Sony RX100M5と純正ハウジング(MPK-URX100A)についてのレポートです。マクロとアクセサリ装着編です。
マクロの実験
RX100M5のマクロ性能はあまり高くなく、最短撮影距離はワイドで5cm、テレ端で30cmです。ハウジングに入れた状態で最短撮影距離がどのように変わるか実験してみました。 Pモード、フォーカスモードは中央にしてオートフォーカスがOKとなる場所を調べてみました。
500円玉よりも少し大きいサイズの被写体を撮影してみます
定規での計測なので正確ではありません
計測した結果が以下のグラフです。ワイド端から一気に最短撮影距離が長くなっていき、60mmあたりで最も長くなっています。被写体までの距離はハウジングのレンズ面からの距離なので、カタログスペックとは異なっています。
最も被写体を大きく撮影できるのはワイド端になります。
テレ端での撮影結果
ワイド端での撮影結果
クローズアップレンズの実験
RX100M5のテレ端は35mm換算で70mmしかなく、最短撮影距離は30cmでマクロ向きではありません。INONのクローズアップレンズUCL-165M67を装着してどこまで近づいて撮影できるようになるのか試してみました。
クローズアップレンズを付けるとテレ端でもかなり近づいて撮影できるようになります。
クローズアップレンズを付けると
ここまで拡大して撮影できるようになります
テレ端で23cmだったのが7cmまで近づけます
その代わりピントが合う範囲がとても狭くなります。
これ以上離れるとピントが合いません
14cm以上離れるとピントが合わなくなります
ワイドコンバータの装着
INONのワイドコンバータUWL-H100 28M67を装着してみました。センサーサイズが1型なのでケラレがないと思っていたのですが、陸上ではワイド端でケラレが生じます。
※水中での撮影は今後行う予定です。
ワイド端(24mm)での撮影
ベースの装着など
底面にベース装着用のネジ穴があいていてINON のグリップベースM1が装着できます。外部ストロボ用のアダプタにINON 光ファイバー用2穴ゴムブッシュを付けてみましたが、きつくも緩くもなく丁度良い感じで装着できました。
INONグリップベースM1が装着できました
外部ストロボ用アダプタに光ケーブルを装着