畳平の高山植物と乗鞍岳ハイキング(日帰り) 2013年8月3日
バスで行ける最も標高の高いところ(標高2,702m)にある畳平(乗鞍岳)にお花畑があって、高山植物がきれいに咲いているということで、行って見ることにしました。
乗鞍岳 畳平ブログによると、今年の畳平の夏山の天候はあまり良くない情報が週の初め(7月29日)にあって、さらに二日前の8月1日には、降雨のために道路が通行止めになるといった情報もあり、これは今年は見送ったほうがいいのではないか?とも思ったのですが、前日の2日には天候が回復したということだったので、思い直して行くことにしました。
マイカー規制が実施されているため、車は乗鞍観光センター付近の駐車場に停めて、シャトルバスで乗鞍岳に向かいます。駐車場は無料ですが、バス代は有料です(往復2,400円)。バスはだいたい1時間に1本(ただし複数台)なので、時間調整にはかなり気を使います。
松本ICを降りた頃は、乗鞍方面の山々には厚い雲がかかっていて、これはダメかも?と思っていたのですが、乗鞍岳は快晴でした。
畳平のお花畑は、バス駐車場のすぐ横にあって、一周30分ほどでまわれます。
お花畑の入り口付近にたくさん高山植物が咲いていましたが、奥のほうはもう終わってしまったのか、ほとんど咲いていませんでした。
コバイケイソウは数年に一度、花がたくさんつくそうなのですが、2013年は各地で当たり年だったようです。7月に行った雄国沼では、すでにピークを過ぎてしまっていたのですが、ここ畳平ではちょうど満開ぐらいのタイミングでした。
お花畑の後は、富士見岳(2,818m)にまずは登って見ることにしました。畳平のバス駐車場から40分ぐらいです。途中の鶴ヶ池近くの道にも、たくさんの高山植物が咲いていました。
バスで畳平に向かう際に終点近くの車窓から、一面に広がる雲海が見えていて、富士見岳に登ったらその絶景を撮影しようと思っていたのですが、残念ながらその方向からは雲があがってきていて見ることができませんでした。山の天気の変化の速さを感じます。
当初は剣ヶ峰までは登らずに、肩の小屋までで引き返す予定だったのですが、時間に余裕があったので、せっかくなので登って見ることにしました。登山道の周りには、いろいろな高山植物が咲いていました。
アクセスが容易なだけに、訪れるゲストも多く、肩の小屋からは登山道がかなり混んでいました。肩の小屋までは簡単に行けますが、肩の小屋からは、本格的な登りになります。
標高3,026mの剣ヶ峰からの眺望はすばらしいです。権現池方向には一面の雲海が広がっていました。
しばらくのんびりしたところで戻ることにしました。剣が峰近くの登山道は混雑防止のために一方通行になっていました。登山道は一部を除いて広くて歩きやすいのですが、場所によっては細かな石があって滑りやすくなっているので注意が必要です。下りでは何度か滑って転んでいる人を見かけました。かくいう私も転びました(笑)。
戻りは富士見岳には登らずに鶴ヶ池の近くの道を歩きます。
帰りのバスまでは、少し時間に余裕があったので、大黒岳(2,772m)にも登ってみました。10分程度で登れます。ほとんどの人は剣ヶ峰がメインのようで、大黒岳にはほとんどゲストがいませんでした。ひっそりとしています。
天気と高山植物に恵まれた日でした。