パラオには2011年にカンムリブダイの産卵を見に行ってから、しばらく遠ざかっていたのですが、飛び石連休絡みの日程で龍馬のツアーがあったので参加することにしました。

なんと天気予報では、出発の日は全国で記録的な雪となるようです。パラオまではデルタ航空の夕方の便だったのですが、成田に到着できなくなっては元も子もないので午前１０時ごろには成田空港に到着するようにしました。

成田空港周辺は雪は降っていたのですが、気温が高めなのかほとんど積もっていなくて、フライトもほとんど順調に運行していました。羽田空港は午前中から欠航が相次いでいたようなのですが、かなり状況が異なっています。

予報では千葉は昼過ぎには雪からミゾレに変わるとなっていて、そのとおりに昼過ぎにはミゾレになってきたため、これなら問題なく飛んでくれるかなと思っていたのですが、パラオ行きのデルタ航空の搭乗予定時刻まで、もう少しという時間になったところで、電光掲示板に欠航の表示がでてしまいました。

急いでカウンタに行ってみると、１７時から３０番カウンター付近で預けた荷物等について説明するとのことでした。１７時まで時間があったので、旅行会社に電話してみると、欠航の連絡があったばかりで今振替等について確認中との回答でした。

荷物を返却するための集合場所に行ってしばらく待っていると、スタッフがやってきて到着ロビーの預け荷物受け取り場所まで案内されました。フライトの振替等については、予約した旅行会社かデルタ航空の予約課に連絡するように言われ、カウンタでは受け付けていませんでした。なぜ雪も降っていないのにデルタだけ欠航なのかについては何の説明も謝罪もなく、預かった荷物を返せばそれで終わりという対応でした。

何度か旅行会社に問い合わせした後に、しばらくして旅行会社からの回答があったのですが、欠航ということで全額返金のツアーキャンセルにするか、JAL便のパラオ行きのチャーター便があるので、ひょっとすると乗れるかもしれないからJALのカウンタに行って確認してみて欲しいと言われました。ただし、デルタは振替をしていないので、JALの席が空いていたら自分で購入する必要があり、価格も不明とのことでした。
※あとから考えてみると、その場で直接購入してツアーと同じような額になるはずはないのだから、ここで諦めるべきでした。

その後に、翌日にデルタ航空がパラオ行きを出すかも知れないとの連絡が旅行会社からあったのですが、もともと短期の日程のツアーだったので、行ったとしても潜れるのは１日だけになってしまうのでその選択はありませんでした。

デルタ航空は空港第一ビルなので、JALが入っている第二ビルに空港連絡バスで移動しました。バスから外を見る限り雨は降っているものの風もそんなに強くなく十分飛行機は飛べそうに見えました。夜にかけて風が強くなる予報でしたので、夕方便のデルタが飛べないのに夜便のJALが飛べるとうのも不思議でした。JALカウンタに相談してみると、席は空いているのですが、チャーター便ということで個人で購入できるか確認が必要との回答でした。いろいろと調べてもらったのですが、その場で購入する場合には正規料金となるため２８万円もかかることがわかり、諦めることにしました。

それにしても欠航になったのは、デルタ航空のパラオ・グアム・ホノルル路線だけで、他は運行しています。天候が理由だと欠航になっても、振替等の義務が生じないようなのですが、なんだか納得出来ないものが有ります。

成田空港には車で来ていたので、車で帰宅することにしました。成田空港周辺は雨だったのですが、高速入ってしばらくしたところでひどい雪になり、チェーンを付けるために一旦高速を降りることにしました。雪の中、チェーンを付けたのですが、高速はこの先でかなり渋滞しているらしく、一般道で帰ることにしました。

ところが高速のICから幹線道路に向かう道が、雪で立ち往生した車でふさがって通行できなくなっています。このままでは、本当にどこにも移動できなくなるかも？と思いすぐにICに戻ることにしました。

まだ高速道路は閉鎖されていないようでしたが、このまま乗って行ってもどこで通行止めになるかわからないし、高速を降りた後の一般道も、立ち往生した車で塞がっていないとも限らないので、成田に戻って一泊していくことにしました。

成田まで戻ったところで、空港周辺のホテルに電話したのですが、どこも満室です。カーナビで周辺ホテルを検索して、なんとか空いているホテルを見つけて泊まることにしました。

どうやらテレビのニュースによると成田空港へつながるバスも電車も止まってしまい、数千人が成田空港で一夜を過ごしたようです。昨夜に空港ホテルはどこも満室だった理由はそういうことだったのですね。

ホテルで朝食を食べながら高速道路の通行止めが解除されるのを待っていたのですが、昼近くになっても解除されないため、一般道（国道５１号線）で帰ることにしました。

ところが成田市街の国道５１号線は大渋滞でほとんど動きません。信号が１０回ぐらい変わって、やっと少し動くぐらいです。１時間経ってもほとんど進んでいません。これはダメだということで、別の道で行くことにしました。

成田市街地を迂回して、再び５１号線まで戻りましたが、あいからわず渋滞しています。とってもノロノロは動いていたので、市街地よりはだいぶましです。市街地から離れてかなりのところまできたところで、道に車が乗り捨ててあって、その周囲を除雪している関係で、片側交互通行になっていました。どうやらここからずっと成田市街まで渋滞がつながっているようです。

といっても、しばらくは順調でしたが、途中から再び渋滞となり、結局千葉市までで約５時間半ぐらいかかりました。

国道５１号線は、佐倉ICのところで高速道路の上を走るのですが、すでに除雪は完了しているようで、道の上には雪はありませんでした。どこかで通行止めが解除されるかも？と期待していたのですが、結局最後まで通行止めのままでした。

千葉からは除雪もされていて、特に問題ありませんでした。

土曜日の朝から成田空港に行って、日曜日を一日つかって成田空港から帰ってきただけの週末となってしまいました。ユナイテッド航空のグアム経由便と、JALのチャーター便の人たちは問題なくパラオに行けたようです。