オニカマス
和名
Sphyraena barracuda (Walbaum, 1792)
学名
Great barracuda
英名
スズキ目 - カマス科 - カマス属
分類
インド洋、紅海、中・西部太平洋、大西洋
分布
全長
拡大写真
Nikon CoolPix 5900
撮影地:パラオ(パラオ)
最大で2mにもなる大型のカマスです。尾びれに二本の黒線の模様があるのが特徴です。また側面の後半部分に黒い斑点があることがあります。ダイビングで非常に大きいものを見かけるときは、たいていは単独で行動しています。オニカマスが大きな群れを形成することはないようです。
ダイバーに対しての警戒心は低いようで、写真は撮影しやすいです。シュノーケリングでもみることができます。
学名がバラクーダとなっているため、単にバラクーダと言った場合、この種を指すことが多いようです。一方で科名が英語でバラクーダなため総称としてバラクーダと呼ぶこともあって混乱しますね。特にブラックフィンバラクーダオオカマスの群れをオニカマスと間違って呼んでいることがあるようです。 カマスの仲間は見分けが難しいので、ログ付けのときに悩みます。図鑑でもカマスについてはあまり詳しく載っていなかったりしますからね。
厚生省通達による有毒魚となっています。
2010年の10月17日にフロリダ沖でカヤックをしていた女性がオニカマスに襲われたというニュースがありましたが、ダイビングではオニカマスは危険な魚とはされていません。これまで何度も近くで見たことがありますが、襲ってくるような素振りは見せませんでした。ただし一度だけ、シパタンのドロップオフに根付いていたジョーと呼ばれていたオニカマスを撮影した時に、正面から接近して撮影しようとしたら、牙を剥いて威嚇されたことがあります。危険性が0というわけではないようですね。