2007年6月に行った座間味島と阿嘉島の旅行記です。今回はダイビングはしませんでした。地域情報については、こちらを参考にしてください。
昨年の6月に行った沖縄の渡嘉敷(ケラマ諸島)が良かったので、今年は同じケラマ諸島の座間味島と阿嘉島に行くことにしました。この時期は、沖縄はちょうど梅雨が明ける頃なので、旅行前は気象情報に一喜一憂していましたが、出発数日前に梅雨明け宣言がでて、ギリギリセーフでした。といっても、その後も気象情報に振り回されるのですが。
ダイビングについては、座間味の外洋で潜ってみたかったのですが、海の状況次第で確約できないということや、JALの預け荷物の制限が15kgでかなり厳しいこともあり、シュノーケルのみにすることにしました。
羽田空港から沖縄の那覇空港までは約2時間半です。夜便がとれなかったため、午後半日休暇をとって、15:45発のフライトで沖縄に向かいました。那覇に到着後は、沖縄のモノレール(ゆいレール)の赤嶺駅のすぐ前のホテルに宿泊しました。空港からひとつ目の駅で、しかも駅前なので、夜便のときには便利だったのですが、今回はもう少し港に近いホテルにすればよかったかも?このホテルは、効率優先で作られているせいか壁がとても薄く、上下左右の音(特に風呂)が筒抜けです。
ゆいレール
ゆいレールで美栄橋駅まで行って、駅から泊港までは徒歩10分程度です。シュノーケリングの3点セットを持参していたため荷物がかなり重かったのですが、ゆいレールの駅にはエレベータがあるので助かりました。この週末は座間味島でヨットレースなどがあるらしく、朝一便の高速船が満席だったため、しかたなくフェリーざまみで阿嘉島に向かいました。
阿嘉島ではペンションくばに宿泊しました。港からは歩いて数分ぐらいのところにあります。チェックイン後、昼食をすぐ目の前にあるパーラーみやまで食べた後に、早速近くのビーチのヒズシビーチに行ってみることにしました。このビーチまでは宿から歩いて10分程度です。このビーチは、ほとんど開発されていない感じで、とてもひっそりとしていました。私たちが行った時には数組しか海水浴客はいませんでした店はありませんでしたが、以前にやっていた跡はあったので、ひょっとすると7月~8月のメインシーズンでは、店がオープンするのかもしれません。木がうっそうと茂っているので、木陰はかなりありました。
。ビーチはかなり小さいです。ビーチの手前側は透明度がイマイチで、珊瑚も死んでいるのですが、かなり沖合いまで泳いでいくと、きれいになります。私たちがいったときには、ちょうど風があたる形になっていたため、うねりがあってシュノーケリングをするには厳しい状況でした。
ムラサメモンガラの中に、攻撃してくるものがいて追い払うのが大変でした。クマノミは、このビーチだけでも4種類ぐらいみることができて、さすが沖縄といった感じでした。
夕食後に天気予報を見ていると、いつのまにか沖縄地方は曇になっています。東京で見た週間天気予報ではずっと晴れだったはずなのですが。
この日は、ホテルの送迎をお願いしてニシハマ(西浜)ビーチに朝から行きました。ここには、ぺんしょんくばが経営している海の家と、もうひとつビーチに店がでていました。パラソルなども借りられます。私たちは店の人にお願いして、朝食後すぐに送ってもらったので、ビーチにはまだほとんど人がいませんでした。
きれいな海です。
風はあったのですが、ビーチに波はほとんどなく、シュノーケリングはやりやすかったです。海に入ってすぐのあたりから珊瑚があります。手前側はほとんど珊瑚は死んでいますが、場所によってはかなりきれいに生息しているエリアがあります。少し沖に泳ぐとダイビングボートのためのブイがあります。このあたりの透明度はかなりよかったです。いろいろな魚をみることができました。今回の旅行では、ダイビングは行わなかったので、いつものNIKONOSやビデオは置いてきましたが、デジカメだけ持っていたので、魚図鑑用も兼ねていろいろな魚の撮影にチャレンジしてみました。注意深く見ていると、ふっとこれまで見たことが無かった魚が現れたりして、なかなか面白かったです。
天気は午前中は晴れ間もかなりあったのですが、午後あたりからは曇りがちになってしまいました。この日は宿は座間味でとってあったので、夕方に座間味島と阿嘉島を結ぶ島内航路で移動しました。フェリーなどでも移動できますが、私たちはビーチで最大限の時間を確保したかったため、もっとも遅い時間に船があった島内航路を利用しました。といっても最終便なので、満席で乗れないと大変と思い、事前予約しようとしたのですが、予約はできないとのこと。実際、乗船したのは私たちだけでした。
座間味での宿はシラハマアイランドリゾートにしました。天気予報を見ると、明日は曇りで夕方から雨。明後日は雨ときどき曇りの予報になっています。ころころ予報が変わって困ったものです。
この日は午前中から古座間味ビーチに行くことにしました。シラハマアイランドリゾートのビーチへの送迎は時間が決まっていて、私たちは朝一番の9:00のバスで行きました。このビーチはずっと昔は隠れ家的なビーチだったようですが、今は海の家やレンタルショップが完備しているメジャーなビーチになっています。
ビーチへの道
このビーチは遊泳エリアが決まっていて、ブイの外側には行ってはいけないことになっています。向かって左側は砂の海底なので、あまり魚はいません。右側の方が岩場があって魚がいるのですが、珊瑚はほとんど死んでいました。透明度もニシハマよりも落ちる感じです。それでも、ここのビーチは、ほとんどの人がシュノーケリングを楽しんでいて、浮き輪に浮いているだけという人はほとんどいませんでした。魚はいろいろなものが見られました。グルクマの群れやイカの群れなどもいました。
予報は曇りだったのですが、ほとんど晴れていました。ちょっと風があったのと、午後3時ぐらいに夕立が来たのが残念でしたが。この夕立のときに、ほとんどの人は帰ってしまいました。私たちは最終のバスの17:20にホテルに戻りました。
ホテルは座間味港の近くなのですが、さすがに中心部ということもあって便利でした。近くの105ストアーは夜遅くまでやっています。買出しに来た人達で、かなり混雑していました。
座間味島と阿嘉島の間には三つの無人島、嘉比島、安慶名敷島、安室島があります。それぞれに渡し舟(もしくは無人島ツアー)があります。私たちは嘉比島に行きました。シラハマアイランドリゾートからも無人島ツアーがあるのですが、出発が10:30と遅いので、渡し舟で行くことにしました。これなら8:30に出発できます。パラソルは事前にお願いしておくと用意してくれます。レンタル代は1000円でした。座間味からはすぐ目の前で5分ぐらいで到着しますが、さすがに無人島というだけあって静かでした。といっても、実際には修学旅行の団体がたまにやってきて、そのときだけは別世界のように騒がしくなりましたが。
ボートが何隻か来ています
天気予報は良くなかったのですが、幸いにも天気は非常に良く、海の色はすばらしくきれいでした。この場所は、ダイビングポイントになっているらしく、午前中には数隻のダイビングボートが来ていました。シュノーケルとしては、あまり珊瑚が残っていなく、魚も少なめで今一歩でしたが。ランチは持参したパンで済ませました。
午後にホテルのさんごツアーに参加させてもらいました。場所は海況によって決めるようでしたが、そのときは安慶名敷島でした。島の雰囲気は嘉比島のきれいでしたが、シュノーケルとしては安慶名敷島の方が珊瑚も生きているし、魚もたくさんいるので良かったと思います。
その後、座間味から高速フェリーで那覇に戻り、JALの夕方の便で羽田に戻りました。昨年の旅行とあわせて、これで慶良間諸島のビーチを7箇所ぐらいまわることができたのですが、いずれもとてもきれいでした。ダイビングはやりませんでしたが、シュノーケリングでもかなり楽しめました。ここは世界的にもベストなシュノーケリングポイントなんじゃないかなと思います。