mikomoto

2013年8月にハンマー祭りの神子元(伊豆)に行ってきました。

日帰り

南伊豆にある神子元島では、夏にハンマーヘッドシャークが見られることで有名です。特にハンマーの数十匹の群れが何度も見られるようになると、その光景を見ようとダイバーもたくさん神子元に訪れるようになり、ダイビングショップがとても賑わいます。この状態をショップでは、ハンマー祭りと呼んでいます(特になんらかの催しものなどがあるわけではありません)。

ダイビングショップのブログによると、8月に入ってハンマー祭り状態に入ったらしかったので、行ってみることにしました。利用したのは神子元ダイビングサービスです。

Shop
神子元ダイビングサービス
Boart
ダイビングに使用する船(辰丸)

神子元のダイビングは、一日4回船が出ますが、基本は1本目と3本目を潜るか、2本目と4本目を潜るかのどちらかになります。私達は日帰りで、1本目の出港時間に間に合わせるのは無理だったので、2本目と4本目のコースにしました(実際には1本目、3本目のコースは満員だったようです)。ゲストによっては、4本全部潜る強者もいるようです。

ショップに到着後、書類に記入してダイビングの準備を行います。タンクはスチールなので、ウエイトは少なめで大丈夫です。この日は連日の猛暑日の真っ最中で、器材のセッティングをしているだけで汗だくになりました。ウエットを着て船の到着を待っているのも、暑くて大変です。

一本目ダイビングからボートが戻ってきて、全員が降りたら器材等を船に積み込みます。船にはドライエリアがあるので、手荷物などは船内に置くことができます。飲み物も用意されているので持参しなくても大丈夫です。

港から神子元のポイントまでは15分ぐらいです。天気予報では波の高さは1mぐらいと低めの予報だったのですが、それでもやはり揺れます。

ポイントに到着すると準備をして後ろのゲートに並びます。船長さんの合図で、次々とジャイアントエントリーで海に飛び込みます。ここではカメラは自分でもってエントリーするのが必須で、他のポイントのようにエントリーしたあとにカメラを受渡してもらうということはありえないようです。

神子元のカメ根にあるAポイントと呼ばれる場所にハンマーがでているということで、そこに向かいます。エントリー直後にハンマー数匹が現れ、姿を追っているうちに流されれていることに気づきました。慌てて、ガイドのいる方に戻ります。神子元は流れが複雑なので、油断禁物です。

Aポイントはさすがにハンマー祭り中だけに、たくさんのダイバーが詰めかけていました。かなりの流れがあったため、体を固定するのが大変です。たくさんのダイバーが並んでいるので、ちょっと流されると隣のダイバーにぶつかってしまいます。

NEX-5 18-55mm
アップで撮影

肝心のハンマーですが、次から次へと群れが目の前を通過していきました。これだけのハンマーが見られるとすれば、祭りというのも納得です。ただ写真については、流れの上流のダイバーの泡で、うまく撮影することができませんでした。

後半にAポイントから離れて流したときにもハンマーの群れをみることができました。

1本目が終了したところで、港に戻って休憩です。朝にショップで受付する際に、昼のお弁当(500円)を申し込んでおくことができます。船から降りた頃には、ちょうど12時ぐらいだったので、申しこんであったお弁当を食べることにしました。

食後はのんびりと休憩です。船が神子元島を出発すると、ショップに連絡が入るので、それからウェットを再び着たりと準備を開始します。

4本目も2本目と同じAポイントでした。2本目と違って流れがほとんど入っていなく、他のダイバーの泡が流れてこないために、群れがよく見られます。ただ群れがやってくる回数は2本目よりも少し少なくなっていました。

NEX-5 18-55mm
すごい数の群れです
NEX-5 18-55mm
まさにハンマーリバー
NEX-5 18-55mm
ガラパゴスに行く必要ないかも?

水が冷たい場所と暖かい場所が混在していて、ハンマー待ちをしていると冷たくなったり、暖かくなったりします。サーモクラインも盛大に発生していて、ときおりハンマーがギザギザに見えたりします。

NEX-5 18-55mm
群れ群れ
NEX-5 18-55mm
なんとこちらに向かってきます
NEX-5 18-55mm
頭上を通過していきました。

最後のタイミングで、群れが頭上を通過していきました。大興奮です。その後にAポイントを離れて流しましたが、そこではハンマーは見られませんでした。

Ice
船長が作ってくれたかき氷

ダイビング終了後は、ショップで器材を洗って、風呂場で風呂を浴びて、ショップで精算です。船長の作ってくれたかき氷を食べてのんびり休んでから、荷物をまとめて帰宅しました。

神子元のハンマー祭りは、確かに祭りというだけのことはありました。リピートしているゲストが多いのもうなずけます。

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