2013年2月に行ったカンクン(メキシコ)の旅行記です。最近になってダイバーの間で話題になっているカジキシュノーケリングに参加してきました。
カジキといえばダイバー憧れの大物ですが、めったに見られない上に近づくことはほとんど不可能です。そのカジキをすぐ近くでシュノーケリングで見られる場所があるということで、行って見ることにしました。その場所はカンクン(メキシコ)で、2012年の夏にも行ったところです。夏に行った時にはジンベイシュノーケリングでたくさんのジンベイザメを見ることができました。どうやら冬にはカジキが見られるようなのです。にわかには信じられない話ですが、期待に胸を膨らませて旅行を申し込みました。
アメリカン航空航空のAA176で成田からダラスへ出発です。カンクンへは直行便がないので、アメリカのどこかしらの空港を経由することになるのですが、ダラスが最も一般的なのではないかと思います。機体は最新のものではないようで、映画もオンデマンドではなく、一時停止などはできません。始まると次の開始までは最初から見られないということはなくて、30分毎に再生が始まるようになっていました。日本の映画も1つ用意されていましたが、再生の機械の調子が悪いのか、再生していると途中で画面がおかしくなってしまうことが何度かありました。
成田 - ダラス間の食事
成田 - ダラス間の食事 2回目
成田 - ダラス間の軽食
アメリカではトランジットでも入国審査を受ける必要があるのですが、これがとても時間がかかります。2012年の夏のニューヨークでのトランジットでもそうでしたが、今回のダラスでも長蛇の列でした。並んでいると、そのうちにもう間に合わないからということで、優先される人がでてきて、よけいに進まなくなります。私達は次のフライトまでは3時間もあったのですが、入国審査→税関→セキュリティチェックが終了したころには、すでに搭乗開始時刻になっていました。
ダラスからカンクンまでは2時間半ほどで到着します。食事等は有料になっています。ジュースなどは無料で配られます。
カンクンに到着後、荷物をとりだして、送迎のスタッフと合流します。もう一組のゲストがいるらしかったのですが、なかなか出てきません。 どうやら、税関からでてすぐのところでの両替で、もめていたらしいです。スタッフの話では円からの直接の交換はレートが悪いのでお勧めできない、また空港はレートが悪いのでやめておいたほうがいいとのことでした。ちなみに私は今回は両替をしていないのでレートを確認していません。カンクンではほとんどの場所でクレジットカードが使えますし、しかもドル紙幣もそのまま使えます。ただし場所によってはドル紙幣での支払いは変換レートが2割ぐらい悪いこともありました(両替だと1ドル=12ペソぐらいなのが、ドル紙幣そのままだと1ドル=10ペソという場所もありました)。
ホテルにチェックインして、プールへ行ってみます。ここしばらくカンクンは天気が悪かったらしく、 この日も曇りで風もあってかなりひんやりしました。プールサイドのバーでは大量のゲストがいて スタッフは対応に追われていました。ゲストが多いということもあって、ホテル全体がかなりにぎやかです。
飛行機で到着したばかりで疲れていたので、夕食はK’s Cafeで麺料理を食べることにしました。かなり小さな店で6組ぐらいしか座れません。満席だったので、メニューを見ながら待つことにしました。じきに席は空いたのですが、料理がなかなかでてきません。30分ぐらい待ったところでやっとでてきました。貝のサラダはかなりうまいです。ちゃんぽんはこってり系で、こちらも美味しいですが、かなり量がありました。こじんまりした店ですが、日本料理ということもあってか値段は高めです。
貝のサラダは美味です
ちゃんぽんはかなりの量がありました
それにしても、今日は入国、送迎、夕食となにかと長く待たされる日でした。
飛行機ではあまり寝れなかったこともあって、バタンキューでした。寝る頃にフロントから電話がかかってきて、ダンスパーティのようなものがあって音楽が流れるので了承願いますとのこと。なんと夜中の2時ぐらいまで音楽がなり響いていました。どうやらmeltwater groupという団体が宿泊していて、パーティを開催したようなのですが他のゲストを完全に無視していますね。
カジキシュノーケリングについては、けっこう体力が必要な気がして、到着して翌日からやろうとしても、すぐにバテてしまいうまくいかないのでは?と思い数日間は体調調整のために他のアクティビティをすることにしていました。今日は、午後からダイビングの予定です。午前中はホテルでのんびりすることにして、まずは朝食を食べにレストランに。
ハムなどはかなり揃っていました
フルーツも充実していました
20品ぐらいは用意されていたような気がします
味はごく普通で、特に美味しい
ということもありませんでした
日本人コンシェルジュがいるホテルなのに、朝食に和食がありません。あとで分かったことですが、このときは例の団体が宿泊していたために和食を並べていなかったとのことでした。他のゲストを完全に...
朝にスコールがありましたが、その後は晴れました。ただ風がとても強いです。ビーチ沿いは風が強いので、ホテルが風よけになってくれるデッキチェアでのんびりと過ごしましたが、北向きのホテルということで建物に近いと日陰になってしまうのが難点です。
プールはとても広いです
たくさんのデッキチェアがビーチに並んでいます
昼ごろにダイビングの準備をして集合場所で待っていると、ダイビングのスタッフが来て、なんと本日は中止とのことでした。どうやら港がクローズでほとんどすべてのアクティビティが中止となってしまったようです。仕方ないので、器材を部屋に持ち帰って、再度ホテルでのんびりすることにしました。
空は晴天なのですが...
カバナは有料(USD$50)です。
夕方までのんびりして、夕食はバスでロブスターの店に行くことにしました。観光地では路線がわからないということでバスを使うことはあまりないのですが、ここカンクンはホテルが立ち並ぶエリアは道が一本しかないので、路線を気にする必要がなく使いやすいです。 運転手に行き先を伝えてから乗ると、ちかくのバス停に来たところで教えてくれます。
ロブスターのカルパッチョ
スープ
他にもパスタを注文したのですが、パスタはいまいちでした。
この日は午前中のダイビングでした。昨日の風が収まっているか不安だったのですが、無事にダイビングに行くことが出来ました。ダイビングはクイーンエンジェルに申し込みました。さほど大きくない船に3グループも乗船したために、かなり狭いです。ポイントまでは10分程度でした。ポイントはLa LosaとTunelでした。どちらも同じような地形で見られたものもほとんど同じでした。カリブ海ならではの魚が見られます。かなり流れが入っていて、ドリフトのようなダイビングでした。
水温は27℃ぐらいで、一緒に潜ったダイバーはレンタルのウエットだったのか、半袖半ズボンのものでとても寒そうでした。二本潜って戻ったところで、ログ付けをします。カリブ海で見られる魚をイラストにした紙をくれます。
ダイビング後はホテルに戻ってのんびり過ごしました。試しにホテル前のビーチでシュノーケリングをしてみました。海水浴のエリアがロープで囲ってあって、その外側ではボートやジェットスキーが行き交うので、シュノーケリングもロープ内にしておきました。砂浜のビーチなのであまり魚がいないように見えるのですが、海に入ってすぐのところにあるちょっとした岩場のところには、小さめのイサキ科の魚などが見られました。沖の方にも黒い場所があって魚がいるかも?と思ったのですが、藻が生えているだけで、こちらはほとんど魚がいませんでした。左手の方の浅いところにイワシが大量に群れていました。午後ということもあってか、透明度はあまり良くありませんでした。
小さめの魚が見られます
イワシの大群がいました
夕食は日本食の花いちにいきました。地球の歩き方には載っていない店ですが、味はとても美味しかったです。
ビールで乾杯
サラダも美味しい
ちょっと変わったロール?
ロールのお寿司も美味しいです
メキシコはチップの国なので、レストランの精算もチップを計算して...という話だったのですが、私達がいったレストランでは、どこも最初からチップ込みの会計になっていて、計算する必要はありませんでした。
明日はいよいよカジキシュノーケリングです。