2008年GWに行ったパラオ(ペリリュー島)の旅行記 Part3 です。
Peleliuは離島だし、車もほとんど走っていないので夜はとても静かだろうとおもっていたのですが、ところがどっこい夜は近所の住民のおしゃべりが部屋のなかにまで聞こえてきて、真夜中の2時とか4時とかぐらいからニワトリが鳴きだし、全然静かではありませんでした。夜はまぁ疲れているしすぐに寝られるのですが、早朝のニワトリにはかなり起こされました。
この日の早朝ダイブも、Peleliu Expressからのエントリーです。かなりの流れで、しばらくドリフトした後、Corner付近で岩をつかまりながら移動しているうちにエアがなくなり終わり。う~ん、なんだったんでしょう?
サウスドックにベンチができてました
ここのところ流れが強くなってきたということで、午前一本目はダメもとでPeleliu Cornerに直接潜ることにしました。エントリーしてみると、早朝ダイブのときの強い流れがうそのように流れがなくなっています。Cornerでフックなしで余裕でとどまっていられます。ここでカマストガリザメが下の方を通過していきました。グレーリーフシャークと違って、すばやく泳いでいってしまったため、うまく撮影することが出来ませんでした。残念。その後、浅めの場所でロウニンアジの群れを見ることが出来ました。
流れがなかったので、二本目もPeleliu Cornerへ。あいかわらず流れは0です。ロウニンアジの群れが40mぐらいの深い場所にいました。こんなに突然に流れがなくなるものなのですね。
二本目の後に昼食、しばらくサウスドックで休憩した後に、午後の三本目に出発です。三本目は再びイレズミフエダイの群れ狙いでYello Wallへ。しかし泳げど泳げど群れがいません。数匹のグループはいるのですが、2日前に見たあの大きな群れはどこにいってしまったのでしょう?
ダイビング終了後は、器材は船の中にまとめて置いておいて、ウェットスーツは港で脱いでおくと、スタッフがオフィスで干しておいてくれるのですが、朝・夕にサウスドックの辺りではサンドフライが発生して刺されることがあります。年末年始のときには、ほとんど刺されなかったので油断していたところ、この頃には足などに数十箇所の刺された後が残るようになってしまいました。これがかなりかゆいのです!このため途中からウエットは着たままホテルに送ってもらうようにしました。早朝や午前のダイビングでも、ホテルでウエットを着ていけば露出部分も少なくなるので、刺される可能性も低くなります。
早朝ダイブは、今日もPeleliu Expressからのエントリーです。昨日からPeleliu Corner付近は流れが止まっているようです。昨日まで姿が見られたイレズミフエダイが、この日はまったくいなくなっていました。新月前に見られる群れはいなくなってしまったようです。本当は、この日が新月直前の日だったのですが、スタッフによると今回は少し早かったそうです。次の新月あたりで今シーズンのイレズミフエダイの群れも終わりかなと言っていました。
午前中の一本目はPeleliu Cornerでした。流れもほとんどありません。ロウニンアジの群れがいましたが、遠かったので追うのはあきらめました。
二本目は再度、Yellow Wallでした。エントリー直後にカスミアジの群れが通過したのですが、私達のチームがエントリーしたときには、ほとんど通過後でした。数匹のイレズミフエダイが深いところにいましたが、群れはやはりいなくなっていました。
サウスドックで一休み
この日の昼食はカレーでした。どうやら日曜日はカレーらしく、みんな楽しみにしていたようでした。
昼食後の午後のダイビングはPeleliu Cutでエントリしました。このときは流れが出ていて、Cornerまで流さずにCutでフックをかけて集まっている魚を見ました。午後のダイビングにはジャーマンチャンネルのマンタの捕食をリクエストしてあったのですが、希望する人が少ないということで却下されてしまいました。しかし皆に希望を聞いていたようには見えませんでしたが...もともとは後半の方が捕食が見れるということで日程をずらしたのですが意味がありませんでした。
この日のログ付けタイムでは、昨年にNさんがPeleliuで撮影したDVDを見ることになりました。NさんはSony FX7というプロ機並のハイビジョンビデオカメラで撮影してらして、ハウジングも大砲のように巨大でした。デイドリームのオフィスのテレビはハイビジョンではなかったので、本来の画質では見れませんでしたが、ロウニンアジの群れもすごい大きく、しかもかなり近くまで寄れていて、すごい映像でした。リピータの人達によると、どうも今年のGWは去年ほどは良くなかったようですね。
この日はゲストの方が、スペシャルラーメンを皆のために作ってくれました。サッポロ一番の各味(塩・しょうゆ・味噌・とんこつ?)をミックスしてさらに味付けしたものだったようです。皆さんいろいろと持ち込んでいますね~。味はなかなか美味しかったです。
右側はMAYUMI INN(宿)。
中央奥にレストランがあります。
左手は店で、ここで飲み物を買います。
この日はPeleliuの最終日です。ここまで連続して早朝ダイブに参加してすっかり疲れたので、この日は早朝ダイブはパスしました。この日のMAYUMIの朝食はラーメンでした!麺の感じが昨日のサッポロ一番に似ていました。二人分入れてあるのか、かなりの量がありました。初日がサンドイッチで、その後トースト→フレンチトースト→ホットケーキ→ラーメンと、いつか一周するかもと思っていたのですが、滞在中はすべて朝食は違うメニューでした。フレンチトーストとホットケーキは美味しかったです。
朝食後に荷物をまとめてダイビングのピックアップに乗り込みます。荷物はあとでスタッフが港まで持ってきてくれます。この日は海況がかなり悪いらしくPeleliuでは潜れないということでBlue Cornerに向かうことになりました。途中のGerman Channelでもかなりうねっています。Blue Cornerも無理ということで、比較的穏やかなNew Drop Offで潜ることになりました。かなりの数の船が集まってきています。それにしても、4日目に快晴だった以降はずっと天気が良くありません。降ったり止んだりで、年末年始のときと状況はほとんど同じでした。パラオには晴れが続く季節がないんでしょうか?
New Drop Offは透明度5mぐらいでほとんど何も見えません。ガイドはハゼや幼魚などのマクロ系の魚を紹介していました。すっかりダイビングも様変わりしてしまいました。
二本目はNgerchong Outside(ゲロン アウトサイド)でした。ここは波もあまりなく透明度も普通でした。ホウセキキントキが40mぐらいのところで小さな群れを作っていました。
ダイビング終了後にノースドックに戻って昼食を食べ、すぐにカープ行きのボートに乗り込みました。ダイビング器材をまとめたりと、なかなかあわただしかったです。カープ島でコロール行きの船に乗り換える際に、カープ島のオフィスに行って乗船名簿にサインする必要があります。コロールに到着したところで、デイドリームのコロール店のオフィスに行くことにしました。船の到着するところのすぐ隣にオフィスがあります。デイドリームにはスタンプカードがあって、一ダイブでスタンプ一個もらえ、20ダイブでオリジナルグッズ、30ダイブで2ボートサービスがもらえます。今回、21ダイブしたのでグッズをもらいに行くことにしたのでした。するとオフィスには一日早くコロールに戻ったN夫妻がいらっしゃいました。今日戻った人達を含めて夕食を食べようということになりました。
ホテルは船着場の近くのウエストプラザマラカルです。デイドリームのオフィスからは歩けるぐらいの距離にあります。シャワーを浴びた後、器材を水洗いして部屋で乾燥させることにしました。このホテルは2F以上はベランダがあるのですが、私達が宿泊した一階はベランダがなかったのです。そのかわり部屋は広かったので、部屋中に器材を広げて乾燥させました。
N夫妻、今日戻った人達とデイドリームのコロール店のスタッフとともに、寿司屋で夕食を食べました。ペリリューの食事は、まぁまずくはないのですが、離島ということもあってかメニューが限られているので、だんだん飽きてきます。久々にまとも?な料理でとても美味しく感じられました。でもこのときに行った寿司屋の料理は、そうでなかったとしてかなり美味しかったです。ゲストは皆、デイドリームのリピータの方々で、いろいろな話を聞くことが出来ました。特にN夫妻は旦那さんが、大砲のようなビデオで、奥さんはニコノスRSで撮影されている本格的な方々なので、とても詳しかったです。本数も2000本以上潜られているとか!
最終日はPPRのデイユース(ビーチのみだと一人$25)を利用して一日過ごす予定だったのですが、朝から雨で、こんな中でビーチに言っても仕方なさそうです。とりあえず近くのふるさとで朝食を食べて、器材を片付けながら様子を見ることにしました。10時ぐらいになって雨もとりあえず上がったようなので、PPRに移動することにしました。
ほとんどのペリリュー滞在の人達は、コロールには宿泊しないでペリリューから戻った日にそのまま飛行機に乗って帰りますが、私達はペリリューから戻る日もダイビングをするかわりに、コロールで一日のんびりすることにしています。
PPRはパラオの中でも一番いいぐらいのリゾートなので、中の雰囲気はペリリューとは全くの別世界です。なんともまぁ平和な...別にペリリューが危険地帯なわけではありませんが。
昼過ぎぐらいには日差しも少しでるぐらいまで天気は回復してくれました。PPRのビーチには魚がかなりいるので、シュノーケリングをしても楽しいです。夕食にピザを注文してみましたが、美味しくありませんでした...リゾットはかなり美味しかったのですが。それにしても高級リゾートのPPRの夕食と、ペリリューのMAYUMIの夕食と値段があまり違わないというのもなんですよね。ペリリューは食事代が高いのが難点です。
ホテルから空港へのバスは23:00出発ということで、ロビーで時間をつぶした後に空港に向かい、帰路につきました。
今回の旅行では、ターゲットだったイレズミフエダイの群れが見れたのは良かったのですが、後半のダイビングは今一歩の無いようでした。どうやら日程変更はしない方が良かったようです。イレズミフエダイの群れは見れたのですが、オオメジロザメなど見れなかった(撮影できなかった)魚やシーンも多く、もう一度リベンジにいく必要がありそうです。あとデイドリームのリピータの方々といろいろと話ができたのはとてもよかったです。最初はなかなかリピータの輪に入れずに苦労しましたが、いろいろな人が集まっていて、それがまたデイドリームの魅力になっているのかもしれません。