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2004年のGWに行ったシパタンの旅行記です。このときはまだシパタン島に滞在ができるときでした。その後、2005年からはシパタン島での滞在はできなくなりました。

旅行前

2000年のシパタンの旅行では、バラクーダとギンガメアジのトルネードを何度も見ることができ、最高のダイビングだったのですが、ここしばらくシパタンに行っていなかったので、再びシパタンに行くことにしました。というのも数年後にはシパタンには滞在できなくなるという話を聞いていたからです。ダイビングサービスは、前回同様のボルネオダイバーズにしました。旅行会社はユー・ツアー・サービスを利用しました。

1~2日目

マレーシア航空MH089便で成田(10:30)からクアラルンプール経由でコタキナバル(22:20)へ。一日目はコタキナバルに宿泊して、翌日にタワウまで飛行機で移動した後に、センポールナまで車で移動し、そこからスピードボートでシパタンに移動します。シパタンに到着したのは昼頃になっていました。飛行機を3本乗り継いで、車での移動にボートでの移動と、シパタンに来るのにもなかなか大変です。

この日はボートダイビングはできず、ハウスリーフで二本潜りました。夕方のダイビングではカンムリブダイの帰宅シーンを少しだけ見れました。

3~6日目

早朝にカンムリブダイの出勤シーン狙いでハウスリーフに潜り、その後ボートダイビングを三本。夕方にまたもやカンムリブダイの帰宅シーン狙いで潜るパターンで毎日5本づつ潜りました。

早朝のカンムリブダイの出勤シーンは、他にもダイバーが沢山きていてかなりばらけてしまって2000年に見たような完璧なシーンは見られませんでした。ボートダイビングでもダイバーの数は2000年のときよりもずっと多くなっていて、透明度も悪く、かなり状況が悪化している感じでした。それでもギンガメアジの大群は健在で、巨大なトルネードを何度か見ることが出来ました。ここまでのギンガメアジの群れは他では見られませんね。バラクーダはほとんどいなくなっていました。

夕方のカンムリブダイの帰宅シーンは、少しだけしか見られませんでした。これだけダイバーがいると、カンムリブダイもちょっと大変かも?お昼ぐらいには、ドロップオフカフェには数十隻のダイビングボートが停泊していました。いつのまにか、こんなに集まるようになってしまったんですね。

私達はGW期間の始まる少し前にシパタンに入ったため、ほとんど日本人がいなく、ゲストはフィリピンやスイス、フランスなど各国から集まっていたのですが、GW期間に本格的に入ると、ゲストはほとんど日本人に入れ替わりました。GW期間になると、ゲストがほんとうに入れ替わってしまうんですね~。前後で雰囲気もかなり変わりました。各国からゲストが集まっていたときには、皆それぞれが思いのままにダイビングしていました。フィリピンからきたカップルなどは、エントリ直後に深く潜行していってしまうので、すぐに姿が見えなくなっていました。彼らは水深40~50mぐらいまで行ってハンマーを見たと言っていましたが、毎回そんなダイビングをしていて減圧は大丈夫だったのでしょうか?

7日目(最終日)

午後にスピードボートでシパタンを離れ、タワウまで車で移動して、コタキナバル・クアラルンプールを経由して帰国しました。

2000年のすばらしいダイビングから比べると、ダイバーの数が格段に増え、海の状況はかなり悪化している感じを受けました。ウミガメがかなり減っていて、透明度も悪くなっていました。それでも、ツバメウオの群れやギンガメアジの巨大な群れは健在でした。さすがはシパタンです。シパタンに滞在できなくなるのは残念ですが、それによって海の状況が復活してくれれば良いのではないかと思います。

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