2008年GWに行ったパラオ(ペリリュー島)の旅行記 Part2 です。
早朝から雨です。早朝ダイブはPeleliu Expressでイレズミフエダイ狙いとのことでした。エントリーして、リーフエッジ付近を流していくと、いましたイレズミフエダイの群れです。暗くて見えにくいのですが、それでも相当数いることがわかります。産卵のために集まっていると聞いていましたが、どう産卵しているのかさっぱりわかりませんでした。今回の旅行のターゲットだったイレズミフエダイの群れはまずは見ることが出来ました。
早朝ダイブ終了後は、一度ホテルに戻ってシャワーを浴びてからMAYUMIで朝食です。ここでシャワーを浴びられるのは助かります。朝食後の午前一本目のダイビングのピックアップは9:00です。
午前一本目は、Peleliu Cutから流してCornerでした。Corner付近は流れが強くカレントフックをはずすのが大変でした。流れが強かったせいか、何もいませんでした。
午前二本目はYello Wallへ。ここではイレズミフエダイのかなり大きな群れを見ることが出来ました。数匹のグループの場合には、すぐに逃げてしまうイレズミフエダイですが、このぐらい大きい群れになると、あまり逃げません。ただ、この辺りにいるイレズミフエダイは産卵行動はとらないとのことでした。
ロウニンアジの群れ
突然あらわれたイソマグロの群れ
イレズミフエダイの群れ
サウスドックにもどって昼食です。この日は朝から雨で天気は良くありません。三本目はDebedでした。タカサゴの仲間の魚が沢山群れているぐらいで、他にはほとんど魚がいません。ボーとしていると、突然カジキが視界に入ってきました。追ってみましたが、あまり近寄れないうちに逃げていってしまいました。う~ん、写真に撮るのは難しいですね。
この日の夕食のときに他のゲストから、イレズミフエダイの産卵の様子を教えてもらいました。数匹が突然上昇して産卵・射精するそうです。明日はなんとしてもみたいところです。
この日の早朝ダイブも、昨日同様にPeleliu Expressからイレズミフエダイ狙いです。今回はNDLをセーブするためにガイドより浅めに移動して、イレズミフエダイが見えたところで着底しました。着底してすぐぐらいのときにリーフエッジで数匹のイレズミダイが突然上昇して産卵しました。お~、これがそうなのか。でも突然でビデオに撮影する暇もありませんでした。今度こそと思ったのですが、その後は産卵行動は見られず...それにしてもすごい数です。リーフの棚に一杯に広がっています。普段は全く目撃されないイレズミフエダイが、この時期だけこんなに集まるというところに、自然の神秘を感じますね。NDLが残り1分というところで、浮上開始しましたが、間に合わず浮上中にDECOがでてしまいました。しかし自分はもっとも浅めに移動したはずなのですが、他の人はDECOは大丈夫なのでしょうか?(さっちゃんのダイコンは、私の使っているのよりずっとゆるいので余裕だったらしい。)
雑誌には、イレズミフエダイの群れを狙ってオオメジロザメやカマストガリザメがやってくるなんて書いてあったのですが、私達は遭遇しませんでした。遠藤氏のチームはなんどか見かけたそうでしたが。
この日の朝食。これで$8は高い?
この日の朝食はトーストでした。昨日はサンドイッチだったので、メニューは日替わりのようです。朝食はバイキングではなくて、レストランのスタッフが席に座ると持ってきてくれます。それにしても、これで$8はちょっと高いかも?ペリリューの食事は、離島ということもあってかコロールよりはかなり値段が高めのようです。
朝食後の午前一本目はPeleliu CutからCornerです。Corner付近は流れが強く何もいませんでした。遠藤氏のチームはリーフの下側を潜っていたようです。その方がCorner付近の強い流れを避けられるそうなのですが、そのかわりCornerからエグジットするときに、ダウンカレントの中を浮上する必要があり、かなり難しいとのことでした。聞くところによると遠藤氏のチームのメンバーは1000本以上潜っているダイバーが相当数いるみたいで、なるほどそういう技量があってこそのコースなんですね。実際、先日にもう一つのチームの一人が、魚を追った際にダウンカレントにはまって上昇できなくなりガイドに助けてもらっていました。このときに残ったメンバー中の一人が流れの中で岩につかまって移動している途中(水深20m付近)で残圧0になり緊急浮上していました。流れがあるときのPeleliu Cornerは難易度の高いポイントです。
一本目の安全停止中にイルカの鳴き声が聞こえたのですが、姿は見えませんでした。エグジット後、ボートでサウスドックに戻る途中にオキゴンドウの群れと出会いました。おそらくこの群れの声が聞こえたのでしょう。ちょっと遠くて水中では会えませんでしたが、ガイドによると以前には会えたことがあったようです。
この日は送迎の関係から時間がずれたため、午前の一本の後に昼食となりました。デイドリーム・ペリリューの昼食はバイキング形式です。スープもつきます。年末年始にマーメルを利用していたときは、デイドリームの昼食が美味しそうに見えたのですが、実際にたべてみるとおかずの種類が少ないので、味的にはマーメルのような弁当の方がいいような気がしました。メニューも種類がそう多くないので飽きてきます。まぁデイドリームのようなバイキング形式の方がお腹一杯食べられるのも事実ですが。あとデイドリームの昼食は、暖かいスープや果物のデザートもつくので、その点は良かったです。
船の上から見たオキゴンドウ
暖かいスープは助かります
まるで鏡のようにフラットな水面です!
この日は朝から快晴で、海も波がほとんどなく、完璧に近いぐらいのフラットでした。カープ島に送迎してからのダイビングということで、この日は二本目はGerman Channelになりました。はいってみるとダイバーだらけです。マンタもいないし、メアジもいない...でも遠藤氏のチームは、離れたあたりにいるとの予測でコースどりして、マンタを見たそうです。おなじデイドリーム・ペリリューのダイビングですが、まるで別のショップのような感じでコース取りが全然違うため、見れるものも全然違ってきます。デイドリームのHPにはブログが載っていて、GWにいろいろと見れたことになっているようですが、あくまでも遠藤氏のチームの話で、私達のチームはいろいろと見れてないものがありました。
三本目はBlue Cornerでした。エントリーが16:52と遅かったので、他のグループがいない貸しきり状態でした。クロヒラアジの群れが何度も通過していきました。バラクーダの群れに、ヨコシマサワラ、ギンガメアジとやはりBlue Cornerは魚影が濃いです。Peleliuは当たると凄いのですが、いないときには何もいませんからね。
早朝のイレズミフエダイの群れ
ブルーコーナのクロヒラアジの群れ