カンムリブダイの群れといえばシパタンが有名ですが、2000年のシパタン旅行では群れを見れたものも、その後の2004年の旅行では大きな群れは見られず、もうあのような群れは見られないのかもしれないと思っていたところ、パラオでも100匹を越える群れが見られるという話を聞きました。しかもイレズミフエダイのような産卵シーンも見られるようです。そのポイントを見つけたのはブルーマーリンというダイビングサービスとのことで、見られる時期を聞いたうえでパラオに行くことにしました。
パラオといえば、JALチャーター直行便、グアム経由のコンチネンタル航空と最近就航したデルタ航空の直行便がありますが、ちょうどユナイテッド航空のマイルが30,000マイルほどあったので、コンチネンタル航空の特典旅行で行くことにしました。かなり前にコンチネンタル航空がスカイチームから、ユナイテッド航空と同じスターアライアンスに移動してから、ユナイテッド航空でコンチネンタル航空の特典旅行も取れたのですが、この場合には必要なマイル数が40,000マイルで手持ちのマイルでは足りていませんでした。その後、コンチネンタル航空とユナイテッド航空の統合が決まり、統合の一環としてあるときから自由にユナイテッド航空のマイルをコンチネンタル航空のマイルに変換できるようになったため、手持ちのマイルで特典旅行が取れるようになったのでした。
※2012年からは完全にユナイテッド航空のマイレージプラスに統合されるようです。
ここのところはパラオではダイビングサービスはデイドリームを利用することが多かったのですが、ブルーマーリンのオリジナルポイントということで、今回はブルーマーリンのダイビングサービスを利用することにしました。
宿泊先については、パラオ・パシフィック・リゾートとパラオ・ロイヤル・リゾートで迷ったのですが、パラオ・パシフィック・リゾートは前回宿泊したので、せっかくなので違うリゾートということで、値段も安いパラオ・ロイヤル・リゾートにすることにしました。後から気づいたのですが、利用したブルーマーリンはパラオ・ロイヤル・リゾート内にあるダイビングセンターだったため、とても便利でした。予約してからしばらく経ったところで、デルタ航空が秋の時期のパラオ直行便をキャンセルしてしまいました。コンチネンタル航空にしておいてよかったです。
何度かつかっているコンチネンタル航空ですが、これまではグアムで数時間の待ち時間があったのですが、今回は35分しかなかったため、成田を少し早めに出てくれたらいいなと思っていました。しかしながらそんな願いもむなしく、ゲートを離れたときにはすでに30分ぐらいは遅れていました。さらに滑走路も混んでいるようでなかなか離陸できません。飛び立った頃には50分ぐらいは遅れていました。
成田 - グアム間の食事。なかなかおいしい
グアムに到着したときには、すでのパラオ行きの出発時間でした。待っているはずとは思いつつも、イミグレーションまで走りました。ちなみにグアム経由でパラオにいく場合、グアムでアメリカへの入国審査を受けますが、この場合ESTA(電子渡航認証システム)は不要です。ただESTAが申請済みであれば、入国用の書類を書かなくていいという利点があります。
イミグレーションを済ませて保安検査に向かいます。どうやら6名ほどがトランジットのようでいずれも同じフライトのようです。他の人達は大丈夫といっていましたが、それでも保安検査を済ませた後は急いでゲートに向かいました。空港内の店もほとんどが閉まっています。もう誰もいないかなと思いつつゲートに到着すると、なんと全員がまだ搭乗せずに待っていました。どうやらこちらのフライトも遅れているようです。急ぐ必要はなかったようですね。
1時間ぐらい遅れてグアムを出発し、ヤップを経由してパラオに到着です。以前はこの間にサンドイッチのような軽食が出たと思うのですが、今回はジュースのみでした。コスト削減なのでしょうか?
おにぎりは助かります
パラオ到着後、送迎車でホテルに向かいます。今回の宿泊先はパラオ・ロイヤル・リゾートです。到着時に紙袋を渡されました。なんだろうと取り出してみると、ペットボトルの水とおにぎりが入っていました。食事は成田-グアム間の機内食しか食べていなかったので、おにぎりはとても助かりました。
ダイビングショップには8:30集合でした。利用するダイビングショップはブルーマーリンで宿泊しているパラオ・ロイヤル・リゾート内にあります。エレベータを降りてすぐぐらいのところにダイビングショップがあるので便利ですね。
目的のカンムリブダイの群れは早朝ダイビングでしか狙えないのですが、ダイビング初日は参加できないことになっているので、この日は通常のダイビングです。2本のダイビングが基本で、オプションとしてもう一本潜れることになっています。パラオでダイビングするにはパーミット(許可証)を購入する必要があるため、ダイビングショップで発行してもらいます。私たちはジェリーフィッシュに行く予定がなかったので$25でした。ダイビング費はカードで払えますが、パーミットは現金のみなので注意が必要です。
パラオではボートがすごいスピードを出すうえに、ポイントまでの往復の間に雨が降ることが多いのでカッパが必須なのですが、ブルーマーリンでは無料でボートコートを貸し出していました。厚手のウエット生地のものでとても暖かくて良かったです。
ホテル内にあるので便利です
ボートコートが借りられます
この日、私たちが乗ったボートには狭いながらもトイレがついていました。パラオではトイレなしのボートが多いのですが、やはりあると助かります。ボートの屋根裏には手荷物を置けるようになっていて、濡れないような構造になっています。水もペットボトルでくれました。いろいろと便利です。
一本目はブルーコーナーでした。祝日がらみでJALチャーター便がでていたこともあり、ダイビングショップはかなり混んでいるようでしたが、パラオそのものはメインシーズンというわけではないようで、ブルーコーナーもさほど船は入っていませんでした。
ギンガメアジの群れを見ながらリーフの沖側を移動します。途中からリーフの中に入って行くと、ナポレオンが寄ってきました。パラオのナポレオンはダイバーに相当に慣れていますね。ブラックフィンバラクーダについては寂しいぐらいの数しかいませんでした。
NEX-5 16mm
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ダイビング後、少し休んだところでジャーマンチャンネルに移動して二本目です。他のボートは一本目で潜って、たくさんのマンタを見れたようでした。エントリーしてしばらくしてマンタが通過していきました。その後も何度かマンタは見かけましたが、クリーニングステーションではなかったようで、いずれもすぐにいなくなってしまいました。その後は、チャネル内にドリフトして終了となりました。
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ブルーコーナー+ジャーマンチャンネルというパラオでもっともメジャーなポイントでのダイビングでしたが、群れも少なくいまいちな内容でした。なんとなくコース取りが悪かったような気がしますね。他のチームはマンタの捕食シーンが見られたと言っていましたし。
ダイビング後はBablomekang島に上陸してランチです。休憩するところがあってテーブルに座って食事が食べられるようになっています。きれいではありませんがトイレもあります。トイレには紙も用意されていました。
他のダイビングセンターもここを利用しているのですが、デイドリームのスタッフの中にお世話になったことのある遠藤ガイドと加藤ガイドがいました。あれ?確か加藤ガイドは今年からペリリューで独立(OMZ DIVE SHOP)したはずでは?と思い聞いてみると、デイドリームを利用するゲストが多かったため、ここ数日はヘルプとしてガイドをしているとのことでした。
休憩するところがあります
ランチのお弁当
ダイビングは2本が基本で、もう1本をオプションで潜れるようになっています。私たちはオプションのダイビングはやらずに、休憩後にコロールに戻りました。
ダイビングセンターによって明日のランチのリクエストを入れておくことにしました。アイランド焼肉もしくはドラゴン亭の弁当のなかから選ぶことができます。明日は朝の5:15に集合とのことでした。
ホテルに戻って、そのままビーチでのんびりすることにしました。パラオ・ロイヤル・リゾートのビーチは、パラオ・パシフィック・リゾートのような自然のビーチではなくて、人工的に作ったものです。堤防で区切ったようになっていてビーチそのものもあまり大きくはありません。そのかわり人工的に作ったものがゆえに岩とかはなく、裸足でビーチを歩いても痛くないのはうれしいところですね。
試しにシュノーケリングをしてみることにしました。なんと浅瀬にメアジの群れがいて、ときおりカスミアジがアタックしています。こんなところでも、メアジは襲われてしまうんですね~。堤防の切れ目のところには網が張ってあるのですが、上の方だけで下側からは魚は自由に行き来できるようになっています。この切れ目のあたりには、少し魚がいました。堤防の岩の隙間にもいくらかの魚がいます。とりあえずシュノーケリングも可能のようですね。
このビーチは夕日とは反対方向にあるようで、夕方には太陽がホテルの影に隠れて薄暗くなってしまいます。
メアジの群れ
夕方4時過ぎには薄暗くなってしまいます
夕方までのんびりしたところで、部屋に戻ることにしました。部屋はデラックスルームだったのですが、ホテル棟の5階以上がデラックスということになっているだけで、部屋そのものはスタンダードと変わらないようです。私たちの部屋はビーチ側ではなかったので、5階といっても別に見晴らしは良くありませんでした。部屋は広くて清潔感もあって快適でしたが、防音についてはダメで上の階の音がかなり響きます。
部屋はきれいでした
洗面所
コロール中心街の飲食店で、無料送迎をやっているところがいくつかあるので、この日の夕食はそのひとつの夢にいくことにしました。値段が安いのに、けっこうおいしいのでお気に入りの店のひとつです。ここではダイビングサービスの人たちもよく見かけます。
パパイヤサラダがお気に入りです
シャコガイのカルパッチョ
明日の朝は、いよいよカンムリブダイのダイビングです。
朝5:15にダイビングショップに集合して出発です。カンムリブダイの群れが見られるポイントはGrass Landというところで、Ulong Channelの方面にあります。ポイントまでは30分ほどで到着します。
ボートをブイに係留してエントリーします。流れがあるので海底での集合でした。ポイントはリーフから砂地になって、そのまま深くなっていくようになっています。リーフ沿いにカンムリブダイの群れが見えます。100匹ぐらいはいるのではないでしょうか?ここまでの群れは2000年のシパタン以来です。
カンムリブダイはリーフ沿いから少し深い側に移ったところで産卵をします。メスとオスが急上昇して産卵・放精をするのですが、一斉にオスが集まってくるので迫力があります。急上昇して産卵というのは、イレズミフエダイやベラもそうですし、ニシキテグリも同じような産卵(オスは集まってきませんが)ですから、科が違っても魚の産卵は似たものなのかもしれません。
NEX-5 16mm
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このシーンを見るためにきたわけですが、そのかいがあったすばらしいダイビングでした。
ここでは着底せずに流れの中を中層でずっと泳ぎ続けるダイビングとなるので、結構疲れます。ダイバーがあつまるとカンムリブダイも警戒して産卵をしなくなりますし、群れの中で産卵が行われる場所もコロコロと変わるので、そのたびに移動する必要があるためです。透明度もあまり良くないなかで、はぐれないようにしなければならないなど、それなりのスキルが必要だと感じました。ダイビングセンターが最初の一本目にこのポイントには潜れなくしているのも理解できます。
食パンはコンロで焼いてくれます
早朝ダイビングが終了したところで近くの島に移動して休憩です。朝食代わりのパンと飲み物が用意されていました。
しばらく休憩して2本目のダイビングに向かいます。以前は早朝ダイビングの後にショップに戻ることも可能だったようなのですが、現在はそれ以降の2本のダイビングと必ずセットになっているとのことでした。
2本目はシャークシティでした。これまでに何度かリクエストしながらも潜れなかったポイントです。シャークシティといってもサメはさほど見られないようです。エントリーしてリーフ沿いを流します。ブルーコーナーよりもずっと広いダイビングポイントのためにブルーコーナーのように魚群が固まらないこともあって、移動しながら魚を探すスタイルになるようです。途中からリーフからドロップオフ側への流れがでてきたため、アゲインストを泳ぐような形になって大変でした。最後の方でブラックフィンバラクーダのとても大きな群れを見ることができました。
NEX-5 16mm
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少し休んだところで3本目はUlong Cliffでした。2010年の1月に行ったときにはメアジが大量に群れていたのですが、最近はすっかり群れも小さくなってしまったようです。それでもグレーリーフシャークなどいろいろな魚が捕食するために集まってきていました。メアジって魚にも人気なんですね。
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ダイビング後は、ショップに戻ってランチ(お弁当)でした。パラオへ潜りにくるダイバーは初心者から超ベテランまでピンキリなのですが、今回一緒に潜ったゲストの皆さんは、これまた相当に潜っている方ばかりで、すでに経験本数が2000本を超えていたり、先月からパラオに滞在して潜っているなど、凄すぎです。
今回の旅行は明日の深夜便で帰ることもあってダイビングは今日限りの予定だったのですが、早朝ダイビングだけであればダイビング後に20時間ぐらいは空くので潜れないこともなさそうです。ただし早朝のみで戻ることができないため、その後の2本のダイビングが終わるのを待つ必要があります。相談してみたところ、休憩で立ち寄る島で待つことも可能ということで、明日の早朝ダイビングも急遽参加することにしました。
午後はホテルのビーチでのんびり過ごしました。昼は出かけているゲストが多いのか、けっこう空いています。ビーチのメアジの群れは相変わらずカスミアジとの攻防を繰り広げていました。
昨日に続いて今日も晴れでした。一応ホテルには天気予報なるものも張り出されているのですが、それによると今日は雨だったのですが、どうやら外れてくれたようです。これまでパラオに来たときには天気がいいことは少なかったのですが、今回はいい日が続いています。
今日も天気は良かったです。ビーチもおだやかです
プールも空いています
この日の夕食は美登寿司に行くことにしました。美登寿司は送迎をやっていないので、パラオ・ロイヤル・リゾートからだとタクシーを使う必要があります(片道$6)。フロントに店の予約とタクシーの手配をお願いしておきました。
今回、私たちが行ったときにはパラオは計画停電をしていました。聞いた話によると発電機のエンジンのメンテナンスをしていなかったために壊れてしまったのだとか。ダイビングのゲストによれば夜の8時ぐらいにレストランで食事中に突然電気が切れてその後はランタンで照らしながら食べたそうで、まさかパラオにきて計画停電を体験するとは思わなかったと言っていました。ちなみにパラオ・ロイヤル・リゾートは自家発電があるということで停電はしていませんでした。
まだ暗いうちの5:15に集合です。ポイントに到着してブイに船を係留しようとしたところ、ブイが外れてしまったらしく、少し離れたところからのエントリーになりました。しばらく泳いでもカンムリブダイが見えず、今日は見れないのかな?と思った頃に群れが見えてきました。今日もたくさんのカンムリブダイが集まってきています。しばらくして産卵が始まりました。昨日よりはちょっと透明度が悪くなっているようでしたが、それでも10回ぐらいは産卵のシーンを見ることができました。産卵といってもずっと続くわけではなくて、時間が経つと群れもばらけて産卵シーンも見られなくなってしまいます。なかなかタイミングも重要なようです。
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ダイビング後は近くの島で朝食(パン)を食べます。今日はウーロンチャンネル方面は海況があまり良くないという事で、朝食後はブルーコーナー方面に移動することになりました。私たちは1日目のダイビングで立ち寄ったBablomekang島で下ろしてもらってダイビングが終わるのを待ちました。
Bablomekang島はシュノーケリングポイントでも何でもないので、あまり魚はいないかもしれませんがとりあえずビーチの左側を崖沿いに泳いで見ることにしました。最初はとても透明度が悪く魚もほとんどいませんでしたが、途中から透明度もいく分あがって魚も見られるようになりました。ここはとにかく幼魚が多くて、例えばチョウチョウウオは4~5種類ぐらいいたのですが、すべてといっていいぐらいに幼魚ばかりでした。幼魚を撮るチャンス!と思ったのですが、とにかく警戒心が強くてうまくいきませんでした。クロオビアトヒキテンジクダイが群れている枝珊瑚がいくつかありました。
今日もいい天気です
しばらく泳いだところで休憩所で休むことにしました。今日もいい天気です。Bablomekang島から見るパラオの風景もなかなかキレイです。休憩で利用するだけでしたが、なかなかいいところなんだなぁと思っていると、突然後ろの方でドカン!とものすごい音がしました。
なんだ?と思って振り返るとやしの実が転がっています。ここの休憩所はリゾートと違ってやしの実はそのままに木の上になっているので、落ちてくることもあるんですね。こんな大きなものが、あんな高さから落ちてきて頭にあたったら、助からないと思ってしまいました。当たって亡くなった(もしくは大怪我した)という話はまだ聞いたことがありませんが、用心するにこしたことはないかもしれません。
休憩後はすぐ向かいにある島の周りを泳いで見ることにしました。島との間にはロープとブイが張ってあって、どうやらボートが通過できないようになっているようです。先ほどの幼魚だらけのシュノーケリングとは違って、こちらは枝珊瑚だらけでハナナガスズメダイが縄張りを作っていました。モンツキアカヒメジもよく見かけました。先の崖沿いのシュノーケリングと見られる魚がかなり違います。シュノーケリングを終了してしばらくしたところで、船が戻ってきました。
コロールに戻って、急いでダイビング器材を洗って干します。これまで天気がいい日が続いていたのですが、ここにきて曇りがちの天気になっていまいました。晴れていればあっという間に乾くのですが...
今日もカスミアジはメアジを狙っていました。メアジはカスミアジから隠れたいのか、シュノーケラーへの警戒心は低くて目の前を泳いでいます。カスミアジはゆっくりと群れに向かっては去っていくことを何度も繰り返していました。しばらく観察していたところで、急にカスミアジが目にも止まらないスピードで群れに突っ込みました。ちょうど群れの中で見ていたので、目の前にカスミアジが突っ込んできて、ぶつかる!?と一瞬思ってしまいました。実際にはカスミアジはちゃんと避けて泳いでいましたが。
最後ぐらいは夕食はホテルで食べようとも思ったのですが、どうやら今日もバイキングになっているようで、そんなには食べられないと思い、よく利用しているエリライに行くことにしました。雰囲気のいいレストランで、無料送迎をしています。パラオ・ロイヤル・リゾートから利用するゲストも多いようで、往復ともに他にも送迎を利用している人たちがいました。
カルパッチョだったような?
ピザもおいしかったです
フライトはam2:50で、ホテルのチェックアウト時間は真夜中の0時ということになっていました。荷物を片付けて、出発前に少しでも寝ておくことにしました。といっても3時間ぐらいしか寝れませんでしたが。
それにしても到着と出発がいずれも真夜中で、両方ともに一泊分の宿泊代がかかるのが難点ですね。
ホテルをチェックアウトして、空港に向かいました。パラオでは出国時に出国税$20とグリーン税$15の合計$35を現金で支払う必要があります。この出国税は3歳未満は無料なのですが、グリーン税は3歳未満でもかかるので注意が必要です。私の前に並んでいた親子が子供の分のグリーン税分の現金を用意していなかったようで現地スタッフに相談していました(この時間では両替もしていません)。
CO192でグアムに向かい(今回はヤップ経由ではなかったので少し楽でした)、グアムでUA826に乗り換えて帰国しました。グアム-成田間は元々はコンチネンタルで予約してあったのですが、ユナイテッドとコンチネンタルが合併したのに伴い、重複路線の整理が行われてグアム-成田間はユナイテッド航空の便に置き換わっていました。
今回の旅行では早朝ダイビング2回の限られたチャンスの中でカンムリブダイの群れと産卵を狙ったわけですが、幸運にもそのシーンが見られてとても良かったです。この素晴らしいポイントを開発してくれたブルーマーリンのスタッフに感謝です。最初は最近良く使っているデイドリームで行けないかなと思って問い合わせしたのですが、そのときにはブルーマーリンのオリジナルポイントなので、デイドリームでは潜っていないということでした(最近では潜っているようです)。結果的にポイントを開発したブルーマーリンを利用したわけですが、考えてみるとせっかくポイントを開発しても、すぐに他のサービスが潜るようになってしまっては、ポイントの開発をする意味が薄れてしまいます。私たちとしては、ポイントの開発が盛んになってくれたほうがうれしいわけですから、ポイントを開発したダイビングサービスをなるべく使うというのも、考え方としてはありなのかなと思いました。実際のところポイントの特性も良く知っているわけですしね。
ちなみにカンムリブダイの産卵はいつでも見られるというわけではないので、時期などについてはブルーマーリンに問い合わせてみてください。