ケアンズ&ハミルトン島旅行記のPart2(後半)です。後半はケアンズからグレートバリアリーフでのダイビングに参加しました。
ホテルからみたビーチエリア
マリーナで朝食を食べるためにエントランスでグリーンシャトルバスを待ちますが、なかなか来ません。7時から運行されるとのことだったのですが、20分ぐらいしてやっと来ました。便利なのですが、時間には余裕を持って使うのが良いようです。
朝食はベーカリーでサンドイッチなどを購入しました。マリーナに停泊しているクルーザーを見ながら食べました。
私達はホテルエリアとマリーナエリアしか歩いていませんが、ハミルトン島はリゾートとして開発されているだけあって、どこも良く整備されていると思いました。モルジブのような自然の中...というよりはテーマパークのような感じです。とても過ごしやすいのですが、物価が高いのが難点ですね。サンドイッチが9AUD、コーヒーが5AUDなので、日本円で1500円ぐらいです。
サンドイッチとコーヒー
マリーナの店など。カートが走っています。
朝なので歩いている人は少ないです。
私はホテルの部屋付けにせずに、都度クレジットカードで支払っていたのですが、こちらでは自分でスキャンに通した後に、Saving、Cheque、Creditのどれで支払うかを選択する必要があります。日本のクレジットカードで使えるのはCreditのみ(SavingとChequeは即時支払)です。3つのボタンに割り当てられていて、Creditを押すと、今度はPINコードを入力するように言われるので、暗証番号を入力します。レストランなどではサインでOKだったのですが、店によっては暗証番号が必要となるので注意が必要です。なお、VISAおよびマスターの場合、手数料として1.25%がかかります(他のカードはもっと高い手数料でした)。
メインプール
朝のキャッツアイビーチ
キャッツアイビーチを散歩しながらホテルに戻りました。荷物のピックアップは7:30ということになっていたので、てっきり運ばれていると思ったのですが、まだそのまま置いてあります。結局、出発10分ぐらい前になってやっと取りに来ました。
ハミルトン島からケアンズへのフライトは、乗客も少なくて空いていました。
空から見たハミルトン島
ハミルトン島 - ケアンズ間の軽食
ケアンズに到着した所で、スタッフが出迎えてくれます。スタッフのケアンズの説明を聞きながらホテルに向かいました。ケアンズは、世界遺産が陸と海の両方にあるそうで、ハミルトン島から戻ってきた午後に陸の世界遺産を見に行く人達もいるそうです。それは凄いですね、でも私達は海中心で午後はのんびりと過ごします...と答えていたのですが、オプショナルツアーに興味を示さない私達が嫌いになったのか、なにかと説明しては「興味がないのでは仕方ないですね」と余計な一言を付けるようになりました。
チェックインの時間にはまだなっていませんでしたが、幸いにも部屋の準備ができているということでチェックインできました。利用したホテルはノボテル・ケアンズ・オアシス・リゾートです。
あまり広くはありません
ドライヤーが壁にあります
アメニティは必要最低限です
ポットなど
冷蔵庫の中は空でした。いろいろと買ってきて保存するには便利です。狭いながらベランダがあります。後日、ダイビンググッズを乾かすのに活躍してくれました。
オーストラリアのコンセント
上のスイッチをONにする必要があります
ベランダ
チェックイン後に昼食に近くのベトナム料理のレストランに行きました。ハミルトン島も良かったのですが、レストランはそんなに数があるわけではないので、おのずと食べられるものも限られてきます。その点ケアンズにはいろいろな店があるので便利です。
レモネードと注文したらスプライトが出てきました
ジュースが意外と美味しい
フォーを注文したのですが、シーフードのエビがとても美味しかったです。
シーフードのフォー
こちらは肉入りのフォー
ホテルに戻ってプールでのんびりすることにしました。ノボテルのプールは、ケアンズのホテルの中では一番大きいそうです。一部は砂浜になっています。パラソルは二箇所のみですが、ホテルの日陰がかなり広いので問題ありませんでした。WiFiはロビーでのみ使用可能ということでしたが、プールサイドでもつながりました。スタッフに聞いてみましたが、部屋ではWiFiサービスをやっていないようです。
昼過ぎぐらいにはガラガラだったプールサイドですが、夕方頃になってゲストが増えてきて、空いているデッキチェアも無くなってきました。
海岸に面した通りにはレストランなどの店がたくさんならんでいますが、ノボテルは一ブロック陸側の通り沿いにあって周囲には店は少ないです。その代わりに、大きな木がたくさんあるのですが、そのうちの何本かに大量のコウモリがいました。夕方ぐらいになると、騒がしく鳴き出しますが、部屋の中まではほとんど聞こえてきませんでした。
プール
大量のコウモリが!
夕食はバーナクルビルズでシーフードを食べました。18時までに注文して19時半までに精算すると20%OFFになるということだったので17時半に予約しておきました。注文した料理はどれもとても美味しかったです。ハミルトン島のレストランも良かったのですが、ひょっとするとケアンズのレストランのほうが美味しいのではないか?と思いました。いずれにしても料理が美味しいことはいいことです。ただオーストラリアは物価が高いので、毎食かなりのお金がかかります。LCCでケアンズまでは安く行けるのですが、その後が大変です。
えびのトマトリゾット
殻付きホタテのニューオリンズ風
バラマンディのてんぷら
バラマンディのてんぷらにはサラダと大量のフライドポテトが付いてきて食べきれませんでした。ハミルトン島でも何回かフライドポテトがでてきていて、さすがにもう限界な感じです。フライドポテトの味そのものは、どの店も美味しかったです。
明日はいよいよグレートバリアリーフでダイビングです。
ダイビングについては送迎してくれるというTUSAにしてありました。ピックアップが7時半と早いのでホテルで朝食を食べることにしました。ビュッフェ形式ですが、卵料理は入り口のスタッフに言うと作ってくれます。フルビュッフェの他にコンチネンタルやコールドというコースもあるようです。和食についてはご飯と味噌汁が用意されていました。
ジュースなど
料理そのものの数は、あまり多くありませんでした
ハミルトン島で食べたヨーグルトの酸味がとても強かったのですが、ケアンズのホテルでも同じでした。オーストラリアのヨーグルトは酸味が強いのでしょうか?
ヨーグルトなど
コーヒー
ピックアップがなかなか来なくて、ちょっと焦りましたが、少し遅れて送迎の車が来ました。桟橋までは車で数分ぐらいです。桟橋にはたくさんの船が停泊していました。一番奥のTUSAの船まで歩いて乗船します。
かなり大きな船です
ダイブデッキ
かなり大きな船で、ゲストもたくさん乗船しています。乗船してしばらくしたところで、説明を受けます。日本人は2階に集合しての説明でした。説明は日本人スタッフがしてくれたので問題はありませんでした。日本人の参加者は私達を含めてファンダイバー5名のほかに体験ダイビングとシュノーケルの7名がいました。船には日本人以外を含めてかなりのダイバーが参加していましたが、ほとんどがレンタル器材を使っているようで、私達のように自分の器材を持ってきたのは数名だったようです。
これまでのダイビングと違っていたのは、タンク圧は200barが必須で、少ない場合には足してくれることです。私達の場合、195barだったことがあったのですが、スタッフに伝えたところ200bar以上にしてくれました。他の地域でのダイビングであれば195barもあれば十分と言われると思いますが、ここでは法律でエグジット時には50bar残すことになっているらしく、エントリー前に十分にエアを入れてもらうのは重要です。
またエグジット後にはスタッフにダイブタイムと残圧を伝えてボードにサインする必要があります。ダイブタイムも45分と決められていました。アジアにはちょっとないような、ルールがきっちりと決められているダイビングです。
ダイビング中は砂浜以外の着底もしくは珊瑚・岩などにつかまっての保持は禁止ですが、 さすがにガイドも何度かは岩をつかんだりしていました...
ポイントには2時間ぐらいで到着します。海況の安定している時期でしたが、それでもそれなりに船は揺れます。何人かのゲストは船酔いしているようでした。心配な場合には、あらかじめ酔い止めを飲んでおくのが良さそうです。
一本目はSAXON REEFのTURTLE BOMMIEでした。1名しかいない日本人スタッフは体験ダイビングのほうに付くということで、ファンダイビングのガイドは外人のガイドでした。チームは日本人のみでした。到着する少し前から準備をするのですが、大きい船とはいえゲストも参加しているのでダイブデッキはごったがえしていました。準備の出来たチームからエントリーします。エントリーは船の後ろからのジャイアントエントリーでした。水面集合後のロープ潜行なのですが、他のダイバーが潜行に時間がかかりそうだったので、ガイドに言って先に潜って撮影していました。
1名耳抜きがうまくいかないゲストがいたようで15分ぐらい海底で待ちました。ちなみにカメラマンも潜っていて、ケアンズのプレートと一緒に撮影してくれます。写真は後で売っていました。
ダイビング後にはフルーツが用意されていました。次は何分後?とスタッフに聞いたところ、そろそろ潜る時間とのことでした。まだ上がったばかりです。結局のところ、水面休息時間は30分もありませんでした。かなり慌ただしいです。二本目は一本目と同じポイントでした。ガイドは二本目からは交代で日本人ガイドになりました。やはり水中でもスレートで日本語で説明してくれる方がわかりやすいです。
二本目が終わった所で昼食です。ビュッフェ形式になっていて船室の前方にサラダなどがいろいろと置かれていました。
サラダなど
パン
しばらくすると片付けられてしまうので、食べたい分は先にとっておく必要があります。昼食後に三本目のポイントに移動します。三本目はHASTINGS REEFのCANYONというポイントでした。到着してすぐにダイビングの準備です。なかなか慌ただしいです。
グレートバリアリーフならではの魚が見られて良かったです。特にクラウンアネモネフィッシュは見たいと思っていた魚でした。
三本目が終了したところで片付けです。器材はスタッフが洗ってくれました。港に戻るまではのんびりできます。ただし船室は冷房がかかっていて、かなり寒いです。長袖など暖かめの服が必要です。
ケーキが用意されていました
カメラマンが撮影した写真の販売
港に戻る途中でログ付けも行いました。港に到着する少し前に干してあった器材を片付けます。港に戻ってきたのは午後4時半頃でした。ホテルに送ってもらって器材をベランダに干します。なにしろ明日には帰国のフライトです。預け荷物の重量はギリギリだったので、水に濡れたままだとオーバーしてしまう可能性があります。なんとか明日までに乾かしたいところです。
夕方までホテルのプールでのんびりした後に、夕食を食べに出かけました。店は日本からメールで予約してあったエムヨゴです。いろんな賞を取っている日本人シェフのお店ということで期待が高まります。
シーフードサラダ
シーフードのポワレ
殻付きホタテを注文したのですが、ホタテがないということでロブスターのラビオリに変更したところ、このラビオリがとっても美味でした。これでほぼ満腹になったのですが、デザートも美味しいとの口コミだったので、チーズケーキスフレとカプチーノも注文しました。
ロブスターのラビオリ
チーズケーキ
どの料理もとても美味しく、とても満足です。旅行先で美味しい料理が食べられるのは、とってもいいことですよね。
オレンジジュースとカプチーノ
器材については外に干しておいて、夜中に雨が降ってしまうと全て台無しになってしまうので、部屋にしまってあったのですが、まだウエットなどは乾ききっていなかったので、再びベランダで干しておきました。
ピックアップが10時35分と時間があったので、朝食を外で食べようとぶらぶら海岸どおり沿いの道を歩いてみました。昨夜に夕食の帰りにチェックしてあったカフェに行こうかと思ったのですが、そこは客が誰もおらず隣のカフェでたくさんの人が朝食をとっていたのでこちらの方が美味しいのかな?とそこで食べることにしました。
パンケーキ
エッグベネディクト
パンケーキはメニューに載っていた写真は香ばしい色だったのですが、実際にでてきたものは焼きが足りない色でした(実際に焼きが足りませんでした)。それでも、上に乗っていた胡桃が香ばしくて美味しかったです。エッグベネディクトも美味しくて良かったです。
まだピックアップまで時間があったのでホテルのプールサイドでスマホチェックをチェックしながらのんびり過ごしました。結局はプールで最後の一泳ぎまでしてしまいました。
干してあったウエットスーツは完全に乾いてくれました。これで預け荷物の重量制限も大丈夫そうです。
※ジェットスター航空の荷物の重量制限はさらに厳しくなって、2014年10月28日以降にフライトを予約して、2014年11月25日以降に搭乗する場合は、持ち込み手荷物の重量制限が10kg→7kgに下がってしまいます。
旅行会社の送迎で空港に向かいます。ハミルトン島からケアンズに来た時と同じスタッフでしたが、今回は普通(?)でした。もうオプショナルツアーを勧めることもありませんからね。空港に着いてみると空港スタッフも乗客も誰もいません。正真正銘のガラガラです。ケアンズの空港ってこんなに人が少ないんだと思っていたところ、人が戻ってきて火災報知機が鳴って全員が避難していたとのことでした。とりあえず誤報だったようで良かったです。
ケアンズ - 成田間の食事
到着前の軽食
前半がハミルトン島で真っ白な砂浜のホワイトヘブンビーチ、後半がケアンズからのグレートバリアリーフでのダイビングと、短期でしたが充実した旅行でした。二箇所に滞在したため、かなり慌ただしかったですが、天気にも恵まれて良かったです。食べ物もお美味しかったですし。次回はグレートバリアリーフで、もっと潜りたいと思いました。