3月の日本はまだ寒くしかも花粉症の季節です。できれば暖かい南国に行ってのんびり過ごして花粉症から解放されたいものです。この時期は長く休むことも難しいので短期でいけるところとなると、代表的なところだとグアムなどになると思うのですが、今回はセブ(フィリピン)に行ってみることにしました。特にマクタン島のシャングリラは、前回滞在したときにシュノーケリングがなかなか良かったのと、空港と同じ島にあるのでアクセスも楽です。短い日程だったのでダイビングはせずにのんびりと過ごすことにしました。
セブ島には日系LCCのバニラエアも就航していて値段も安いのですが、私たちはフィリピン航空にしました。フィリピン航空は一日2便就航していて、朝早く出発して夜遅くの帰国となるフライトを選ぶことが出来るため滞在時間が少し長くとれる利点があります。またフィリピン航空の預け荷物は23kgを二個まで無料なので重量は気にせずに荷物を持っていけます。
フィリピン航空PR435便で、成田からセブに向かいます。PR435の出発時刻は9:15で成田空港の出発便の中では4番目ぐらいの早さです。朝早くに成田空港に来るのは大変ですが、そのおかげでセブでの滞在期間を少し稼ぐことができます。
フィリピン航空のフライトはパーソナルモニタがなく、自分のスマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードして利用するようになっています。フィリピン航空のアプリはmyPALとmyPAL Playerの二種類が登録されているのですが、機内エンターテインメント用のアプリはmyPAL Playerの方です。機内でインストールするのは大変なので、搭乗前にダウンロード&インストールしておいた方が良いです。
Android版 myPAL Player / iPhone版 myPAL Player
機内エンターテインメントを見るには
スマフォかタブレットが必要です
成田-セブ間の食事
私たちが利用したときは邦画は二本用意されていました。往復ともに同じ内容でした。あまり大きな機体ではなく、エコノミークラスはトイレが後ろしかないので利用しにくいです。
セブまでは5時間半ほどで到着します。入国審査、税関と通過して外に出る前に両替所に寄ります。いくつかの両替パターンを比較したのですが、
日本で円からフィリピンペソに両替 ... 2.57円 = 1ペソ
日本でドルに、フィリピンでドルからペソに両替 ... 2.43円 = 1ペソ (115.50円=1ドル = 47.38ペソ)
フィリピンで円からペソに両替 ... 2.391円 = 1ペソ
というわけでフィリピンで円からペソに直接両替する方法がもっともレートは有利でした。
両替したところで外にでると旅行会社のスタッフがたくさん並んでいます。利用した旅行会社のスタッフと合流して、他のゲストが揃うのを待ちます。しばらくしたところで送迎の準備ができてホテルに向かいます。セブ島中心街だとマクタン島と本島を結ぶ橋を渡る必要があるのですが、シャングリラは空港と同じマクタン島にあるので橋の渋滞などには巻き込まれずにすみます。ホテルまでは20分ぐらいで到着しました。
ホテルに到着
ウエルカムドリンク
旅行会社のスタッフがチェックイン手続きとオプショナルツアーの予約などをしてくれました。ツアーには無人島ツアーがついていたので、ここでいつ行くかを決めて予約します。特に制限とかはなくていつでもOKとのことだったので明日で予約を入れておきました。ツアーにはディナー一食分もついていたので、こちらも予約しておきます。チェックインと予約が完了したところで部屋に向かいます。
部屋は広くもなく狭くもないぐらいです。
ベッドは十分に大きいです
机は広々していて使いやすいです
ペットボトルの水が二本用意されていました。部屋の清掃のときに補充されます。補充される数はそのときどきで異なり最高で6本、最低で0本でした。コンセントはどのタイプでも使えるような形状になっています。また机の周りにもたくさんのコンセントがあるので使いやすいです。
ペットボトルの水が用意されていました
コンセントの形状はなんでもOKになっています。
コーヒーと紅茶が用意されていましたが、ミルクはなくてパウダー状のクリープのみでした。湯沸かし器も用意されています。
コーヒー、紅茶など
冷蔵庫と湯沸かし器
クローゼットにはバスローブと貴重品ボックスがあります。スリッパはありませんでしたが、サンダルが用意されていました。
クローゼット
もう一面あります
サンダルが用意されていました
洗面所も広くもなく狭くもなくぐらいです。シャワー、トイレと一緒の部屋になっているので、できれば換気扇が欲しかったところです。アメニティは歯ブラシを含めて一通り揃っています。
洗面台
アメニティ
ドライヤーは洗面所の引き出しに入っています。部屋の机には鏡がないので、洗面台で使用しようとしたのですがコンセントが髭剃り専用のものしかありません。どこで使うんだろう?と思っていたらドライヤーが入っていた引き出しの奥にコンセントがありました。コンセントが抜いてあると気づきにくいです。
トイレはTOTO製で、一応ウオッシュレットです。日本のようなボタンを押すとでてくるような自動式ではなくて、手でダイアルを回すと水がでてきます。温水ではないので少し冷たいですがちゃんと使えます。
ドライヤー
手動のウオッシュレット
切り替えのノブと水量を調整する
ダイアルがあります
ベランダに椅子とテーブルがありますが、私たちの部屋はオーシャンビューではなかったのでほとんど使いませんでした。
ベランダ
部屋からの眺め
荷物が届くまで時間がかかったのが想定外でしたが、準備ができたところでシュノーケリングの道具を持ってビーチに行きます。ビーチは中央に大きな岩が二つあって浅瀬は三箇所に分かれています。大規模なホテルだけあってゲストも多いですが、デッキチェアもたくさんあるので空いている場所を見つけることが出来ました。
ビーチ右側
ビーチ左側
たくさんのゲストがいました
意外ときれいです
さっそく海に入ります。午後ということもあって少し濁っていますが、十分にシュノーケリングできるぐらいの透明度はありました。白いブイで遊泳エリアが区切られていて、その中で泳ぐようになっていました。浅いところにもブイがあって小さな子供はその岸側で泳ぐようになっているようです。ビーチに監視員がいますが、遊泳エリア内にボートが一隻係留されていて、その中にも監視員がいます。遊泳エリアの中央あたりにCoral Gardenというエリアが設けられていて、シュノーケリングで中に入ることは可能ですが、その中で立ち上がると監視員から注意を受けます。おそらく珊瑚保護のために着底禁止になっているのだと思います。
朝早く日本を出発して、午後3時半頃には海で泳いでいられるというのがセブのいいところですね。グアムの方が確かに距離的には近いのですが、フライトの時間や入国審査、送迎にかかる時間などもあって、海で泳げる時間はかえって早いぐらいでした。
デッキチェアでのんびりしながらマンゴースムージを注文したところ、ちょうどハッピーアワーでした。2杯頼んでも料金は1杯分です。
午後4:30~6:30はハッピーアワーです
フィリピンといえばマンゴーです
夕方に少しビーチを散歩してみます。ビーチは左右に堤防のようなものがあって他のホテルとつながっていなく、シャングリラのプライベートビーチになっています。なので物売りさん達はいませんでした。
堤防の先端で食事ができるようです
堤防からみたシャングリラのビーチ
夕焼けが少し
日没は陸側なので、海に沈む夕日は見ることが出来ません。
部屋に戻ってみると、まだシャワーも浴びていなかったのですがすでに部屋の清掃が終わっていました。ちょっと早すぎるようです。部屋がたくさんあるのでタイミングを合わせるのが難しいのかもしれません。
夕食は2011年のときにも利用した韓国料理店に行きました。シャングリラを出て左側に少し歩いたところにあります。道路に看板はあるのですが、店そのものに看板がついていないので店なのかどうかわかりにくいです。
道沿いに看板はあります
店そのものに看板がなくてわかりにくいです
店の中は広い大衆食堂のようになっています。メニューにあるいくつかの焼肉用の牛肉の写真を示しながらカルビあります?と聞いてみたのですが、カルビ??となって伝わりません。そういえば前回も他の席の料理を指して注文したような気がします。
どうやらメニューにある焼肉用の写真は実際のものと全然違っていて、牛肉か豚肉かでしか注文できないようでした。しかもなぜか牛肉はとても薄いということを強調しています。なんどかゲストからクレームが入ったのでしょうか?どうも焼肉用の牛肉はかなりのチャレンジのようなので、焼肉はあきらめて石焼ビビンバとプルコギを注文してみました。
お通しみたいなもの
スープが無料でついていました
石焼ビビンバは想像どおりだったのですが、プルコギが鍋としてでてきました。プルコギというと焼くイメージだったのですが、鍋というのもあるのですね。味は美味しかったのですが、肉は固くなってしまい今一歩でした。
石焼ビビンバ
プルコギ(牛肉版)
豚肉版もありました
シャングリラの出入り口付近には韓国のお菓子などを売っている小さな店があります。ドライマンゴーを買ってからホテル内のショップで値段を見たら、ホテル内の方が安かったです。空港よりは安いのですが、ホテルの外だから安いというわけではないようですね。
シャングリラは5つ星ホテルなので、部屋の設備もサービスも良いのですが、防音についてはダメでした。廊下の音や隣の部屋の音が聞こえるのはまだしも、上の階の歩く音などがすごい響きます。どうやらお子さんが走り回っているようで、しばらくは寝れませんでした。