Bali

2012年8月に行ったバリ島(インドネシア)の旅行記の後半編です。

3日目

2日目までは前半編にあります。

今日は一日だけのダイビングです。早めに朝食を食べて、7:45に送迎のピックアップです。アヤナリゾートがあるジンバラン地区から、スランガンマリンサービスのあるサヌール地区までは、少し距離があって車で40分ぐらいかかりました。到着したところで必要書類を記入します。水は用意されているので持参する必要はありません。ダイビング用のタオルも貸してくれました。

Boart
ボートに乗り込みます

準備ができたということで船に乗り込みます。新しく作った船がすぐに壊れてしまったらしくビーチで修理していました。風が吹いているためか波があって、けっこう揺れます。

一本目はBlue Cornerでした。エントリーしてみると、かなり流れがあります。しばらく流したところで、ガイドが遠くを指差しています。どうやらマンボウらしいのですが、自分には影も形も見えません。しばらくその方向に泳いだところで、やっとマンボウがいるのがわかりました。マンボウはハタタテダイで体中を覆われていました。クリーニングされているようです。ただそのシーンを撮影しようと近づくと ハタタテダイはすぐに逃げてしまいました。マンボウはしばらくじっとしていてくれましたが、フラッシュは苦手のようで、フラッシュを使うとその光で逃げてしまいます。 一本目のそれも最初の方で見られるとは運がいいです。さらにしばらく流したところで40mぐらいのところにマンボウがいました。36mぐらいまで潜ったところで、浅いところにもいることがわかり、そちらを目指すことにします。ガイドによれば、さらに深いところにも数匹いたらしいですが、あれ以上は無理です。浅いところにいたマンボウも、ハタタテダイでびっしりになっていました。クリーニングしがいのある状態だったのでしょうか?

ハタタテダイは逃げていってしまいます
NEX-5 16mm+ワイコン
数匹はまだクリーニング中
NEX-5 16mm+ワイコン
今回もマンボウが見られました
NEX-5 16mm+ワイコン

それにしても、あいかわらずというか、流れもあるし、ところによってダウンカレントが入ったり、アップカレントになったり渦を巻いているのではというようなところもあったりと、なかなか気が抜けないポイントです。途中でイソマグロが二匹通過していきました。

エグジットすると、暖かい紅茶が用意されていました。南国ダイビングなのですが、バリは水温も冷たく、この日は天気もあまり晴れていなくて寒いぐらいだったので助かりました。

1時間ほど水面休息してGamatで二本目です。エントリーしてしばらく流した ところで、下のほうにマンボウがいましたが、ちょっと深くて追えません。ここではマダラトビエイを何度か見かけました。最後の方にもマンボウがいたのですが、こちらもちょっと深いです。

Food13
昼食のお弁当

二本潜ったところで昼食です。日差しがあまりなく、風もけっこうあって涼しいです。マンボウのポイントとしてはクリスタルベイがメジャーなようで、10隻以上の船が入っているようでした。ガイドのサリンさんは船があまり入らないところを潜ることもあって、海の中はとても空いています。

ハタタテダイもマンボウを待っています
NEX-5 16mm+ワイコン

3本目もBlue Coronerでした。エントリーしてみると、1本目よりもさらに流れているようです。ダウンカレントになったりアップカレントになったりとポジションをキープするのが けっこう大変でした。ドリフトとはいえ、油断するとすぐに別の流れにはまってしまいます。 後半の深いところで、かなり冷たい場所がありマンボウがいるかも?と思ったのですが、マンボウは見られませんでした。途中でオニカマスや浅いところでナースシャークをみることができました。

これでダイビングも終了です。3本中、2本でマンボウが見られたし、特に1本目はかなり寄れたので、良かったです。さすがスランガンのガイドといったところですね。私達は一箇所のダイビングポイントもしくはサービスにリピートするというよりは、毎回違う場所やサービスを使うことが多いのですが、このバリだけはスランガンマリンサービスをリピートしています。一緒にボートに乗船していたゲストはすでに数日潜っていて、さらに何日か潜る予定だったようですが、明日もマンボウをリクエストしていました。水族館で見たこともありますが、やはり海の中のマンボウは、何度みても感動します。

帰りのボートはかなり揺れましたが、順調にダイビングができたこともあって、午後3時過ぎにはスランガンのオフィスに戻れました。

到着後は器材はすべてスタッフが運んでくれますし、ダイビング後には器材を洗ってくれます。私達はそのあいだにシャワーを浴びて、さっぱりしたところでコーヒーを飲みながらログ付けすることができます。なんともいたれりつくせりで、アジアのダイビングは楽ですね。シャワー用には別のタオルをくれます。ダイビングサービスでタオルを用意してくれるところは少ないのではないでしょうか?ただしシャワーは温水ではなくて水です。シャンプーなどは用意されています。

器材の水気が切れるのを紅茶やコーヒーを飲みながら待っていると、ドーナッツが届きました。前回利用した時も食べましたが、このドーナッツがなかなか美味しいのです。こんなに食べて、夕食は食べられるのでしょうか?

Food14
いろいろと選べます
Food3
子猫や子犬がいました

アヤナリゾートに宿泊していると、外に食べに行くのはなかなか難しいので、ダイビングついでに夕食はサヌール地区で食べてから帰ることにしました。いつもサヌールに宿泊した時に利用しているLUMITに行こうとしたところ なんと改装中とのことでした。三木さんにお勧めのレストランを聞いて、Tandjung Sariのレストランに行くことにしまいた。送迎などはスランガンでやってくれました。他のゲスト達は明日はジンバランカフェとケチャダンスの方に送迎してもらうようでした。スランガンはダイビング+αでいろいろとリクエストを聞いてくれるのでとても便利です。

Tandjung Sariのレストランはビーチにあって眺めがなかなか良いです。メニュ-を見るとセビッチェがあります。先月のカリブではとてもセビッチェを気に入ったので、注文してみることにしました。さすがにインドネシア版は本場カリブとはかなり異なってはいたけれどまた別の美味しさがありました。デザートやカプチーノもなかなか美味しいです。ただしヌードルスープは今一歩でした。

Drink
マンボウに乾杯です
Food15
セビッチェ。カリブ版と違いますが美味しいです
Food16
量も多すぎず良い感じです
Food17
デザートも美味しいです
4日目

朝から雲が少なく、順調にダイビング器材も乾きそうです。朝食を食べた後は、プールでのんびり過ごしました。

Pool
メインプール
Flower
花がきれいに咲いています
Steps
ビーチへの階段

昼少し前ぐらいにアヤナリゾートのプライベートビーチのクブビーチに移動することにしました。アヤナリゾートはプールだけでも3箇所ありますが、さらに少し離れたところにプライベートビーチがあるなど、ホテル内でもいろいろな過ごし方ができるのが魅力です。

Beach
デッキチェア

メインエントランスからビーチへの階段の入口までは車で送迎してくれます。ビーチへ降りる階段は新しく作り直されていて、幅が広く歩きやすくなっていました。クブビーチは以前は、天蓋付きのデッキチェアがたくさん並べてあったのですが、現在は壁沿いに数席あるぐらいになっていました。砂浜から少し上に上がったところの木陰にペアのデッキチェアが6セットありますが、葉っぱが少ないところはほとんど直射日光状態でした。後ろの草むらでガサガサ音がなるので何かとおもったらサルが何匹かいました。

Beach2
この写真だと波もなくて穏やかに見えますが...

せっかくなのでピクニックランチを注文することにしました。ランチは地中海風シーフードコースと、インドネシア風が選べたのですが、私たちはインドネシア風を選びました。スタッフによると1時間ぐらいで届くという話だったので海で泳ぎながら待つことにしました。前回と前々回に来た時には遊泳禁止だったと思うのですが、このときは黄色で遊泳注意でした。波うち際付近は、大きな石が波と一緒に打ち寄せてくるので、素足だと結構痛いです。ときおり大きな波が入ってくることもあって注意が必要でした。急に深くなっているためなのか、波にかなりのパワーがあって、波が崩れるあたりにいると、ふっとばされていまいます。少し沖まで泳ぐと波もなくなるようでしたが、流されると危ないので、そこそこに海から上がることにしました。

デッキチェアが並んでいる横にシャワーがあるので砂は落とせます。注文したピクニックランチは遅れに遅れて、2時間近く待ってやっと届きました。私達はあまりたくさんは食べられないので、二人で一つで十分な量です。料理そのものはけっこう美味しいです。 それなりの値段がしますが、この雰囲気の中で美味しく食べられるというのはいいものです。

Food18
やっと届きました!
Food19
かなり美味しいです。

天気も良くて海がキラキラと輝いています。しばらくデッキチェアでのんびりと過ごした後に、戻ることにしました。階段は広くなって歩きやすくなったとはいえ、高さは変わっていないので、やっぱり疲れます。階段を上がったところで、冷たい水をくれるので、飲みながら車を待ちます。足を洗う水道もあります。

Resort
いったいどのくらいの値段がするのでしょうか?

3年前にも建設中だった向かい側にあるリゾートは、完成間近のようでしたが、いまだに建設中でした。リゾートはアヤナのものではなくて、別の経営のようです。クブビーチそのものはアヤナリゾート所有のものなので、向かい側のリゾート客で占有されるよう なことはないとのことでした。ちなみにスタッフによれば、リゾートは別荘として売り出しているようで、すごい値段がするらしいです。すでにロシアの金持ちさんが購入ずみとか。

Pool2
ヴィラエリアのプール

メインのプールには戻らずに、ヴィラがあるエリアのパブリックプールに行く事にしました。こちらはゲストも少なくて静かです。

以前に来た時にはデッキチェアに座ると、水とナッツがでてきて、なんてサービスがいいんだろう!と感動したのですが、今回は何もでてきませんでした。

夕方に近くなったところで、メインのプールに戻ります。メインのプールの方が、夕方はやはり海が見えるだけにきれいですね。ピザを注文しましたが、ちょっと塩味が濃い目でした。

Cart
カートで戻ります
Sun
そろそろ夕方です
Piza
ピザ
Sun2
夕焼けがきれいです
5日目~6日目(最終日)

最終日の今日もプールでのんびりです。 昼頃にチェックアウトをした後に、チェックインのときにチケットをもらったスパのカフェに行きました。このチケットは、2コースのセットランチをスパ内にあるカフェで無料で利用できるというものです。予約はチェックインのときに済ませてありました。カフェの中の席は一杯のようで、外のテラスの席になりました。天気も良かったので、かえっていい感じです。

Food20
野菜スティック

このスパカフェのランチが無料でつくことについては、ツアーの説明にはかかれていなかったのですが、ひょっとするとスパの宣伝も兼ねているのでしょうか?特にスタッフがスパの説明をするようなことはありませんでしたが、スパ内の雰囲気の良さを見ていると、ひょっとするとスパを申し込みたくなるのかもしれません。

とのんびり考えていたのですが、どうやらとても混雑しているようでスタッフがてんわやんわ状態です。中には予約していても満席で30分以上も待たされているゲストもいて、とてもそんな良さを味わうような雰囲気ではないようでした。

それでも料理はなかなか美味しかったです。さすがアヤナリゾートですね。

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料理は美味しいです
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2コースの一つはデザートでした

昼食後、しばらくメインプールでのんびりした後に、下のプールに再び行って見ることにしました。インクリネーターの乗り場のスタッフによると、今日も下のプールのデッキチェアは満席のようです。インクリネーターそのものは、ロックカフェがまだオープンしていない時間ということもあって空いていました。

Rock
インクリネーターで下に降ります
Rock2
ロックバーが見えます

下のプールはデッキチェアが満席だったので、とりあえず荷物を置いて泳ぎながら空くのを待つことにしました。その間にも2~3のゲストが来てはあきらめて帰っていきました。どうみても一日過ごしているようなゲストばかりで、デッキチェアが空くことは、なかなかないのではないかと思えましたが、45分ぐらい泳いだところでデッキチェアが空きました。ちなみに下のプールのデッキチェアは食料の持ち込みは禁止です。

Pool3
下のプールもインフィニティプールです
Pool4
今日も夕焼けがきれいです

夕食は、これまでアヤナリゾートに宿泊していながら一回も利用したことがない、本膳に行って見ることにしました。ホテルの案内によると、本格的日本料理の店ということになっていて、これまでとてつもなく値段が高いのでは?というイメージを持ってました。スパカフェのランチのあとに通りがかった時に、メニューが展示してあったため見てみたところ、確かにかなりの値段のする料理もありますが、そんなに高くないメニューも載っていたので、予約して利用してみることにしたのでした。

私達はビビンバ、寿司などを注文してみましたが、いずれも美味しかったです。ビビンバはそんなに高くない値段のわりには、すごい量があるので、たくさん食べたい人には向いているかもしれません。

Food23
ビビンバはかなりの量がありました
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このタイプのお寿司もけっこう好きなのです

夕食を食べ終わった後に、エントランスでツアーの送迎車にのって、空港に移動し、00:30発のGA880便で日本に帰国しました。

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最初にジュースが配られました
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機内食(朝食)

アヤナリゾートはプールもたくさんあるし、ホテル内でもかなり楽しめます。サービスも、最初に来た頃よりは普通になってしまったような気もしますが、それでも笑顔で接してくれるし、雰囲気はとてもよかったです。ダイビングは、今回もスランガンマリンサービスを利用しましたが、サービスは前回同様にとてもよく、一日のダイビングながらマンボウが見れて最高でした。やっぱりバリはいいところですね。