オヤビッチャ
和名
Abudefduf vaigiensis (Quoy & Gaimard, 1825)
学名
Indo-Pacific sergeant
英名
スズキ目 - スズメダイ科 - オヤビッチャ属
分類
インド洋、紅海、中・西部太平洋
分布
全長
拡大写真
Sony α6000
撮影地:スミラン&スリン(タイ)

拡大写真
Nikon CoolPix 5900
撮影地:座間味島
5本の黒帯と、背中が黄色になっているのが特徴です。各地のダイビングポイントで普通に見られます。ダイビングよりはシュノーケルでよく見かける魚です。餌付けされているところでは、オヤビッチャはたいてい最初に集まってくる魚です。
和名は沖縄地方の「あやびっち」という言葉からきているという説があります。「あやびっち」は織物で綾が走っているという意味とのことですが、オヤビッチャの体表の細かな模様がそのように見えることから来ているようです(白い体色ですが、細かく見ると網目のような模様がうっすらとあります)。その他に東北地方の方言から来ているとする説もあるようです。
よく見かける普通種ですが、繁殖させるのは大変らしく、大阪の水族館(海遊館)で長年の取り組みの結果、やっと成功したというニュースが2020年にでていました。
ロクセンスズメダイテンジクスズメダイによく似ています。見分け方はロクセンスズメダイテンジクスズメダイを参照してください。東太平洋では、よく似たパナミックサージェントメジャーが分布しています。カリブ海で見られるのはサージェントメジャーとなります。