西沢渓谷の紅葉(日帰り) 2012年11月3日
今年は紅葉の当たり年ということもあって、せっかくの週末にはなるべく山に行っておこうと行き先を検討していました。当初、谷川岳一ノ倉沢が紅葉もキレイでハイキングにも良さそうということで行く予定だったのですが、直前に天気予報が雨に変わったたため、急遽行き先を変更することにしました。やはり紅葉を楽しむには天気は大切です。
天気予報ではなるべく南側の方が天気がよさそうだったので、山梨県の西沢渓谷に行く事にしました。ここは1周4時間のハイキングコースが用意されています。
先週に瑞牆山に行った際には朝7時発で渋滞に巻き込まれてしまったため、1時間早めて6時に出発したのですが、文化の日ということもあってなのか、はたまた天気予報が良かったからなのか、中央道はあいかわらずの渋滞で、西沢渓谷の駐車場に到着したのは10時頃になってしまいました(予定では9時前には着くはずだったのですが)。
西沢渓谷の駐車場は普段は無料のようですが、紅葉などの混雑時期には1日500円の有料となります。そのかわり道の駅のところに広大な臨時駐車場が用意されるので、10時到着でもまだ余裕がありました。
ハイキングコースは最初は一般車両進入禁止の舗装路で、途中から未舗装の道になりますが、しばらくは広くて歩きやすいです。
ときおり真っ赤に染まった紅葉が見られました。
二俣吊り橋からは山と紅葉が見渡せます。
橋を渡ったところから、登山道側に少し進むと河原に降りることができます。ここからの景色がとても見晴らしが良くて素晴らしいです。
ここで一日のんびりしてもいいかも?とも思いましたが、まだハイキングコースとしては1時間も歩いていません。あまりのんびりしすぎると遅くなってしまうので再び出発することにしました。
吊り橋を渡ってしばらく歩いた辺りから滝がいくつも現れてきます。最初に現れるのが大久保の滝になります。
このあたりになると、道もすっかり登山道になって狭くなり、紅葉の季節ということもあってか道がすごく混雑するようになります。特に三重の滝は、滝が見える観瀑台が用意されているのはいいのですが、そこまでの道がすれ違えないぐらいに狭く、交互に行き来することからちょっとした列になっていました。
ハイキングコースは渓谷沿いを進んでいきますが、ところどころに美しい風景があって、そのたびに河原に降りて写真を撮りたくなってしまいます。
道も混んでいるし、降りられそうな河原を見つけるたびに、降りて撮影したりしたこともあって、予定よりかなり遅れました。
ハイキングコースはとても良く整備されていますが、それでも渓谷沿いの道ということもあって、濡れている岩場を歩く場所もあったりするので、やはり登山靴は必要だと思いました。河原の岩場で滑って、あわや川に落ちそうになっていた人もいましたので。
方杖橋を渡ると、旧森林軌道までの登りになります。途中に七ツ釜五段の滝が見えます。滝を見ながら昼ごはんを食べようと考えていたのですが、滝周辺は道が狭くてとても休めるところがなく、少し先に行ったところに河原に降りられる場所があったので、そこで食べることにしました。
旧森林軌道までのラストは長い階段が続きます。
旧森林軌道まで来ると視界が開けて山などが見られます。トイレもあるので助かりますね。さすがに紅葉の季節ということもあってか、長い列になっていましたが。
ここからはトロッコ(旧森林軌道)で使用された道を下って戻ります。トロッコで使われていただけあって、道幅はそこそこ広くて階段もなく、きれいに整備されているのでとても歩きやすいです。
歩きやすい道なので、紅葉を楽しみながら歩けます。
ハイキングガイドマップによると大展望台があることになっていたのですが、特に展望台が作られているわけではなく、見晴らしの良い場所が大展望台になっていました。
トロッコの道は午後になると日陰になる場所が多くて、歩いていてもかなり冷えました。逆順で歩くという手もありますが、渓谷の部分の道が狭くてすれ違うのが大変なので、やはりガイドマップに書かれているのと同じ順序で歩くのがよさそうです(ほとんどの人は同じ順序で歩いていました)。
駐車場に戻ったあと、かけ流し温泉で知られているはやぶさ温泉に寄ってほうとうを食べて帰りました。天気が良かったこともあって、帰り道では富士山がきれいに見えました。