セダカニセメギス
和名
Pseudochromis fuscus Müller & Troschel, 1849
学名
Brown dottyback, Dusky dottyback
英名
スズキ目 - メギス科 - ニセスズメ属
分類
インド洋、中・西部太平洋
分布
全長
拡大写真
Nikon 1 J1
撮影地:ケアンズ(オーストラリア)

拡大写真
Canon PowerShot G10
撮影地:ボホール(フィリピン)

Canon PowerShot G10
撮影地:モアルボアル(フィリピン)
メギス科にしては、普通の魚のような体高なのが特徴です。ぱっと見は普通の魚のようですが、目が円形ではなくて、三角形のようになっているところがメギスの仲間らしいです。
体色はオーストラリアで見た時には上の写真のように淡い黄色のものが多かったです。中央の写真のような全身黄色のものもいれば、下の写真のような体色のものがいたりと、かなりのバリエーションがあるようです。上の写真はケアンズからのダイビングでの撮影で、その他はシュノーケリングでの撮影です。警戒心はなかなか高くて、珊瑚に隠れたり出たりを繰り返して動き回るため、なかなかうまく撮影できませんでした。
オーストラリアではダスキードティーバックと呼ばれていました。
昔はセダカニセスズメという和名でしたが、2013年にセダカニセメギスに訂正されました。しかしながら、ニセスズメというのはメギスなのにスズメダイに似ていたからこそ、ニセがついていたのだから、スズメ→メギスに変更されたならニセが付くのはおかしいのでは?という指摘もあるようです。過去の和名が間違いだったというのも不思議ですが、名前の訂正についてもおかしなところがあるなど、なかなか名前に恵まれない魚です。ちなみに、リュウキュウニセスズメなど他のニセスズメ属の魚たちについては名前は変更されていません。なんで自分だけ~と思っているかもしれませんね。