ側にも座るところが設置されたのと、両側にカメラ置き場も新設されていて、とても便利になりました。他にもいろいろと改装されていて、部屋の二段ベッドは、上の段がこれまでよりも広くなり、ゆったり寝られるようになりました。それから、デッキ後方に共同のトイレが設置されたため、ダイビングに戻ってすぐとか、ダイビングに行く直前とかにトイレに行きやすくなりました。

水については食事の時に各テーブルで二本づつミネラルウォータが用意されるのと、常時、ミネラルウォータがホットとコールドで飲めるようになっています。ペットボトルの水を購入することもできるので、特に持っていく必要はないかもしれませんね。共用の冷蔵庫があるので、ペットボトルがあれば自分で冷やしておくことも可能です。ダイビングのドーニでも水のサービスがあるので自分で持っていく必要はないです。コーヒーと紅茶も用意されています。ビールサーバーも用意されていますが、こちらは当然有料です。

sofa
改装で使いやすくなったソファー
drink
左がミネラルウォータのサーバー
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オオモンカエルアンコウ

船に戻ってきたところで、再び北上して、二本目はOmadhoo South Thilaでした。ソフトコーラルがきれいなポイントでした。エントリーして、すぐのところでかなり大きいカエルアンコウ(旧イザリウオ)を見ました。1リッター入りのペットボトルぐらいのサイズがありそうでした。どうやらオオモンカエルアンコウのようです。

昼食後に、さらに移動したところで三本目のポイントFish Headです。エントリ直後にナポレオンがいました。ダイバーにとても慣れているため、近寄ってきます。移動してもついてきます。途中でいなくなったと思ったら、突然目の前を通過したりしていました。餌をねだっているのでしょうか?途中でイソマグロが通過していきました。タカサゴの魚が大きな群れを作っていましたが、イエローバックフィジュラーの群れは、リーフから遠く近くで見ることはできませんでした。

food8
手作りドーナッツ。食べ過ぎに注意

この日はナイトダイビングが予定されていたため、それまではティータイムで少し腹ごしらえをしてすごすことになりました。手作りドーナッツが用意されていました。ナイトダイビングはMaaya Thilaです。前回のBSⅡでは参加しなかったのですが、かなり面白かったということで今回こそ潜ろうと思ってきたのです。さっちゃんの体調は、ナイトダイビングの頃になって、やっと回復してきたのですが、さすがに回復してすぐにナイトダイビングは負担が大きすぎるだろうということで、参加できませんでした。次回にリベンジですね。

他のボートはMaaya Thilaに来ていなかったため、BSⅡで独占の状態でした。雨季はここでナイトダイビングをする船は少ないようですね。ナイトダイビングはオプションダイビングなので、$40の追加料金がかかりますが、BSⅡのゲストのほとんどの人が参加していました。なかなか人気です。

昼間はのんびり泳いでいるバラフエダイが泳ぎ回っています。時折、珊瑚の隙間に頭をつっこんで餌をとっていました。ネムリブカも泳ぎ回っていて、ときおりリーフに頭を入れて餌を食べようとしていました。夜行性とは聞いていましたが、確かに昼間とは全然違います。マダラエイも動き回っていました。時折、岩を包んで餌をとっていました。昼間のマダラエイはかなりおとなしい印象ですが、ナイトダイビングのマダラエイは、かなり活発です。残念ながら、ネムリブカの捕食シーンそのものは見れませんでしたが、かなり迫力があって良かったです。夕食はナイトダイビング後の遅い時間でした。

5日目
sunset
水平線からのぼる太陽です。

さっちゃんの体調もやっと回復し、早朝のダイビングから参加することができました。いろいろと気を使ってくださったスタッフに感謝です。ありがとうございました。この日の一本目はHafza Thilaでした。エントリー直後に、ガイドの泡に向かってサザナミトカサハギが群がっています。イエローバックフィージュラーやクマザサハナムロの群れがたくさんいました。イソマグロが根の周りを周回していたため、かなり近づいて撮影することが出来ました。ホウセキキントキの群れ、ギンガメアジの群れやツバメウオの若魚の群れも見られました。マダラトビエイが一匹のんびりと泳いでいて、ダイバーの撮影の的になっていました。久々にもう一度潜ってみたいと思うようなダイビングでした。

NIKONS-V 20mm
ツバメウオ(若魚)の群れ
NIKONS-V 20mm
フレンドリーなマダラトビエイ
NIKONS-V 20mm
イソマグロ
is
ポイントの近くの島

二本目のダイビングはHaalhos Thilaでした。青色のソフトコーラルがきれいなポイントでした。ハナダイがたくさん群れていました。

三本目はGangehi Passで、最後の方でレオパードシャークが見られました。久々のパスドリフトダイビングでした。今回のクルーズでは、ほとんどが根(Thila)の周りを潜るようなスタイルで、チャネルダイビングは、このポイントを含めて数本ぐらいでした。ガイドによると雨季は、あまりチャネルダイビングで当ることがないので根のまわりを潜ることが多いとのことでした。流れもほとんどないことが多くて、透明度が今一歩で、大物や群れはあまり見れなかった印象です。そのかわり、ゆっくりダイビングできたために、ダイビングは楽でした。これまで見たことがなかったような魚を見つけられたのも良かったです。

アリ環礁からラスドゥ環礁に移動する前に、マンタシュノーケリングにトライすることになりました。今回は、前半のマンタポイントでマンタが見れなかったため、なんとかしてマンタを見れるようにしようとのことでした。さすがプロフェッショナルです。こういう姿勢がリピータを作っていくのでしょうかね。船はしばらく進んだ後、ゆっくりとした速度に落としてマンタを探しはじめました。それにしても、マンタってジンベエみたいにシュノーケリングで一緒に泳げるのだろうか?と思っていると、しばらくしてマンタ発見の知らせが。デッキからみてみると、確かにマンタが水面で泳いでいます。シュノーケリングにはディンギーで行くらしく、スタッフに行きますか?と聞かれたので、とりあえず行くことにしました。マンタがいたといっても、一匹だしダイビングでもかなり見たことあるしと思っていたのですが、ディンギーから海に入って、マンタを見つけると夢中で追いかけてしまいました。最初は、マンタを驚かせないようにということで、一人ずつゆっくりとディンギーから海に入ったのですが、それだと間に合わなくなるということで二回目以降はどんどん飛び込んでいました。マンタシュノーケリングのエリアは、水深が5mぐらいなので、マンタが潜行しても、ずっと見続けることが出来ます。ジンベエほど速くはないので、けっこうついていけます。でも、写真を撮るために潜行してパチリなんてやると、その後は息も絶え絶えになりますが。

この日の夕食のときに、ブルーシャークでキリのいい本数を迎えた人のお祝いがありました。今回のクルーズでは、私のほかにもう一名の方が500本を迎えていました。他に夫婦で200本という方もいました。カップルでぴったし同じ本数を潜り続けるというのも仲良くていいですね。今回のクルーズでは夫婦での参加の方々が、私達を含めて5組いました。前回は2組だったので、多いほうだったのではないでしょうか?その5組中2組が、なんとブルーシャークでの出会いだったそうです!

mugen
おもちゃ会社の人が置いていった、∞プチプチ
いろいろなゲストがいますね

ブルーシャークは、私達は二回目だったのですが、いわゆるリピータの方々もたくさんいらっしゃって、中には20回、さらには30回を超えるような超リピータの方がいました。前回でも7~8回ぐらいの人がいて、凄いなぁと思っていたのですが、7~8回では普通のレベルだそうで、なんとも凄い話です。それだけ面白いということなんでしょうね。もちろん初めての参加の方々もいて、皆さん満足されているようでした。

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