2012年年末-2013年年始に行ったラジャアンパッド(インドネシア)のダイビングクルーズ旅行記のPart3です。
2日目まではPart1に、3~4日目はPart2にあります。
前半3日のダイビングが終了して、今日から後半です。ここでもう一隻のクルーズ船とガイドが入れ替わりました。もう一隻のクルーズ船も同じコースのようですが、少しずつポイントに入るタイミングなどを変えているようで、クルーズ中に見かけることはほとんどありませんでした。
早朝に極楽鳥を見るツアーがあったため、この日の朝食前のダイビングはありませんでした。ツアーの集合が朝5時ということと、けっこう蚊に刺されるという噂から、私達はツアーには参加しませんでした。ツアーではかわいい猿も見られるようです。早朝の一本目がないということでゆっくりと朝食を食べることが出来ました。
朝食は料理一品+卵料理+ウインナー+パン+フルーツという組み合わせが多かったです。
朝食にはジュースが用意されます
この日の朝食
NEX-5 16mm+ワイコン
船はガム島の東側に向かって移動します。途中のクリ島近くのSleeping Baraccudaで一本目を潜りました。ツバメウオの群れなどが見られました。
この日の昼食
一本目が終了したところで昼食です。昼食は料理3品+スープ+ご飯+サラダにフルーツという組み合わせが多かったです(麺料理のときもありました)。味付けはアジア風で、日本人には食べやすいと思います。私自身、美味しいと感じることが多かったです。
二本目はMike's pointでした。エントリーしてみると、強い流れが入っています。流れの中をなんとか、リーフ下側の流れの少ないところまで移動しました。その後はオーバーハングの下側を泳ぎました。ほとんど流れのないところを、うまくコースどりしたチームもあれば、流れの中をいったりきたりして終わってしまったチームもあったようです。2隻にガイドが分散してしまったためか、ガイドの質にちょっと差があると感じました。
このポイントでは、ちょっと珍しいホワイトボンネットアネモネフィッシュを見ることが出来ました。
たぶんこれがガヤだったと思います。
ラジャアンパットでは環境保護のためにダイビング中のグローブ着用は最近になって禁止されています。となると体を固定するときなどに岩に素手で触ることになるのですが、ラジャアンパットにはガヤがたくさんいるので注意が必要です。ガヤは見た目は普通の海藻に見えるのですが、実は刺胞動物で触れるとかなりの痛みを感じます。最初はなんどか足元の露出部分に痛みを感じて、ウツボかなにかに噛まれたのかな?と思って振り返って足元を見ても何もいないということを繰り返していましたが、途中からガヤに刺されたということがわかりました。
この日のおやつ
二本目の激流ポイントで流れの中を岩につかまりながら移動した際に、ガヤにひどくやられたゲストが何名かいました。刺されたところは赤く腫れ上がります。
昼食後の一本を潜ったところで、おやつが毎日用意されていました。内容は日替わりで、この日はケーキとインドネシアのフルーツでした。フルーツの方は見た目はあまり美味しそうではなかったのですが、食べてみると酸味があってとても美味しかったです。
三本目はMIOSKONでした。クマザサハナムロやウメイロモドキなどのタカサゴの群れや、ヨスジフエダイの群れなどが見られました。
NEX-5 18-55mm
今日も夕食後はナイトダイビングです。歩くサメ(ラジャエポーレットシャーク)を探します。歩くサメは水深5mぐらいの浅いところにいるので、ダイビングログをみてみると平均で3mぐらいのダイビングでした。この日は3回ほど見つけることが出来ました。
ガム島北側に移動しての一本目はDudibranch Rockでした。前半はひたすらピクチャードラゴネットを撮影しました。ドロのような砂地が広がるポイントでハゼをいろいろと見ることができます。フィンで海底を蹴ると、ドロが舞い上がって視界が悪くなってしまうので、気をつける必要があります。
NEX-5 18-55mm
NEX-5 18-55mm
NEX-5 18-55mm
二本目は有名なThe passageです。ネットで検索すると、ここはかなり危険なポイントという書き込みがいくつかあって、かなりビビっていたのですが、実際にはごく普通のポイントでした。水路になっているところがとてもキレイです。海峡の中央はかなりの流れが入っていましたが、端の方はさほど強い流れではありませんでした。途中に何箇所か海峡が狭くなっているところがあって、そこだけ流れに乗って移動します。ここでは他ではあまり見られないテッポウウオを見ることができます。
三本目もThe passageの予定だったのですが、流れが強すぎるということで、あきらめて別のポイントに潜ることになりました。ガム島の東側まで移動して、Batu limaで潜りました。オオカマスにウメイロモドキやユメウメイロなどの群れが見られたのですが、透明度があまり良くなく、写真にはなかなか撮りづらかったです。今回のクルーズでは、いろいろな群れは見られたものの、もう少し透明度が高ければなぁと思うことが何度かありました。この日もときおり雨が降ったりしていたので、そのせいでちょっと濁りぎみだったのかもしれません。
きれいな夕日
夕食後には昨日同じFriwinbondaでナイトダイビングです。ナイトダイビングも今日が最後です。これまでの二回のナイトダイビングでいずれも歩くサメが見れているということで、この日のナイトダイビングは参加する人が半分以下になっていました。もっといいシーンが見れるかもしれない?ということで、私達はすべて参加です。
NEX-5 18-55mm
エントリーしてすぐに二匹ほど見れて幸先がいいと思ったのもつかの間、その後は全く見られない時間が続きます。もう今日は見られないのかなぁと思っていたところで、岩陰に隠れずに普通に寝ているラジャエポーレットシャークがいました。写真を撮っても、ライトを照らしても逃げません。最後に満足のいくまで写真やビデオを撮影することができました。
この日のナイトダイビングはダイブ時間が66分でした。今回のクルーズのダイビングはほとんどが1時間ぐらいで、どれも長いダイビングでした。水温は29~30℃ぐらいでした。ナイトロックスも利用できますが、特に深い場所で待ったりするようなコース取りをするわけではないので、ノーマルエアでも問題はありませんでした。