サザンクロス(ダイブクルーズ)のダイビング情報です。
※現在は、サザンクロスは別の会社の運営となっているため、このページの内容は現在のものとは異なります。
March 1 ~ 8, 2003
ダイビングは4~6人のグループに分かれて行われます。私たちの時には4グループでした。最初のチェックダイブを元に、レベルなどを考慮して決めているそうです。途中での入れ替えもあるとのことでした。
ブリーフィングの風景 |
朝食前に1本、朝食後に1~2本、昼食後に1本のダイビングになります。一日に4本のダイビングがある場合、最後がオプションのダイビングになります。真ん中を休んで最後のダイビングに参加した場合、キャンセル+オプション追加の扱いになります。ブリーフィングはクルーズ船の食堂で行われます。おそらくは日本人専用(?)のクルーズなので、ブリーフィングも日本人ガイドによる日本語となります。
ダイビング器材は、ボートに置いたままとなります。BCはタンクに付けたままで、ファーストステージの脱着のみ行えば良いのでとても楽です。そのかわりクルーズ中は、BCやレギュレータを真水につけて塩抜きすることはできません。ボートの席はグループごとに区分けされて、常に同じ位置に座ります。ウエットは席にある紐にかけておくことになるので、やはり塩抜きができません。紐にかけておくよりは、ボートの縁にかけておいたほうが良く乾くのですが、移動中に風で飛んでしまうことがあるので、止めておいたほうが良いでしょう。
それにしても、クルーズだとダイビングがとても楽です。クルーズ船でポイントの近くまで行くので、ボートに乗る時間も数分程度です。器材も運ばなくていいし、リゾートのようにダイビングセンタから部屋まで歩いて、また食堂まで歩く必要もありません。
二段ベッド |
私たちの部屋は1Fの船の先頭にある部屋でした。船は先に行くほど細くなっていくので、部屋も壁は斜めになっています。ベットも斜めだったりしますが、広さも十分で問題はありませんでした。ベッドは2段になっていて、下がダブル・上がシングルです。読書灯が付いています。掛け布団が用意されてなくて、上にかけるのはシーツのみですが、南国ですからもちろん問題ありません。日本の冬の時期に行ったので、最初はびっくりしましたが。
化粧台 |
部屋には小さなクローゼットと化粧台があります。女性にはうれしい気配りと言えるでしょう。100Vと220Vのコンセントが用意されているので、海外用のドライヤでなくても使えます。プラグの形状変換アダプタも貸してもらえました。先頭の部屋の場合、化粧台の横にいろいろと物が置けるスペースがあるので便利です。部屋にはエアコンも用意されています。
冷蔵庫は部屋にはなくて、食堂にある共用のものを使います。
シャワー室 |
バストイレは、それぞれの部屋に設置されています。クルーズなのでシャワーのお湯の出については期待していなかったのですが、かなり良かったです。こんなにふんだんにお湯がでるなら、節約しなくても良いのではと思ってしまうぐらいです。ただし皆が一斉にシャワーを浴びるとお湯の温度がかなり下がってしまいます。
洗面台 |
トイレ |
洗面所とトイレは左の写真のとおりです。アメニティは一切用意されていないので、石鹸・シャンプー・リンス・歯ブラシをすべて持参する必要があります。ちなみにトイレの左側にある小さなシャワーは、モルジブ式の洗浄用だそうです。
濡れたものを干す場所は部屋にはないのですが、クルーズ船の最上階に干し紐と洗濯バサミが用意されているので、そこにかけておけばさすがに熱帯だけあって、あっという間に乾きます。
バイキング方式の食事 |
ほとんど日本人専用のクルーズ船ですが、食事はモルジブ風のものです。バイキング方式で、どの食事も美味しかったです。朝食時にはオムレツ等のたまご料理を作ってくれます。これだけはスタッフが注文にやってきます。食事の準備ができると、左写真にある鐘をスタッフが鳴らして知らせてくれます。
食堂は広いです |
食事は2Fにある食堂でとります。ブリーフィングを行う場所と同じです。この部屋はかなり広くて、楽に食事をとることができました。奥には大きなテレビとソファが置いてあります。本もたくさん用意されているので、暇をもてあますことはないでしょう。
紅茶とコーヒーは飲み放題です。インスタントの味噌汁もいくつか用意されていて、日本食が恋しくなるようなことはありませんでした。モンキーバナナも吊るされているので、朝食前のダイビングのときには良く食べていました。
ジャグジーからは見晴らしがいいです。 |
サザンクロス号の3Fの後ろの部分にジャグジーがあります。旅行会社でサザンクロスの情報を聞いたときには、もうジャグジーは使えるようになっているはず...と聞いていたのですが、まだでした。いつもは水が張ってなくて、頼むと入れてくれます。ただし、真水ではなくて海水で、冷たい水のままで、泡も出ない状態で、とてもジャグジとは呼べません。それでも、私達は何回か入りましたが。
入れっぱなしにしておけば、日中の日差しで温まりそうなものなのですが、いろいろと問題があるのでしょうかね。旅行会社でイメージ写真を見たときには、楽しそうにビールを飲みながらジャグジーをしていたので楽しみにしていたのですが、残念でした。
広くて便利なドーニ |
ポイントまではボートで向かいます。いわゆるドーニですが、カメラなどの機材を置く場所があり、しかも広いので便利です。屋根もあるし、ポイントまですぐ着くので暑くて大変ということもありません。
エントリは前方もしくは真ん中からのジャイアントエントリーになります。カメラなどはスタッフが渡してくれます。ほとんどは水面集合となります。エグジットについては、はしご一個なので人が多いと水面で待つことが多いですが、特に気になることもないでしょう。
今回のクルーズで行った主なポイントです。前半は大物系が多く、後半はマクロ中心になりました。私たちにとっては、後半はいまいちな内容でした。まぁ前半が凄かっただけに、よけいにそう感じたような気もします。マクロ派の人達にとっては、後半も充実していたそうですが...
Guraidhu Corner(南マーレ) : 根につかまりながら10枚以上のマダラトビエイの群れを見ることができました。
Losfushi Medhafaru(南マーレ): 巨大なロウニンアジの群れが迫力でした。
Kudarah Thila(アリ) : ヨスジフエダイ・イエローバックフュジュラーの群れ。魚影がとても濃いポイントです。
Maamigili Outside(アリ) : ジンベイザメにダイビングで会うことができました。周辺でスノーケルでも会っています。
Rangali Madivaru(アリ) : マンタのポイントです。
Angaga Thila(アリ) : カスミアジがイエローバックフュージュラを追いかけていました。
Don Kalo Thila(アリ) : マンタポイントです。10枚のマンタが舞っていました。
Fish Head(アリ) : ナポレオンなど
Maaya Thila(アリ) : オグロメジロザメを見ることができるサメポイントです。
Rasdoo Madivaru(ラスドゥ) : ハンマーポイントですが、私たちは遭遇できませんでした。
Sunlight Thila(北マーレ) : マクロポイント。
今回のクルーズでは、ダイビング中に2回、スノーケルで2回ジンベイザメと会うことができました。ダイビングの場合には、リーフ側と沖合い側でチーム分けして平行して流してジンベイを探すというローラ作戦でした。今回はローラ作戦は1回だけ行われました。ジンベイザメに興味がある人にとっては、いつ合図(鈴の音)が聞こえるかでドキドキものなのですが、興味がない人には、全く面白くないダイビングになります。
水面休息の時間帯は、ジンベイの出現するエリアをクルーズ船で往復しながら、スタッフがジンベイを探します。みつかると、”ジンベイだ”という号令がかかります。号令がかかったら、フィン・マスクをつけてクルーズ船の前方に集合します。そして、スタッフの”はい行ってください!”の言葉とともに海に飛び込んでジンベイとともにスノーケルをします。クルーズ船から水面までは、かなり高さがあるので、最初はこんな高さから飛び込めるのかなぁ?と思っていましたが、号令とともにそんなことはすっかり忘れて飛び込んでいました。水中器材はフラッシュなどははずしておいたほうが良いかもしれません。
ちなみに号令がかかっても、かならずしも”はい行ってください!”となるわけではありません。ジンベイとすれ違った場合には、船を反転させて探しなおすので、その間にどこかに行ってしまうことが多いです。この場合には、一旦解散ということになります。私たちのときには、2~3回ぐらいやりなおしたので、本番(?)では皆がすばやく集まるようになりました。長い間ジンベイと泳げるかどうかは、すべてはジンベイの気分次第なので、あせらずにトライすることが重要のようですね。
コロンボ経由で帰る場合、クルーザから直接マーレ国際空港に行くので、マーレ市街で買い物をすることが出来ません。おみやげは買えないのかなと思っていたら、途中でお土産屋のならぶ漁民の島に立ち寄りました。実際に値段を比べたわけではないのでわかりませんが、マーレ市街よりも安いそうです。さらに途中でリゾートにも寄ります。ここでもお土産が買えます。私達はアイスを食べて海辺で泳いで過ごしました。
盛り上がったダンスパーティ |
クルーズ途中のイベントとして無人島でのバーベキュが行われます。どんなバーベキュかは、ここではあえて書かないことにしておきましょう。なかなか感動物でした。ラストナイトではモルジブダンスショーと称してダンスパーティがありました。というわけで、単にダイビングをするだけではなくて、いろいろとイベントが用意されていました。
コロンボ経由で帰る場合には、最終日は船で過ごすことになるのですが、リゾートの許可が取れた場合にはそのリゾートで半日過ごすことが出来ます。私達のときには、パラダイスリゾートでシュノーケルをして楽しみました。直行便で帰る場合、最終日もダイビングができます。その後はリゾート(もしくは空港ホテル?)で一泊するようです。
乾期というだけあって、天候は良好。1~2回だけスコールがあったようですが、晴天に恵まれました。海況も荒れてはいなく、船の揺れはほとんど気になりませんでした。酔い止め薬を安全のために飲んでおいたので、船酔いとは無縁でした。
甲板にはデッキチェアが用意されていますが、日陰になる部分をかなり作ってあるので、あまり日に焼けたくない人にとっては便利です。とにかく広くて便利ですね。
二種類の水中ビデオを販売していて、値段の高い方には自分のツアーのシーンも収録されます。購入することを伝えておくと、なるべく映っているようにしてくれるそうなので、早めに言っておくと良いでしょう。プロモーションを見る限りでは、かなりきれいな映像でした。
ダイビングでは、スタッフも水中撮影をするために被写体にかなり近づくことが多く、このため自分達が撮影した写真などにスタッフが入ってしまうことがあります。人物が写っていない写真をとりたい場合には、少し気になるかもしれません。