温泉宿でのんびり (月の花 梟 - 箱根仙石原) 2012年2月
夕食編
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いよいよ夕食です。食事はレストランでとるようになっていますが、部屋によっては、自分の部屋で食べることも可能です。創作懐石料理ということになっていますが、かなりフレンチ的な和食に感じました。
最初に前菜(先付)四品です。手前の透明な器はアボガドを使った一品です。奥の左手がホタテを使っていてとてもおいしかったです。
箸置きはどうやらフクロウをイメージしているようですね。宿の名前の「あうる」とは英語でフクロウ(owl = 発音はアウル)を意味するようです。ホテル内には他にもフクロウをモチーフにした置物などがありました。
ここでお刺身(向付)がでてきました。白身魚を中心に構成されています。さらに伊勢海老も用意されていて、プリプリしていました。
次に煮物です。アワビにこってりとしたソースがかかっているのですが、このフレンチ風のソースがとてもアワビとあっていておいしかったです。
ここまで和食的な料理がでてきていたのですが、次はフォアグラを使った料理でフレンチ風です。フォアグラの下は大根を煮たものだったのですがとてもやわらかくて味に癖もなく、とてもおいしかったです。どうやったら、こんな風に料理できるのでしょうか?
ここで口直しとして蒸物がでました。茶碗蒸しかな?と思ったのですが、そうではなくて...お芋を使っていたような?正確なところは忘れてしまいました。すみません。でもおいしかったです。オーナーがときおり料理を運んでくれていたのですが、小話をしてくれるのでなかなか面白いです。家族で経営しているような感じの宿ですが、落ち着けていいですね。
いよいよメインです。トロトロにやわらかい黒毛和牛でした。フレンチではこんなやわらかいのは食べたことがありません。相当に霜が入っているのでしょうか?ただ個人的には、最近は霜がたくさん入った肉はいまいちと感じるようになっているので、最後の方はちょっと苦しくなってしまいました。ここでご飯、香の物と止め椀もお願いしました。止め椀はさきほどの伊勢海老を使った味噌汁で、これまたおいしいです。
最後はデザートです。白いのがパンナコッタで、赤いのがフローズンイチゴでした。どちらもすごくおいしかったです。フレンチレストランでも、デザートについてはケーキ専門店にはかなわないなと思っていたのですが、このデザートはシンプルですが味は専門店並みと思いました。
ここまで食べて、完全に満腹状態です。このあとに夜食用におにぎりを用意してくれます。必要な個数を聞かれたので、とりあえず3個と答えましたが、この日は結局食べられませんでした(次の日に食べました)。なぜにおにぎりまで?と思いましたが、食べログにはぜんぜん足りなかったという書き込みがあったりするので、その辺りを考えてのことかもしれません。まぁ人によって印象はかなり違うのでしょうね。 私たちにとっては大満足な夕食でした。