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伊戸(千葉)にドチザメの群れを見に行ってきました。

日帰り

ドチザメの群れが見られるポイントがあるということで伊戸(千葉)に行ってきました。利用したのは伊戸ダイビングセンターBOMMIEです。2010年の夏にオープンした新しいポイントのようです。ドチザメというと普通は穴の中にいることが多いと思うのですが、ここでは砂地の上に群れているところが見られます。アカエイクエも見られるようで、3つを合わせてサービスではA・K・Dと呼んでいます。

ここのポイントの成り立ちについては、ブリーフィングのときに詳しく説明してくれるのですが、ドチザメが定置網に入り込んでしまって何とかならないかというところで、ダイビングポイントでサメに餌付けをすることにより、定置網へ行くのを防いでいるとのことでした。餌には定置網で捕まえた商品価値のない魚を使っているようでした。餌付けについては是非を問う声もあると思いますが、漁師さんにとっても、ダイバーにとっても、またサメにとっても(定置網に大量にかかった時には処分されていたようなので)良い状態にあるようです。

ダイビングショップでウエットなどを着て、歩いて数分のところにある桟橋まで行って船に乗ります。器材は軽トラックで運んでくれます。ボートは漁船でしたが、ダイビング用に座れる椅子などが用意されていて楽でした。エントリー用とエグジット用にステップが降りるようになっているので、エントリーもやりやすいです。港からポイントまでは3分程度ですぐ目の前です。

エントリーしてみると下はアカエイだらけでした。餌はカゴに入れて水中にすでに設置されているのですが、ガイドが蓋を開けると砂を巻き上げながらアカエイが次から次へと群がってきます。

NEX5 16mm+ワイコン
アカエイの群れ
NEX5 16mm+ワイコン
アカエイが迫ってきます

ドチザメも見かけたのですが、あまり近づいてきませんでした。ガイドによると朝の一本目はまだ警戒心が高くて近寄ってこないようです。ドチザメの本番は二本目とのことでした。

NEX5 16mm+ワイコン
ネンブツダイの群れ
NEX5 16mm+ワイコン
タカベの群れ
NEX5 16mm+ワイコン
最後に再びアカエイ

水深20mぐらいの水底にずっといることになるので、あまり長くは居られません。ダイブタイムは42分でした。水温は25℃で、通常よりは温かったようです。ダイビングサービスに戻って二本目まで休みます。

ちなみに私達は8時集合9時出港のスケジュールだったのですが、間に合わなかったゲストがたくさんいたようで、一本目は私達を含めて5名しかいませんでした。9時集合10時出港の方には、すごくたくさんのゲストが参加していました。なかなか人気のポイントのようです。

10時出港の船が戻ってきたところで二本目に出発です。ポイントは一本目と同じ沖前根です。ドチザメは追いかけると逃げてしまうということでガイドロープのところで待機します。ただロープがいくつもあって、どのロープで待つのかわかりにくかったです。

NEX5 16mm+ワイコン
ドチザメ
NEX5 16mm+ワイコン
アカエイとドチザメ
NEX5 16mm+ワイコン
クルッと反転

ドチザメはやっぱり警戒心が高めのようで、オグロメジロザメならそのまま目の前を通過してくれるコースを泳いでいても、クルッと反転して戻っていってしまいます。

しばらくドチザメを見たところで、他のダイバーはポイントの周囲を泳いでいたようですが、私達はドチザメをずっと撮影していました。ブリーフィングでハナタツが見られると聞いていたので、ガイドの案内でそれだけは見ました。

NEX5 16mm+ワイコン
ドチザメ
NEX5 16mm+ワイコン
ドチザメの群れ

この日は天気が悪く、エグジット後の船の上は冷たい風が吹いていてかなり寒かったです。そのためか、エグジット後にはスタッフがお湯をかけてくれました。ダイビングは三本まで潜れるのですが、寒いこともあって二本でやめておきました。器材を洗って干した後に、シャワーを浴びます。レストランがダイビングショップの目の前にあるので、そこで昼食を食べました。海鮮丼やなめろう定食などのメニューがあります。昼食を食べたあとに干してあった器材をしまって帰路につきました。

それにしてもドチザメが、これだけ大量に砂地の上を泳ぎまわっているところを見られるのも珍しいのではないかと思います。

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