キハダマグロ | 和名 |
Thunnus albacares (Bonnaterre, 1788) | 学名 |
Yellowfin tuna | 英名 |
スズキ目 - サバ科 - マグロ属 | 分類 |
全海域 | 分布 |
全長 | |
キハダマグロは大衆用のマグロとして刺身や缶詰に利用されています。2006年にWCPFC(中西部太平洋マグロ類委員会)で、総漁獲量を10%削減するように勧告がでました。中西部太平洋におけるキハダマグロの漁獲量は年平均42万トンで、日本は12%の5万トンを漁獲しています。
備考:
WCPFCの正式名称は、「中西部太平洋における高度回遊性魚種の保存管理に関する条約」です。マグロの国際的な資源管理機関には、大西洋の「大西洋マグロ類保存委員会(ICCAT)」、東部太平洋の「全米熱帯マグロ類委員会(IATTC)」、インド洋の「インド洋マグロ類委員会(IOTC)」および海域を特定せずにミナミマグロのみの資源管理をおこなう「ミナミマグロ保存委員会(CCSBT)」などがあります。これらの国際資源管理機関から漁業許可を与えられている漁船からの正規の魚のみ国際取引の対象として認められています。
高度回遊性魚類とは、遊泳能力が高く太平洋や大西洋などの大洋全域を回遊範囲とする魚を意味します。一国で規制しても、全域を回遊している魚の場合には効果がないため、国際機関によって管理されるようになっています。マグロについては、上記5つの委員会により全海域で管理されるようになっています。
参考文献: TRAFFIC EAST ASIA-JAPAN Vol.19 No.1 (2003.10.31)