6日目

今回の滞在では、初めてのインカレントのダイビングでした。コースは、パスの途中で水底の渓谷を使ってパスを横断するというもので、過去二回の滞在では通ったことのないコースです。

外洋からパス入り口にかけては何もいず、途中でケーブをなんどかのぞくものの何もいませんでした。ガイドはウツボを見せてくれていましたが、日本からのダイバーでウツボが好きな人は少ないと思うんだけど、もう少し好みの傾向を押さえて欲しいなぁ。海底の渓谷には、ヒメフエダイの群れがいるぐらいで大物はなし。途中でイケカツオを見かけましたが、遠すぎで撮影は無理でした。渓谷横断中は、浮上すると一気に流されてしまうので、魚を見つけても追うことはできません。このコースはいまいちですね。

海から上がった後に、もう一方のグループにどうだったかを聞いてみると、なんとタイガーシャークを見たとのこと。グレーリーフも100匹ぐらいが水底にいたそうで、今回はもう一方のグループの方が断然良かったようです。ダイビングは、本当に運ですね~。

shima
シマハギの群れが食事中です。

ダイビング後に朝食を食べた後は、一休憩をしてシュノーケリングです。水上コテージの浅瀬側はリーフがかなりあるのですが、ここにシマハギの群れがいました。一心不乱に食事をしている状態で、近づいてもほとんど逃げません。珊瑚の表面についたポリープを食べているようでした。縄張りを持っているスズメダイが追い払おうと動き回っていましたが、どうすることもできないような状態でしたね。

午後のダイビングでは、どのコースで潜りたいか聞かれたので、ドルフィンコースを選択することにしました。Eolienneでエントリーして、ひたすら外洋ながめながらリーフから少し離れたところを移動します。途中でコバンザメが、なんとかダイバーにつこうと周りをうろうろしていました。

そのうちにガイドが水面を指し示しながらダッシュしだしました。何も見えませんでしたが、とりあえず指すほうにダッシュしてみると、なんとカジキです。何度か大きな背ビレを開いたところから、これはバショウカジキです。すぐには逃げなかったのですが、さすがにいきなり浮上することはできず、あまり近寄ることはできませんでした。これまで見た中では、一番寄れた方だったと思いますが、ちょっと残念です。といっても急浮上したら自殺行為ですからね...

最後にイルカが三匹。そのうちの一匹は、ダイバーの周りを泳いでくれたおかげで、少しの間ですが一緒に遊ぶことが出来ました。かなり近くまで寄ってきてくれて、良かったです。ここまで5日間中で、イルカと会えたのは4日なのでほぼ毎日会えた感じですね。前回は、全くといっていいほどイルカと遊べなかっただけに、今回はとても満足のいくものでした。

NIKONOS-V 20mm
バショウカジキです!
NIKONOS-V 20mm
一緒に泳ぐことができました
NIKONOS-V 20mm
イルカにここまで
近寄れたのははじめてかも?
7日目

明日の午後のフライトでパペーテに戻るため、24時間あけるには午前中までのダイビングとなります。Avatoru Passをリクエストしてみましたが、インカレントのAvatoru Passはお勧めできないということで、通常のティプタ・パスでのダイビングでした。今回は、パスを横断するコースではなくて、沖からそのまま流すコースでした。パス入り口付近で、数匹のグレーリーフシャークと、いつものブラックフィンバラクーダがいたぐらいで、その後はほとんどみどころがないままに終了。今回は、インカレントのダイビングはいずれもハズレでした。

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今日もいい天気です

ちなみに、今回のダイビングではリピータのダイバーはいなくて、ハネムーンできていて、ほとんど潜ったことがないダイバーが多かったです。ひょっとすると、GWはハネムーンシーズンなんでしょうか?みんな若くて、なんかまぶしかったですね(笑)

ダイバーじゃないのに、ランギロアまで来なくてもボラボラの方がいいのでは?と思いましたが、話を聞くとボラボラよりもランギロアの方が良かったという人もいたので、のんびりするためにランギロアに来るというのもいいのかもしれませんね。でもランギロアに来てから、やっぱりダイビングもやりたいという人も多いようです。海はきれいだし、外洋にでればイルカと会えるかも?と聞けばだれでも行きたくなりますよね。

体験ダイビングでは外洋にはいけないのですが、ライセンスをとるとなるとお金も時間もかかります。 どうやら、その中間的なコース(例:PADIスクーバ・ダイバー・コース)があるようで、これなら比較的短時間で取れて外洋も潜れるということで、受講している人もいました。というわけで、現地に行ってからでも外洋に潜る手段はあるのですが、せっかくならライセンスを日本で取っておくことを検討してみるのもいいと思います。まぁこのHPを読んでいる人たちは、ほとんどダイバーさんだと思いますので、そんなときもあったなぁ...という感じかもしれませんね。

一応、リピータとビギナーはチームを分けているようで、午前中のダイビングでも一本目がリピータで外洋、二本目がビギナーでラグーン内というようになっていました。午後も同じような感じなので、一日三本を外洋で、というのは難しいようです(実際に聞いてみたわけではないので、本当のところは不明ですが)。ホテル・キア・オラに宿泊しているリピーターダイバーは、近くのシックスパッセンジャーなどを利用しているようでした。ホテル・キア・オラに宿泊していると送迎がなくなるという話だったのですが、最初の器材を運ぶときには送迎をしてくれるようです。ビーチ沿いを歩けば、数分で到着するぐらいの距離にあります。

昼食後に一休みした後は、シュノーケリングでティプタ・パスまで行って見ました。今回は、桟橋よりも少し先まで行って見ましたが、アウトカレントの流れが出てきたのでやめておきました。ホテル周辺よりは魚は多いですが、やっぱり大差はない感じでした。

8日目

チェックアウトとホテルの荷物出しは同じ時間の11:00amでした。今回は国内線に夕方発の設定がなく、ランギロアを昼頃に出発するのが残念でしたが、仕方ないですね。朝食を早めにして、一休み後にシュノーケリングをやって、急いで水着などを乾かしながら、荷物をまとめました。

guide
タヒチの魚図鑑です。

ランギロアからパペーテに国内線に移動し、ホテルに向かいました。パペーテから成田へのフライトは早朝発なので、パペーテで一泊する必要があります。パペーテのホテルは、ソフィテル・タヒチ・リゾートです。しばらくランギロアの素朴なリゾートで過ごしてきただけに、タヒチとはいってもパペーテの町は大都会に感じます。車も走っていますし、ホテルは近代的な作りです。プールにも人がたくさんいました。このホテルにはビーチもありますが、とてもシュノーケリングをやるような雰囲気ではありませんでした。同じ、タヒチとは思えませんね~

ランギロアはずっと晴天だったのですが、添乗員の話ではパペーテでは何日かは雨の日があったようです。タヒチ全体が天気が良かったわけではないようですね。

夕方までビーチのデッキチェアで過ごした後、暗くなってきたところで買い物に行くことにしました。このホテルから歩いて5分ぐらいのところに大きなショッピングセンターのCarrefourがあります。いろいろと買うつもりだったのですが、結局飲み物をちょっとと、本屋でタヒチの魚図鑑を買って戻りました。600ページもある本で、タヒチで見られる魚はほとんどカバーされています。ただし、すべてフランス語なのが難点ですが...一応、学名と英名がわかるだけでもいいかなと思い購入しました。

9日目~10日目(最終日)
air2
早朝のフライトです

パペーテ発のフライトは、7:00am発です。早朝に起きて準備をして、送迎に乗って空港に向かいました。飛行機は定刻どおりに出発し、特にトラブルもなく帰国しました。

※成田に着くと、豚インフルエンザが発生したということで健康状態を申告する紙への記入は求められましたが、検疫とかはありませんでした。

前回が今一歩だっただけに、あまり期待していなかったのですが、今回のランギロアは天気もよく、ダイビングもイルカ・カジキ・ツマジロと、見たかったものにはほとんど会うことが出来たのでとてもよかったです。やっぱりランギロアはいいですね。また来たいです!

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