2013年10月に行ったラパス(メキシコ)でのダイブクルーズ旅行記のPart3です。
ビデオからの切り出しです
海況も安定してきたということで、一本目は再びEl Bajoでした。もちろん狙いはハンマーヘッドシャークです。ゾディアックで少し流れの上流の方に移動して、流しながらハンマーを探します。何度かハンマーを見かけたのですが、1~2匹が時折現れるといった感じで、群れと遭遇することはできませんでした。
二本目もEl Bajoです。エントリーして、しばらく海底を這ってアゲインストの中を進んで、その後ドリフトで流しましたが、ハンマーと会うことは出来ませんでした。カツオの群れもいましたが、遠くにうっすらと見えるぐらいでした。
El Bajoはハンマーが見られるかも?という期待のできるポイントなのですが、外れると何も見れずに終わる可能性もあって、当たった時と外れたときの差が大きいです。特に二本目は最初アゲインストを進んだので、疲れただけになってしまいました。
三本目はLos Islotesです。ガイドにはアシカをリクエストしてあったのですが、最初の30分ぐらいはオス同士のなわばり争いでした。争いといっても、とっくみあいをするわけではなくて、お互いにウォウォ唸っているだけなのですが、体がデカイだけにけっこう迫力があります。争いしているところに近づくとは怖くてできなかったのですが、それ以外のときでもすぐ近くを泳いできたりすると、かなりビビリます。
四本目はEl Bajitoの予定だったのですが、流れが早くてエントリーできそうもないということで、再びLos Islotesとなりました。今度はガイドに子アシカをリクエストしてあったので、アシカと遊べるところに直行して、そのまま1時間ぐらいアシカと遊んでエグジットしました。もはやダイビングという感じではないのですが、やっぱりアシカはかわいいです。ゲストによってはアシカはもういいということで、マクロ探検をしていたみたいでした。
アシカ
かわいいです
この日の夕食はルーフデッキでのBBQディナーでした。
ルーフデッキでのディナーの準備をしています
肉を焼いてくれています
といってもバイキング方式ではなくて、焼いた肉を皿にのせて運んできてくれるようになっていました。
他にスープもありました
スタッフの誕生日だったそうです
水平線からのぼる朝日
いよいよダイビングも今日がラストです。ゲストからのリクエストが多かったということで、一本目はLos Islotesになりました。4日目以降はLos IslotesかEl Bajoばかり潜っているような気がしますが、そのLos Isloatesも今回のツアーではついに最後となります。
朝はまだアシカも起きていなくて、あまり子アシカと遊べないかも?とガイドが言っていたのですが、エントリーしてみると元気いっぱいに泳ぎまわっていました。
水面からこちらを見ています
たくさんきています
じっと見つめるアシカ
たくさんの子アシカが遊びに来てくれました。
フィンが人気のようです
じゃれています
三匹も集まってきました
Los Islotesに潜ったところで、クルーズ船はラパスの港に戻り始めました。途中で二本目としてSuwanee Reefに潜りました。ここのポイントには、スポットテイルグラントが大量にいます。ポイント全体がスポットテイルグラントで覆われているのでは?というぐらいにいます。群れで安心しているのかほとんど逃げません。
砂地に群れが広がっています
スポットテイルグラントだらけでした
他にもメアジやメキシカンゴートフィッシュなどが群れていました。
旅行日程表には三本目のダイビングはジンベイサーチとなる場合があると書かれていたのですが、そのとおりにジンベイシュノーケルとなったため、ダイビングはこれで終了です。クルーズ船に戻ったところで器材を洗います。
昼食後に精算をします。今回のクルーズで、PADIのアシカスペシャリティカードを取得できるということで、申請用の書類に必要事項を記載します。日本に帰国後に顔写真を貼って送ると、カードが送られてきます。
※でもこのカードはライセンスカードではないので、これではダイビングできないのです。何のためのカードなんだろう?という気もしますが...
ラパスの港近くまで戻ってきたところで、スタッフがジンベイを探しに行きます。見つかるまでに片付けを進めておこうと思っていると、割とすぐに見つかったという連絡が入りました。早速、ゾディアックで向かいます。
見つかったジンベイはかなり小さいサイズで、エントリーしてもすぐに逃げてしまい、一瞬見えたぐらいでとても写真などを撮るどころではありませんでした。別の場所で、もっとゆっくり見られるジンベイが見つかったようで、そちらに移動することになりました。
こちらはジンベイが垂直になって捕食中のようです。スタッフによると、この状態のジンベイは長い間一緒に入られるとのことです。早速エントリーします。スタッフからはジンベイの腹側にまわってしまうと逃げてしまうので、なるべく背中側から見るように言われていたのですが、ジンベイ自身がくるくると回るので、いつの間にかジンベイの腹側になってしまいます。そんなこんなで、ジンベイもじきに逃げてしまいました。スタッフから腹側になったときにはジンベイの距離を取るようにアドバイスを受けて、再びエントリーします。こんどは皆も要領を得たようで、長くジンベイを見ることが出来ました。
垂直になっています
なるべく背面から見ます
たくさんの魚がついていました
私自身は垂直状態で捕食しているジンベイを初めてみました。口をパクパクさせると、水面に渦ができます。当然プランクトンがたくさんいるので、透明度は良くないです。
大きく口を開けています
こちらに向かってきます
水面からの水流が凄いです
クルーズ船はすでに港近くで停泊していました。船に戻ったところで、急いで荷物を片付けます。モルジブとかのクルーズの場合、最終日は器材を干しながらのんびりできるのですが、ラパスのクルーズではジンベイシュノーケルから戻ってきて、1時間半後ぐらいには下船の挨拶&記念撮影になってしまいます。というわけで、私自身はもう無理かも?と思うぐらいにギリギリでした。
もっと早くから片付けていれば、こんなに慌ただしくはないのですが、ダイビング器材はできるだけ乾かしておきたいとか、シュノーケルでつかう道具や撮影機材とかもあったりと、なかなか事前に進めておくのも難しいのです...
※他のゲストはそこまで慌ただしそうではなかったですが。
巨大なスーパー
下船後、ホテルにチェックインしたころには日没になっていました。最終日はタコスディナーになっていて、1時間後ぐらいに再び集合となります。タコスディナーの前にスーパーに連れて行ってくれます。以前は近くのC.C.Cというスーパーに行っていたのですが、今はもっと巨大なスーパーができていてそちらに行きます。最初にスタッフがお勧めの品を紹介してくれて、その後に自由時間で買い物になります。
というわけで、タコスディナーのレストランに到着したときには9時を過ぎていました。すっかり腹ペコです。
ビールで乾杯
タコスの具。他にもありました。
トルティーヤ(タコスの皮)には二種類あるそうで原料が違う(とうもろこし or 小麦粉)そうです。Wikipediaではとうもろこしが本来のもののようですが、味は小麦粉の方が美味しかったです。
トルティーヤ
取ったら布を被せないと
美味しくなくなってしまうそうです
あとはもう帰国するだけなのですが、日本到着までに時差の関係もあって3日もかかります。ラパスに来るときには同じ日に到着するのですが...
ホテルでゆっくりと朝食を食べた後、チェックアウトをします。まずは車でサンホセデルカボまで移動します。だいたい3時間ぐらいかかります。途中でトイレ休憩がありました。
天気は快晴で雲ひとつありません。帰る日になって、これまでで一番いい天気になるとは、ちょっと残念な気もしますが、トロピカルストームが来ていながら、ダイビングは毎日できたのですから良かったと思った方がいいかもしれません。
ひたすら走ります
休憩です
サンホセデルカボでは、まず自動チェックイン機で搭乗券を発券してから、カウンタに並びます。ロサンゼルスまでは2時間半ぐらいかかります。ロサンゼルスで一泊します。入国審査を受けて荷物を受け取り、税関を通過したらホテルのシャトルバス乗り場に行きます。クルーズに参加した人たちは皆、ハシエンダホテルの宿泊でした(一泊せずに羽田行きに乗って帰国する人もいました)。
フードコート
しかしながら送迎のシャトルバスが来ません。他のホテルのシャトルバスが3~4回ぐらい来ているのに、ハシエンダホテルは来ません。前回もかなり待った覚えがありますが、今回も相当待ちました。やっと来たと思ったら満員で乗れません。次を待っていると、しばらくしてやっと来ました。
※他のゲストがホテルに電話したようです。またタクシーで行ったゲストもいました。
ホテルに到着した頃には夕食の時間になっていたので、近くのフードコートに食べに行きました。ロサンゼルスの街に食べに行ったゲスト達もいたようです。
翌朝にホテルをチェックアウトして、シャトルバスで空港に向かいます。ロサンゼルスでは、自動チェックイン機で搭乗券を発券したら、その自動チェックイン機があるところに荷物タグを発券しているスタッフがいるので、そのスタッフが自分の名前を読んだら荷物を運んでタグを付けてもらいます。最初、サンホセデルカボのときのように発券してカウンタに行こうとしてハマりました。空港によってチェックインの流れが違うので、とてもわかりにくいです。
昼ごろのフライトに乗って、日本着は翌日の夕方です。
ラパスのクルーズは、モルジブやインドネシア、パラオのクルーズとはまた違った物が見られるので、お勧めできると思います。