ニシキイトヒキベラ
和名
Cirrhilabrus exquisitus Smith, 1957
学名
Exquisite wrasse
英名
スズキ目 - ベラ科 - イトヒキベラ属
分類
インド洋、中・西部太平洋
分布
全長
モルジブではいたるところで見かける普通種です。珊瑚の周りで群れをなして動き回っているところをよく見かけます。上と中央の写真はオスのもので、胸ビレの付け根付近に斜めに二本の線があるのが特徴です。また他のベラと異なりオスになっても尾ビレ付け根の黒い斑点があるのが特徴となっています。ただし中央の写真のようにヒレを広げたときには消失します。
中央の写真のように、ときおりヒレを広げることがあるのですが、とにかく動きが速く、しかも近寄るとヒレを閉じてしまうため、なかなかキレイに撮影できていません。このヒレを開いた状態をフラッシングというそうで、オスがメスにアピールしているとのことなのですが、撮影が難しいだけに多くのダイバーにとってフラッシングの写真を撮ることは一つの目標となっています。
下の写真はメスのもので、尾ビレ付け根の黒い斑点が薄い青色で縁どられているのが特徴です。
ニシキイトヒキベラについてはAUNJ WORKSHOP 日本産 Cirrhilabrus 魚類の幼期で詳しく考察されています。