カンムリブダイ
和名
Bolbometopon muricatum (Valenciennes, 1840)
学名
Green humphead parrotfish
英名
スズキ目 - ブダイ科 - カンムリブダイ属
分類
インド洋、紅海、中・西部太平洋
分布
全長
Nikon NIKONOS V
撮影地:シパタン(マレーシア)

Sony NEX-5
撮影地:パラオ(パラオ)
1m程度まで大きくなり群れで行動します。珊瑚を食べながら糞をするので、群れが通過したあとは視界がとても悪くなります。頑丈そうな歯をみていると、非常に怖そうに見えますがダイバーに対して敵意を表すことはありません。大きい体をしていますが、警戒心は高めで撮影しようとすると逃げていってしまいます。
シパタンではカンムリブダイの非常に大きな群れを見たことがあります。夜はシパタンのドロップオフの壁に沿ってそれぞれが寝て、早朝になると一箇所に集まって列になって出かけていきます。夕方になると戻ってきて、糞をしたあとに壁に張り付いて寝ます。下のシパタンの群れの写真は早朝に一箇所に集まったときのものです。
パラオでもカンムリブダイの群れが見られる場所があります。そこには産卵のためにたくさんのカンムリブダイが集まってきます。群れの中から数匹が急上昇して産卵・放精をします。下の写真は産卵のときに見られる体色で、目の辺りから前の部分全体が白色になります。