フィリピンのマラパスカ(マラパスクア)島の旅行記Part2です。
今日も早朝ダイビングはMonad Shoalです。エントリーしてしばらくはニタリが現れなかったのですが、その後は何回か姿を見せてくれました。ドロップオフ近くのロープで待っていたのですが、待っている後ろでも数回見ることが出来ました。
途中に別の場所に行った後に、再び最初の場所でニタリを待っていると、なんと三匹のニタリが旋回しだしました。しかもずっと旋回しています。いつまでも、このシーンを見ていたかったのですが、ダイブ時間も50分を超えていたので、泣く泣く船に戻りました。
こういうシーンを見れると、来てよかったと心から思えますね。
この日の二本目・三本目のダイビングはGato Islandでした。ボートで1時間ぐらいかかるために、このポイントで潜るときは二本がセットになっていて、昼食は船上で食べることになります。Gato Islandに行くことは前日に決まっていて、そのときにあらかじめランチを選んでおきます。
最初のダイビングでは、何回かトンネルをくぐったりしました。といっても珍しい魚が見られるわけではなくて、どちらかというと地形を楽しむ感じでした。
ダイビング後は船上で昼食です。
バーガー。フルーツは全員についていました。
ナシゴレンはタッパに一杯に入っていました。
水面休息時間が1時間ぐらいになったところで、同じポイントで二本目を潜ります。このポイントも平均で水深14m程度のダイビングになるので、後半はNDLがギリギリになりました。ウミウシなどマクロ中心で魚影はあまり濃くありません。
三本終わって、リゾートに戻ります。通常ですと、一日のダイビングはこれで終了なのですが、この日はサンセットダイビングを申し込んでいたので、夕食前にもう一本潜ります。ツアーには一日三本づつがついていたのですが、最終日の午後の一本をサンセットダイビングに変えてもらったのです。こうすると最終日のダイビングが午前中で終わりになるのでフライトまで24時間以上あけることができます。
サンセットダイビングのポイントはLight Houseでニシキテグリの産卵シーンを見ることが出来ます。少し早めの時間でのエントリーで、産卵シーンを見るには早過ぎるのでは?と思っていたのですが、水中でしばらく見ていると、産卵を開始してくれました。まだ暗くなる前だったので見やすくてよかったです。二回ほど産卵シーンをみたところで、他のショップのダイバー達がきたこともあってか、産卵シーンを見るのはやめて、周囲のマクロな生物を見て回りました。 もう少し産卵シーンを見ていたかった気もしますが...
ニシキテグリ
産卵シーンです
タツノオトシゴ?
ダイビングから戻ってきた所で、少し遅い夕食です。レストラン形式なので時間をずらしてもちゃんと食べられるので便利です。
刺し身を注文してみました
エビの前菜
マンゴーのデザート
フィリピンといえばマンゴーですよね
ヌードルやフライドライスを注文すると量が多すぎるので、前菜などを中心に注文しました。
サンセットダイビングに行く時には雨がかなり降っていたのですが、夕食の頃には小降りになっていました。明日は天気が回復してくれるといいのですが。
短期の旅行なので、もうダイビング最終日です。直接話しをしたわけではないのですが、欧米からきたゲストの会話を聞いていると、次にどこに行く?という質問がよく出てきます。日本人の感覚からすると、一度帰国して夏頃にどこに行くのか聞いていると思ってしまうのですが、欧米の人達はこのマラパスカ島から次はどこに行くの?という話をしていて、どれだけ長期間で旅行をしているんだろう?と思ってしまいます。
早朝はいつもどおりにMonad Shoalでのニタリ狙いです。私達が滞在したときには中国(もしくは台湾?)から来たと思われる10人のグループがいたのですが、ダイビング船はそのグループ用に別に出ていたので、一緒になることはありませんでした。そのグループはいつも15分ぐらい前には集まって出発していたのですが、ポイントで時間調整するためなのか、エントリーするタイミングはいつも一緒ぐらいでした。
朝食にはフルーツプレートを注文してみました
いつもどおりエントリーしてポイントでニタリを待ちますが、なかなか現れません。途中で場所を移動してみると、ニタリが現れて数回旋回してくれました。しかしながら、透明度があまり良くなく、ニタリもうっすらと見えるような感じで撮影はうまく行きませんでした。その後に、もとの場所に戻ってニタリを待ちましたが、一回後ろのほうで現れたぐらいでした。
この日のニタリ狙いは、とりあえず見れた程度でしたが、それでも今回の旅行中3回の早朝ダイビングで3回ともニタリを見れたので良かったです。
朝食後の二本目はNorth Pointでした。2日目に潜ったUbang Batoのすぐ隣のポイントです。ガイドはウミウシやカニなどを紹介してくれました。一箇所、小さな岩穴のようなところがあるのですが、そこに大量のハタンポ、大きなゴンズイの群れと、ベニカエルアンコウがいました。このポイントも平均で16.5mの深さでのダイビングだったので、最後にはDECOギリギリでした。マラパスカは早朝のMonad Shoalだけでなく、マクロポイントも通常エアだとNDLとの格闘になってしまいますね。
青い海に小魚の群れ
これで今回の旅行のダイビングは終了です。スタッフにダイビングは終了と伝えると、器材をダイビングセンターに運んでくれます。器材を洗って干しておきます。昨日は天気があまり良くなかったのですが、この日は晴天でよく乾きそうです。
フレッシュジュース
器材を干した後に昼食とも思ったのですが、午前中の方が透明度がいいかも?と思いホテル前でシュノーケリングをすることにしました。遠浅のビーチで手前は海藻が多く、少し沖合いにいくと、ところどころにリーフがあります。魚はあまり多くないのですが、ダイビングボートが停泊しているあたりでは小魚の群れがいました。
流れはほとんどなく、透明度もまぁまぁ良かったのですが、波が少しありました。
少し泳いだ後に昼食です。これまでアジア系の料理を中心に注文していたのですが、たまには洋風のものもチャレンジしてみようということでピザを頼んでみました。アジア系の料理は、いろいろと美味しいのですが、たまに味がかなり濃いものがあったりしたのですが、このピザはちょうどいい味付けでなかなか良かったです。
イカの前菜は味が濃かったです
ピザ
食後はビーチでのんびりと過ごします。マラパスカ島は日本からはダイビングで行く人がほとんどだと思いますが、天気が良ければビーチから見る海の色がとてもキレイで、のんびりするのにも良いところです。といってもモルジブのような高級リゾートがあるわけではないので、ダイビングなしで来るというわけにはいかないかもしれません。
リゾートはオンザビーチです
白い砂に青い海と空。フィリピンとは思えない??
午後にもう一度シュノーケリングをしました。風と波が左側からきていたので、右側に泳いでいけば少しは穏やかになるかなと思ったのですが、逆に帰るときにアゲインストの流れになってしまい大変でした。透明度は昼前にシュノーケリングをしたときよりも悪くなっていました。あまり魚はいなかったのですが、フックフィンカーディナルフィッシュみたいに、これまで見たことがない魚がいたりするので油断はできませんね。
フックフィンカーディナルフィッシュ
シュノーケリングをしはじめたあたりから雲が広がってきて、それまでの晴天はどこに?という感じの曇天になってしまいましたが、器材はなんとか乾かすことができました。
夕方までのんびり過ごした後に夕食です。
スープ
今日もKinilaw sa Isla
バーガ
デザートのアイス
フロントに明日の予定を聞いてみると、翌朝は7時出発で朝食は6時から食べられるとのことでした。ツアーの情報では最終日の朝食は弁当になることになっていましたが、普通に食べられるとのことで良かったです。精算は夜までに済ませておいて欲しいということだったので、夕食後に精算をしておきました。
カード精算だと3.5%のチャージが必要となります。現金はフィリピンペソ、ユーロかドルが使えます。計算してみたところでは、空港で円からフィリピンペソに両替して支払うよりは、日本でドルに両替して支払ったほうがレートは良かったです。
今回の旅行では最初の昼食だけレシートにサインして、その後はスタッフが不要だからサインしなくても良いということでサインしていなかったのですが、精算のときに最初のサインした昼食の分だけ加算されてしまっていました。食事も含まれているはずという説明をして、加算はされなくなったのですが、ツアーで食事付きのプランのときにサインをすると面倒なことになるようです。
レストランで朝食を食べて、荷物をまとめてリゾートを出発します。潮が引いていたため、小舟に乗る段階で浅瀬を少し歩く必要がありました。送迎のボートで、セブ島に戻って車で空港に向かいます。今回は途中でトイレ休憩がありました。トイレを使うには1ペソが必要です。
セブ - 成田間の食事
空港までは約3時間で到着です。チェックインをして出国手続きをします。出国税として750ペソが必要になります。この出国税を支払うところが長蛇の列になっていました。
到着便の遅れから、搭乗時間が30分ほど遅れたのですが、成田到着はほぼ定刻でした。
4年ぶりのマラパスカ島でしたが、今回もニタリが見れて良かったです。ビーチから見る海もキレイでのんびりすることもできます。ニタリ以外のポイントが、あまりぱっとしないのがちょっと残念なところですが、短期でも来ることができるので、またチャンスがあれば来たいですね。