2008年末~2009年始に行ったガラパゴスアグレッサーⅡの旅行記です。
2005年のGWに、一生に一度はガラパゴスへ行きたいと思い、クラブアズールのガラパゴスアグレッサーのチャーターに乗ったのですが、ダイビングの素晴らしさに感動したことと、一番の目標だったハンマーヘッドシャークの群れは見られなかったため、もう一度行きたいと思っていました。2005年のGWに偶然にガラパゴスで同じ日程で別のダイビングクルーズをしていたA夫妻が同じ年の年末にもガラパゴスに行っていて、そのときにはハンマー三昧だったという話しを聞いていたので、次は年末年始で行こうと決めていたのでした。実際のところ、会社員でまとまった休みがとれるのはGWかお盆か年末年始しかないので、あまり選択の余地はないのですが。
しかしながら、ガラパゴスアグレッサーはかなり人気の船らしく、すでに1~2年先まで埋まっていて、なかなか予約がとれません。数年前にガラパゴスの環境破壊が問題となり、メインスポットのダーウィン・ウルフまで行くクルーズが、アグレッサーとスカイダンサーのみになってしまったことが拍車をかけているようでした。そうした中、2007年の年末にキャンセルが出たという連絡がクラブアズールからあったのですが、どうしようか迷っているうちにすぐに埋まってしまいました。なにしろかなりの高額なツアーなので、そう簡単には決断できません。できればチャーターの方がいろいろと楽なので、チャーターツアーがでないか期待していたのですが、どうも可能性は薄そうだったので、次に年末にキャンセルが出たら、今度はすぐに申し込もうとあらかじめ決意しておくことにしました。そして2008年の年末にもキャンセルが出たため、今度は速攻で申し込みをしました。ガラパゴスアグレッサーは年々値上がりしていて、これ以上先にすると本当に行けなさそうです。
なんとか有給休暇3日を加えてガラパゴスに行けることになり、安心していたところ、2008年の原油高騰のあおりでコンチネンタル航空が10月に大幅な減便をしたため、当初のヒューストン経由でガラパゴスに行けなくなってしまいました。アメリカン航空なら、当初の日程で行けるとのことでしたが、アメリカン航空は値段が高いためやめることにして、大韓航空でロサンジェルスまでいって、その先はTACA航空でグアヤキルまで行くことにしました。値段は安かったのですが、そのかわり一日早く出発する必要があるため、必要な有給休暇は4日になってしまいました。それにしてもロスまでエア代が6万円で、サーチャージが6万円なんて変な話ですよね。
大韓航空 KE001でロサンジェルスまで行きます。大韓航空のロス線は古い機体なのかパーソナルビデオが付いていませんが、機内食は気に入っています。特にビビンバは、私達が思うに機内食の中でも一番に美味しいのではないでしょうか?おかゆの方もなかなかおいしいですが、ふたを開けるのに苦労しました。
コリアンエアーの機内食(ビビンバ)
機内食2(おかゆ)
HACIENDA HOTEL
ロサンジェルスには早朝に着きますが、ここでまずは一泊です。といっても、次のフライトは夜中の1時半発で、さらにラクサ航空はかなり混んでいるらしく、オーバーブッキングの可能性が高いため、空港には4時間前に行くことになっていました。20:30にはホテルをチェックアウトなので一泊というよりはデイユースに近いですね。宿泊したのはHACIENDA HOTELで、クラブアズールでロサンジェルス経由でツアーを組むとよく使うホテルです。空港とホテル間は無料のシャトルバスを利用します。ホテルではコーヒーメーカーと冷蔵庫が用意されていました。ドライヤーは洗面所の壁に据え付けられているタイプのものでした。アメニティは石鹸とシャンプーが用意されているぐらいで、歯ブラシは用意されていません。部屋ではWIFIが無料で使用できました。疲れていたのと時差ぼけもあったので、すぐに寝ました。
空港に出発する前に、軽く食事をとっておくことにしました。ホテルと道を挟んで反対側にスーパーマーケットがあってスターバックスがあります。交差点の反対側にはファーストフード店がたくさんあるモールがあって、私たちはいつもEXPRESS CHINESE FOODを利用しています。写真つきでいろいろなメニューがあるので、注文もしやすいです。量は多めなので少なめの注文が基本ですね。
ファーストフード店が並んでいます
量は多めです。野菜がとれるのが嬉しいですね
空港についてみると、今回使うラクサ航空のカウンターは長蛇の列になっていました。ちょうどクリスマスで飛行機を利用する人が多いのが理由のようですが、それにしてもすごい列の長さです。結局、チェックインに一時間以上もかかりました。
今回利用したラクサ航空はコスタリカの航空会社ですが、空港ではタカ航空(TACA)のカウンタでのチェックインでした。中南米の5つの航空会社はタカ航空を中心とした連合として運行されているためのようです。
まずはロサンジェルスからコスタリカのサンホセ空港まで行き、サンホセ空港でエクアドルのキト行きに乗り換えです。乗り換え時間が85分しかなかったので、乗り遅れないか心配だったのですが、乗り換えのゲートまでは近かったので大丈夫でした。キト行きは2番ゲートで、リニューアルされたゲートみたいでこの場所はきれいな建物になっていまいた。このゲートの待合室では無料でWiFiが使えました。
ロサンジェルス→サンホセの機内食
サンホセ→キトの機内食
キトで一度降りて、グアヤキルに向かいます。キトの空港のゲート前の待合場所でも無料でWiFiが使えました。
やっとグアヤキルに到着です。クリスマスのためか、空港周辺の道路は激混みでした。町にも人があふれています。前回きたときには、もっと人が少なかったと思います。ホテルはヒルトン系列のハンプトン・インでした。クラブアズールでガラパゴスに行くときに、よく使われるホテルのようです。中心街にあるので、出歩くには便利な場所にあります。ヒルトンのポイント取得は、ホテル+エアーマイルの両方が加算されるので、忘れずにカードを提示しましょう。
前回きたときに利用したレストランのLa Canoaで食事をとることにしました。ユカというポテトに似た食材のスープがお気に入りです。ガイドブックお勧めのイカとエビのセビッチェも食べてみました。このセビッチェにはポップコーンなどがついてくるのですが、食べ方がわかりませんでした(笑)。ホテルに戻った後は、疲れていたのですぐに寝ることにしました。
ハンプトン・イン
イカとエビのセビッチェ
グアヤキルの国内線空港からガラパゴスに出発です。チェックインの前にパーミット$10を購入する必要があります。ここの空港の待合室でも、WiFiが無料で使えました。グアヤキルからガラパゴスまでは約2時間です。
グアヤキル→ガラパゴスの機内食
AeroGalでガラパゴスに到着です
ガラパゴスに到着後のイミグレーションでパーミットの$100を支払います。ロストバゲージがよく発生すると聞いていましたが、私たちの荷物は無事に届いていました。出発して三日目でやっとガラパゴスに到着です。
こんなところに寝ています
港には沢山の船が停泊していました
アグレッサーのバスに乗って港に移動して、桟橋からゾディアックに乗ってクルーズ船に乗り込みました。港にはアシカがたくさん寝ていました。慣れているのか、近くを歩いても起きません。乗船したら、船内の説明を受けました。その後はすぐに器材のセッティングと荷物の整理です。チェックダイブがあるので、あまりのんびりとはしていられません。
いよいよ乗船です
ビデオによる挨拶・説明
チェックダイブは前回同様にアシカのいるポイントのIsla Lobosでした。今回もアシカはいましたが、ほとんど遊んでくれませんでした。子アシカもリーフからあまり離れず、子アシカを見るためにはかなり浅い場所まで行く必要がありました。そのかわり、前回は見られなかった海イグアナを水中で見ることができました。
水中を泳いでいます
藻を食べているイグアナ
アシカ
この日の夕食は、船の屋上でバーベキューパーティでした。それにしても予想したよりもかなり寒く、風もあって食べている間にすっかり体が冷えてしまいました。この後はしばらく体調が悪い状態が続いてしまいました。ここまでくるまでにかなり体力を消耗していたところに、体を冷やしてしまったのがまずかったようです。なんとかダイビングはできましたが、体調管理はしっかりとしないといけませんね。なにしろ高額なツアーですから...
船上のバーベキュー
スタッフからの挨拶と紹介