7日目

イエローウォールレストランでの朝食

朝方に激しい雨が降りましたが、その後は一日雨は降りませんでした。それにしても、ペリリュー島は周りに家もないし、さぞかし夜は静かと思いきや、意外にうるさかったです。まぁ大晦日の音楽は別としても、夜中の豪雨の音でも目が覚めたし、それにもまして犬の鳴き声でもかなり起こされました。アイランド・ビュー・ホテルは部屋の目の前に犬が寝ていたりするのですが、これが早朝に喧嘩かなにかでほえるのです。

この日も早朝ダイブはスキップして、二本目からの参加にしました。 早朝ダイブは$40のエキストラチャージがかかるので、毎日はとても参加できません...

二本目はBlue Cornerでした。ここのところ海況が荒れてきているのですが、Blue Cornerにもかなりのうねりが入っていました。9:13エントリでしたが、海の中はあまり混んでいませんでした。カレントはほとんどありませんでしたが、うねりが入っています。コーナでカレントフックを使ってみると、うねりで前後に揺さぶられました。

NIKONOS-V 15mm
慣れているのかほとんど逃げません
NIKONOS-V 15mm
ブルーコーナでよく見かけます

三本目はPeleliu ExpressからCornerへ流しました。ロウニンアジがいるはずのベストコースだったのに、見つけられませんでした。四本目は、Cornerから少し遠目のPeleliu Drop Offでエントリーでした。しばらくは何もいませんでしたが、Peleliu Cutにさしかかるあたりでは、かなりの魚がいました。そこからCornerまで流します。CutからCornerまでは棚の外側をキープするように泳ぎ続けながら流される必要があるので、なかなか大変でした。しかし今回もCorner付近ではロウニンアジの群れは見つけられませんでした。


お祝いのボード。右はガイドの加藤さん

この日は50本ダイブの人がいるということで、お祝いがありました。後は100本単位で祝ってくださるそうです。その後は、ガイドの加藤さんとリピータの方が飲んでいるところに参加させてもらいました。ペリリュー店の日本人スタッフとしては、ガイドの加藤さんしかいらっしゃらないので、いろいろと大変なようでした。ゲストにも満足してもらえるようにいろいろと努力しているのがわかります。ダイビングのガイドというのも、なかなか大変な仕事ですね。

※現在は、加藤さんはOMZ DIVE SHOPでガイドをしています。

8日目

確かに一面(とまではいかないけど)
黄色の壁です

いよいよペリリュー島での最終日です。この日も早朝ダイブはスキップです。二本目はYellow Wallでした。レストランの名前にもなっているポイントです。今回の滞在では、常に東風が吹いていて、ペリリュー島の東側にあるYello Wallにはなかなかいけなかったのですが、この日は海況も安定してきていたため、思い切って潜りに行くことにしたそうです。たしかに黄色の珊瑚が沢山、ドロップオフの壁にいます。といっても、大物系の私たちは壁を見ずに外洋ばかりをチェックしていました。ガイドからは、もっと壁を見て~と言われましたが、根っからの大物系ですからね。

三本目はいよいよ、今回の旅行のラストダイブです。これまで、Peleliu ExpressもしくはCutからエントリーしてCornerに流すようなダイビングだったのですが、ラストということで、Peleliu Cornerから直接エントリーすることになりました。。といっても、Corner付近はかなりの流れがあるので、エントリー後にすぐに潜行しないと流されてしまいます。結局、このコースには私たち二人とガイドの加藤さんの三人で潜ることになりました。エントリーポイントに着くと、ちょうどデイドリームのグループもエントリーするところでした。ペリリューで他の船と同じタイミングでエントリーするのは、今回が初めてです。

さすがに流れがきつく、ドロップオフ沿いの位置をキープするために、エントリー直後からフィンキックは全力です。Cornerのドロップオフぞいを流していくと、先のほうにいたデイドリームのグループが急潜行しています。私たちも急潜行していくと、いましたロウニンアジの群れです。しかし深い!NDLがどんどん短くなっていきます。40mよりも深いところで、こんなにフィンキックしてぜいぜいしたら、あっという間にエアもなくなりそうです。気がつくと、デイドリームのグループは、リーフに戻ってロウニンアジが近づくのをリーフで待っています。私のほうはすでに全力を使い果たしていて、ここからリーフまで戻るのは無理そうだったので、そのまま浮上しながら流されることにしました。そもそもあそこでリーフ待ちしたらNDLがオーバしそうです。結局、最大で51.4m、ダイブタイムはわずか26分というダイビングでした。いくらロウニンアジの群れ狙いとはいえ、かなりハードなダイビングでした。

四本目はGerman Channelということで、私たちはダイビングはしなかったのですが、シュノーケリングをするためについていくことにしました。キャンベックで昼食を食べた後にホテルに戻ることも出来たのですが、ホテルに戻っても、プールがあるわけでもビーチがあるわけでもなく、それならGerman Channelでシュノーケリングをやったほうが楽しいかなと思ったのでした。

German Channelに到着してみると、水面になにやら黒いひれが沢山でています。ひょっとしてモブラ?と思い、速攻でシュノーケリングで潜ってみると、マダラタルミの群れが水面で口をパクパクをしているだけでした。なんだ~と思いつつも、それにしても凄い魚の群れです。他にもオニテングハギ、クマザサハナムロ、ウメイロ、アイゴの群れがいました。ほとんどが水面近くにいたので、シュノーケリングでもかなり楽しめました。ただ流れがあったので、疲れましたが...


水面になにやら黒いひれが沢山...

凄い群れです。

ダイバーがエグジットしたところで、私たちもシュノーケリングを終了して、ペリリュー島に戻りました。

荷物を積んで、コロールに戻ります。これでペリリュー島ともお別れです。少し海況が良くなかったため、1時間ちょっとかかってコロールに戻りました。結局は、一緒に帰る方もジェリーフィッシュレイクは希望していなかったので、パーミットは買わなくて正解ということになりました。ちなみにペリリュー島を出発したときは、天気が良かったので油断していたら、コロールまであと少しというところで、スコールにあいました。カッパは常に用意して置いた方が良いようです。コロール店で器材を洗って、さあホテルと思ったら、予定していたウエスト・プラザ・マラカルが満室で、ウエスト・プラザ・デセケルに宿泊してくれとのこと。まぁ値段も同じだし、別に問題はないのですが、どうも手配にミスが目立ちます。空港送迎でも1名だと思われていたし、ホテルの予約も間違った名前で入っていました。ネコマリンのスタッフが前日にピックアップの案内をホテルに届けるとそんな名前の予約はないと言われて困ったと言っていました。よく間違えられるので、マーメルには事前に予約の名前が間違ってないか確認するように依頼していたにも関わらずのこの不手際にイライラ!!しかも、ウエスト・プラザ・デセケルでは、夜中に何時にチェックアウトするんだと電話でたたき起こされました。夜中にチェックアウトして早朝便で帰る日本人客が多いので間違えられたようです。私たちは明後日の便なのに!!これからは、朝にチェックアウトする時はチェックインの際にその旨を伝えておかなければと思いました。

ウエスト・プラザ・デセケルは、ダウンタウンのはずれではありますが、一階はスーパになっているし、近くにレストランもあるので、まぁ便利です。歩いてすぐのふるさとで夕食を食べました。一皿の量がかなりあったため、とても食べ切れませんでした。


ウエスト・プラザ・デセケル。
中央の入り口はスーパ

幕の内と、カツ丼。両方で$14.75
9日目~最終日

最終日はPPRに行って、デイユースでノンビリする予定だったのですが、さっちゃんの体調が思わしくなく、PPRに行くのはあきらめて、ホテルを延泊して、フライトの時間まで部屋で過ごすことにしました。直接延泊をお願いするよりは、マーメルダイバーズ経由の方が、数ドル安いとのことで、マーメル経由での予約をお願いしました。パラオは市内通話が無料らしく、ホテルフロントで電話は簡単にかりられます。ウエスト・プラザ・デセケルは部屋によってベランダがあったり、なかったりするのですが、私たちの部屋はベランダがあったので、器材をついでに干すことにしました。それにしても、この日も晴れていたかと思いきや、雨が急に降ったりと不安定な天気でした。

食事はすべてふるさとで食べましたが、ちょっと濃い味のときもありますが、手ごろな値段で量も多いし良かったです。朝も6:00からオープンしているので便利です。すべてのメニューでテイクアウトもできます。

夜の11:00にホテルを出発し、1:10のCO954でグアムに向かいました(グアム到着 5:30)。この便はヤップ経由だったので、飛行機ではほとんど寝れず、かなり体にこたえました。グアムからはCO961(グアム発 7:20→成田着 9:55)で帰国しました。

ペリリュー島でのダイビングは、ダイビング以外にはあまりやることもなく、三食をともにしてダイビングを数日にわたって同じメンバーでやるので、ゲスト同士でいろいろと話ができて楽しかったです。クルーズに少し似たところがあると思いました。ただし宿泊については、シャワーがでない、夜中に犬の鳴き声で起こされるといろいろと我慢が必要でした。それからキャンベック付近では、ときおりサンドフライが発生するようなので注意が必要です。キャンベックで会ったSachiさんの情報によれば、特に早朝と夕方に多いそうです。私たちは刺されませんでしたが、人によっては、かなり刺されていた人もいました。でも私たちはベッドのダニに少しやられたような気も...

ダイビングの方は、目的だったロウニンアジの群れを見れたし、他にもいくつかレアな魚も見れたので、とても満足できました。といっても、まだカジキはみてないし、Sachiさんが見たという、バラフエダイの群れなど、まだまだパラオには見たい物が残っています!

メッセージ