2014年GWに行ったパラオのダイビング旅行記 Part2です。
今日からペリリュー島に移動してイレズミフエダイの群れを狙います。利用したダイビングサービスのデイドリームの送迎で、コロールのオフィスに行き、そこからペリリュー島への船に乗ります。他にも二人ほどゲストが乗っていました。ゲストがボートのスタッフにどのくらいで到着するのか聞いてみると、47分で到着との回答が...
快晴です。ペリリュー島にて
天気はとても良くて途中でスコールなどに会うことはありませんでした。さすがに47分ぴったりではありませんでしたが、それに近いぐらいの時間で到着です。
まずはノースドック(ペリリュー島の北の港)で荷物を下ろして、宿に向かいます。宿に到着したのはいいのですが、まだ部屋が空いていないらしく、そのままホテルの前でダイビングのピックアップを待つことになりました。荷物についてはスタッフが部屋が空き次第、中に入れておいてくれるとのことでした。暇だったのでウエットスーツを着ておくことにしました。
しばらくして宿泊しているゲストもダイビングのピックアップのためにホテルの前に集まってきました。
じきにダイビングの送迎車がきました。キャンベック(南のダイビング用の港)まで移動します。
イレズミフエダイの群れ
一本目のダイビングはPelelu ExpressからCornerへ流すダイビングでした。エントリーしてすぐに目的だったイレズミフエダイの群れが見られました。さらにリーフ沿いを流していくとさらに大きなイレズミフエダイの群れがいて、ところどころで産卵をしていました。産卵のシーンは早朝のダイビングで見られると聞いていましたが、午前のダイビングでもみることができるのですね。
二本目のダイビングはLong Expressでした。エントリーしてすぐにロウニンアジの10匹ぐらいの群れが見られたのですが、イレズミフエダイには会えませんでした。
昼食です
二本のダイビングが終了したところで昼食です。いなりずし、うどんとスープでした。炭水化物のみの昼食ですが、残っていればおかわりもできるので、お腹一杯にはできます。
三本目はゆっくりとイレズミフエダイの群れをみたいということでYellow Wallに行くことになりました。エントリーして少しづつイレズミフエダイを追っていっていきます。イレズミフエダイが逃げているうちは、一気に近づこうとしても群れがばらけてしまうだけなので、ゆっくりと追っていきます。
かなり長い時間泳いだところで、とても大きなイレズミフエダイの群れと合うことが出来ました。近づいてもほとんど逃げません。深いところから見上げるように群れを撮影しようと、深場に潜ったところで浅いところにいるガイドがカンカンと合図を鳴らしだしました。どうやら何かが出たようです。
エグジットして聞いてみると、なんとカジキがでたとのことでした。何も一番深いところに行っているところで出なくても...。超大物が見られたということでコロールからきている同じショップの船に近寄って、カジキを見たことを自慢(?)してから港に戻りました。
イレズミフエダイ
巨大な群れです
何匹ぐらいいるのでしょうか?
港にもどったところで、明日の早朝ダイビングの準備をします。早朝はサンドフライがたくさんいるようで、すぐに港から出られるようにするためのようです。ダイビング器材は船に置いておきますが、カメラなどは持って帰ります。特に水中ライトは残しておくと、必ず翌朝にはなくなっているとのことでした。
宿に戻ると部屋の準備ができていて、荷物は部屋にいれてありました。宿泊したのはアイランド・インです。ペリリュー島では、アイランド・テラスが自炊もできて人気なのですが、すぐに満室になってしまうので、なかなか予約がとれません。そうするとアイランド・インに宿泊することになるのですが、裏に器材の洗い場と干し場はあるし、シャワーもかなりまともです(WEST PLAZA DESEKELよりも湯温は安定していました)。部屋にはエアコンも付いています。
冷蔵庫と鏡台。アメニティは石鹸が用意されていました
セミダブルベッドが二つ
テーブルを囲んでの夕食となります
デイドリームの食事は以前はMAYUMIというところだったのですが、現在はデイドリームのペリリューのオフィスで食べるようになっています。大きなテーブルを皆で囲んで、大皿に盛られた料理を取り分けるような感じになっていました。この日は麻婆豆腐に野菜炒めとサラダでした。ご飯とスープも用意されます。大皿の料理は無くなるとおかわりがでてくるので、かなり腹一杯になるまで食べられます。
夕食後にログ付けをします。その後はスタッフとお酒を飲んでいたゲストもいましたが、私達はホテルに戻りました。
ちなみにアイランドインからオフィスまでは歩いて数分ぐらいです。
ロウニンアジの群れ
早朝ダイビングのときは港にサンドフライがたくさん飛んでいるということで、宿でウエットを着て顔をタオルで巻いて送迎の車に乗り込みます。ここ数日はペリリューでは雨が降っていないようで、実際にはサンドフライはあまり飛んでいませんでした。といっても油断は禁物です。
船に乗り込んですぐに出港です。ポイントはPelelu Expressでした。何度かイレズミフエダイの小さな群れを見かけましたが移動中で、産卵はしていませんでした。Corner付近でロウニンアジの大きな群れが見られました。
この日の朝食
港に戻ったら、そのまま送迎車に乗ってホテルに戻ります。朝食については、夕食のようにオフィスに集まるのではなくて、各ホテルに届けられるようになっていました。この内容で$7はちょっと高い気もしますが、ペリリュー島ではまぁ仕方ないのかもしれません。この点では自炊ができるアイランドテラスに宿泊したくなってしまいますね。
部屋で食べられるので、時間的には余裕がありました。少し休んだところで、午前のダイビングの送迎車に乗って再び港に向かいます。
午前の一本目(早朝ダイビングから数えるとこの日の二本目)はAnthiasでした。以前にペリリュー島でマルチカラーエンジェルフィッシュが見られると聞いていて、どこで見られるかなどを昨日のログ付けのときにガイドに教えてもらっていたのです。それがこのAnthiasというポイントで、リクエストがあったということで潜ってくれることになりました。
まずは水深40m+αまで潜ってヘルフリッチを見ます。マルチカラーエンジェルフィッシュについては、ガイドによれば前回潜ったときには35m付近にいた個体が見られなくなっていたということだったのですが、幸運にも今回のダイビングでは見られることができました。体色がとてもきれいなキンチャクダイです。
少し浅いところに移動してバートレットアンティアス、ハナゴンベの幼魚(小さすぎて写真には撮れませんでした...)、ヒメニラミベニハゼ、カンムリベラの幼魚やブルーバードドワーフゴビーなどを見ることが出来ました。これまでペリリュー島では大物一筋のダイビングでしたが、マクロも楽しめるのですね。
ヘルフリッチ
バートレットアンティアス
カンムリベラの幼魚
二本目のダイビングは、Yellow Wallでした。イレズミフエダイの群れがゆっくりと見られるのも、そろそろ時期的に終わりに近づいていて、ラストチャンスぐらいだったようです。昨日の三本目のラストの方で見られた巨大な群れの近くでエントリーしたのですが、群れの大きさはかなり小さくなっていました。といっても、それでもかなりの大きさです。
イレズミフエダイの群れ
イレズミフエダイの群れ
イレズミフエダイの群れ
昼食
昼食はスパゲティ、鶏の唐揚げとスープでした。昨日は炭水化物のみでしたが、今日はお肉付きです。
三本目はPelelu DropからPelelu Cutに向けて泳ぎました。カスミアジの群れがいたのですが、警戒心が高くてほとんど近づくことが出来ませんでした。
ギンガメアジの群れなどもみられました。最後にツムブリの群れが近くを通過していきました。
ツムブリの群れ
ツムブリの群れ
希望者のみで四本目のダイビングに行くことになりました。2隻のボートが出たのですが、1隻がジャーマンチャネルに行くということで、そちらに参加することにしました。もう夕方に近い時間ですし、コロールからの船は帰ったあとでポイントを独占できるかな?と思ったのですが、まだ4隻ぐらいが海に入っていました。
透明度があまり良くなかったのですが、マンタは数匹がクリーニングされていました。メアジの群れが見れたりと、人気があるのもうなずけます。
マンタ
メアジの群れ
メアジの群れとサメ
早朝ダイビングを入れて合計5本も潜ってダイビング三昧な一日でした。
この日の夕食は、サラダ、ロールキャベツ、白身魚のフライの他に刺し身がでました。刺し身はどうやら四本目のダイビングのもう一隻の船で釣りをしたもののようでした。
白身魚のフライはとても美味しかったです
刺し身は嬉しいですね