モルジブのダイブクルーズのアイランドサファリロイヤルに乗船してきました。久々に通常コースでの参加です。
私達にとってモルジブといえば2010年以降はバア環礁のぐるぐるマンタ狙いになっていて、その間にダイブクルーズも3回乗船したのですが、いずれもバア環礁を周るルートでの参加でした。結局、デュシタニに滞在したときに念願のぐるぐるマンタが見られたので、久々に通常コースでのダイブクルーズに参加することにしました。通常コースでのダイブクルーズの参加は前回は2009年の夏だったので、なんと5年半ぶりです。ちなみにアイランドサファリロイヤル号は二回目の乗船で、前回は2011年のバア環礁コースでした。
年末年始のダイブクルーズはとても人気で、アイランドサファリロイヤル号も私達が申し込んだ時にはすでに満席でキャンセル待ちとなっていたのですが、秋ぐらいに空きがでて参加することができました。
ダイブクルーズの場合には水上飛行機などに乗る必要は当然ないので、預け荷物が30kgまでOKとなります。重量を気にせずにパッキングできて楽でした。
各座席にある画面はとても大きいです
13:15 成田発のスリランカ航空UL455でコロンボへ向かいます。これまでスリランカ航空は古い機体が多く、映画がオンデマンドでなかったりと機内エンターテイメントが充実していなかったのですが、今回は2014年11月から導入された最新のA330-300でした。映画は当然オンデマンドで、たくさん用意されています。邦画は二本でしたが、海外の映画でも日本語吹き替えがついているものもいくつかありました。
USB端子があるのでスマホ等も充電出来ます。
※ただ自分のスマホでは充電できたり、出来なかったりと不安定でした。
成田 - コロンボ間の出発後の食事
到着前の食事
コロンボ - マーレ間の軽食
コロンボでの乗り換えは50分なので、ほとんど待たずに乗れるはずだったのですが、遅れているのかゲートが空くまで少し待つ必要がありました。
マーレに到着したところで、イミグレーションと税関を通過して外に出ます。スタッフと合流して他のゲストが揃うのを待ちます。以前はシンガポール航空の到着時間がかなり遅く、他の船と合同でスリランカ航空のゲストだけ先に乗船することができたことがあったのですが、今はあまり時間に差がないため、シンガポール航空のゲストを待ってからの出発に戻っていました。
といってもイミグレーションと税関を通過するには、なかなか時間がかかりそうということで、先にドーニ(小型のボート)に荷物等を積んで、ダイビング器材をドーニに用意してあるカゴに入れるなどの作業をしながら待つことになりました。全員のゲストが揃った所で、ドーニでクルーズ本船に向かいます。
本船では、まず書類への記入をします。その後、船の使い方や明日のダイビングの予定などの説明がありました。ダイビングライセンスカードの確認などは翌日でもOKでした。
部屋は一階の先端の二段ベッドの部屋でした。アイランドサファリロイヤルは部屋に小さな冷蔵庫があるのが便利です。コンセントの形状はBF型ですが、形状変換用のアダプタが一つだけ部屋に用意されていました。
(部屋の写真は最終日に撮影したものです)
小さなテーブル。受話器があります。
なんだかんだで、すでに夜中の12時頃です。明日のダイビングの準備をしたところですぐに寝ました。
朝の6:30にモーニングコール、7:00から一本目のブリーフィング開始です。モーニングコールは、ガイドの的場さんが実際に各部屋に電話をかけていました。ダイビングは基本一日三本で、朝食前に一本目、昼食前に二本目、午後に三本目となります。三本目の後にはおやつが用意されます。
紅茶・コーヒーはいつでも飲めます
クッキーも用意されていました
おなじみのバナナ
一本目のダイビングの前に食べました
船は昨日に乗船した空港近くの港に停泊したままで、一本目はそこからドーニで20分ほど移動したバックファル(Back Faru)というポイントで潜りました。モルジブでは一本目は必ずチェックダイブとなりますが、特にマスククリアなどをするわけでもなく、ごく普通のダイビングでした。空港近くのポイントですが、魚はいろいろと見られます。パウダーブルーサージョンフィッシュなどのモルジブならではの魚や、おなじみのクマザサハナムロの群れも見られました。
ただ、ここでハプニングがあって、エントリー前の準備の際に、ガイドの的場さんが針で縫ってあった傷口が再び開いてしまったということで、潜れなくなってしまいました。4チームを3チームに組みなおしてのダイビングでした。
どうやら先週に勢い良く支持棒を振って魚を集めようとした際にサザナミトサカハギが近くを泳いでいたらしく、尾びれの根元にある鋭い突起で手首を切ってしまったとのことでした。それにしても、ニザダイが突起を持っていることは知っていましたが、そんなに鋭かったとは驚きでした。
朝食
一本目終了後に朝食です。朝食は、フルーツ、ソーセージ、パンケーキ、卵料理、サンドイッチにおかゆが用意されていました。別途パンが用意されていて焼いて食べることも出来ます。
この日の卵料理はゆで玉子で、料理方法は日替わりになっていました。おかゆがあるのは助かります。ふりかけも置いてありました。
この後、南マーレ環礁に移動して二本目のブリーフィングは少し遅い時間の11:45でした。
少し時間があったので部屋の二階のベッドで寝て休むことにしました。そろそろブリーフィングが始まる時間が近くなったところで下に降りようとしたのですが、途中で階段を踏み外して落ちてしまいました。ベッドの右側に段々になった棚があって階段代わりに使えるのですが、途中段差の大きいところがあって、そこにも棚があると思って体重を掛けてしまったのです。いろいろな場所を打ったのですが、特に肩に大きな擦り傷ができたのが痛かったです。傷口が広くて絆創膏は貼れないし、一日三回以上海に入るので中々傷口が塞がらないしで、最後まで海に入るたびにしみました。
二本目はグライドゥコーナー(Guraidhoo Corner)でした。エントリーしてしばらくしたところで岩陰に隠れているハダカハオコゼをガイドが見つけてくれました。他のゲストが撮影し終えたところで、岩に近づいてゆっくりと撮影していたのですが、突然左手に激痛が走りました。見てみるとかなり大きなドクウツボが口を開けていました。左手で岩を掴んで体を固定していたのですが、近くにウツボがいて噛まれてしまったようです。
噛まれた後は痛みはなかったのですが、血がかなり出ていたので、大事を取って先に浮上することにしました。ガイドに指を噛まれたことと先に浮上することをジェスチャーで伝えておきました。ガイドからはフロートを持っているか確認されたので、OKを返して水面付近で打ち上げておきました。
ウツボに噛まれた跡です。
ドーニに戻ったところで水で洗った後に絆創膏を貼ってもらいました。幸い、血はすぐに止まりました。そういえばブリーフィングでガイドがモルジブにはウツボがたくさんいて、よく噛むことがあるので注意するようにと言っていたことを思い出しました。ちょっとした(?)油断で痛い目に会ってしまいました。
ちなみにすぐに手を引っ込めたこともあって、歯で引っ掻いたように長い傷口になってしまいました。ひょっとすると痛くてもそのままにして口を開けるのを待ったほうが良かったのでは?という気もしましたが、そんなことをしたらさらに深い傷になっていたかもしれず、どちらが良かったのは不明です。
※突然の痛みで、手を引っ込めずにそのままにしておくというのも無理のような気もしますが。
手を岩に着くときには注意しましょう。
二本目が終了したところで昼食です。ダイビング器材はドーニに置きっぱなしにするのですが、カメラは毎回本船に持って帰ります。本船の一番後ろの階段を降りたところに水槽があって塩抜きができるようになっているのですが、この階段がすべりやすいようで何人かのゲストが転んでいたようです。私はすべて見たわけではないのですが、ちょうど私の後ろで転倒した方は、肘に大きなケガをしていました。その後もダイビングはされていたようですが、どうしても潜るたびにふやけるのでなかなか治りません。また転倒した際にカメラについていたワイドコンバージョンレンズが水中に落ちてしまっていたようです。皆さんも乗船した際には注意してください。
昼食
ちなみに廊下に何箇所かハッチのようなものがあるのですが、この上もかなり滑りやすいです。
昼食は右の写真のようにテーブルにサラダ、フルーツ、肉、ライス、スープが並んで、さらに後ろにポテトなどの料理が4品用意されていました。
船は再び環礁を超えて、フェリドゥ環礁にやって来ました。これまでの通常コース(主にブルーシャークⅡ号)では南マーレ環礁の後は、アリ環礁に行っていてフェリドゥ環礁で潜るのは初めてです。
三本目のポイントはフォッテヨカンドゥ(Fotteyo Kandu)でした。オーバーハングになっている場所が何箇所もあって、ソフトコーラルが天井から下がっています。そのソフトコーラルの中に、初めて見るインディアンバタフライフィッシュのペアがいました。天井に逆さになって泳いでいます。
おやつ
三本目から戻ってきた時にはすでに夕方の6時過ぎになっていましたが、おやつが用意されていました。一時間後ぐらいに夕食ということで、食べている人は少なかったようですが。
夕食は昼食同様に、サラダ、フルーツ、肉、ライス、スープが並んでいるテーブルと、後ろにスパゲッティなどの料理が4品用意されていました。合計でも10品以上は用意されているので、かなり充実していました。
※そのかわり、同じような料理が続くのですが...
ただ和風なのは、朝のおかゆぐらいなので、たまには和風も...という場合には持参する必要がありそうです。味噌汁などを持参しているゲストが何人かいたみたいです。
夕食
いろいろと用意されています