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2009年1月末に行ったアイランドハイダウェイ(モルジブ)の旅行記です。
あるサイトでハー・アリフ環礁のアイランドハイダウェイのハウスリーフでマンタが100枚以上目撃されたという記事(WEB -LUE-)を読み、これは行くしかないと思いモルジブに行くことに。アイランドハイダウェイのハウスリーフは、アイランドハイダウェイ宿泊以外は潜れないとのことで、リゾートは必然的にハイダウェイに決まりました。現地のダイビングサービスに問い合わせたところ、マンタが見られるのは1月とのことだったので、1月末に行くことにしました。アイランドハイダウェイについてはモアさんのモア、南の島へ行くでとても詳しく紹介されています。旅日記によると、どうやらジャスミンガーデンビラが素晴らしいようなのですが、あまりにも高額でとても全泊なんてできません。最終日だけでも?と思って旅行会社に問い合わせてみましたが、分泊は不可との返事が。結局、一番安いフナパビリオンに泊まることにしました。
モルジブまでは今回もスリランカ航空を利用しました。理由は安いから...スリランカ航空はアライアンスに加盟していないので、マイレージの使い勝手がよくないのが難点です。しかも昨年に独自のマイレージプログラム(SkySmiles)を立ち上げてしまったため、ますます使いにくくなってしまいました。
土曜日発のマーレ行きのスリランカ航空はコロンボ経由です。スリランカ航空は安いわりには食事はなかなかまともです。
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東京⇒コロンボ(その1)
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東京⇒コロンボ(その2)
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コロンボ⇒マーレ
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マーレに船で渡ります。
節約とはいえ夜遅くの移動はつらい...
コロンボ経由だと、マーレに到着するのは現地時間の22時過ぎになります。アイランドハイダウェイのある、ハー・アリフ環礁はモルジブの中では最北端の環礁です。ハー・アリフ環礁へは水上飛行機ではなく、ちゃんとした国内線があるため、マーレ到着後にそのままアイランドハイダウェイまで行くことも可能なのですが、一泊分を節約するため、到着日はマーレに宿泊することにしてありました。空港からすぐ近くにフルレアイランドリゾートという便利なホテルがあるのですが、このホテルもそれなりの値段がするので、節約のため船で渡ったマーレにあるホテルに宿泊しました。空港からマーレまでは船で5分ぐらいです。
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狭いですが、寝るだけなので。
ホテルはリラックス・インで、ツアーでマーレ泊の場合に良く使われるホテルです。船が到着する桟橋から、あるいてすぐのところにあります。部屋に入ったのは、なんだかんだで11時過ぎでした。夜遅かったので、そのままバタンキューです。冷蔵庫がありましたが、動作していませんでした。
朝にシャワーを浴びようと思ったところ、お湯が温かくありません。最初のうちはいい温度のお湯がでたのですが、その後は水よりはましぐらいの温度でしかでてきませんでした。ひょっとしてお湯をためておくタイプのシャワーなのでしょうか?モルジブとはいえ、ほとんど水のシャワーはつらい...上下左右の部屋の声もすごく良く聞こえてきて、やっぱり安いなりのホテルです。朝食がついていたので、6階のレストランで朝食をとることに。内容はあまり期待できませんが、6階からは空港の島などがよく見えます。
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シャワーがぬるい...
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朝食は数品です。窓の外には空港の島が見えます
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ラウンジには飲み物と軽食が用意されています
ホテルで朝食を食べた後、船で空港のある島に渡って、国内線のカウンターへ。チェックインをすませて空港のラウンジへ行きました。以前にリーティに行ったときには、フォーシーズンズなどの高級ホテルは専用のラウンジがあったので、ハイダウェイもどんなに素晴らしいラウンジがあるのかと期待していたのですが、小さな共通のラウンジがあるだけでした。5~6テーブルぐらいしかないので、混雑する時期だとすぐにいっぱいになってしまいそうです。空港でホテルのチェックインも済ませられると聞いていたのですが、それもなし。マーレで一泊するとサービスがなくなってしまうのでしょうか?
国内線の飛行機は頭上の荷物を入れるところが小さいため、高さのある荷物が入りません。しかたがないのでリュックサックは足元に置くことにしました。ハー・アリフ環礁の空港までは40分ぐらいで到着です。
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国内線です。機体に海の絵が描かれています
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頭上のラゲッジスペースは高さが低いです。
途中に簡単な食事がでます。小さな何かの実を干したようなもの(下の写真の右上にうつっています)は、なんだろう?と思って不思議そうに見ていたら、フライトアテンダントが各国語でかかれた紙を渡してくれました。どうやら「びんろう」と呼ばれるもののようです。そういえば、ヤップやパラオではダイビングスタッフなどが果実をよく噛んでいました。ヤップで他のお客が生の果実のビンロウを試したときには、そうとうに苦いと言っていましたが、この干したようなビンロウはほとんど味もしなく、大丈夫でした。といっても、ひとつ食べてやめましたが。
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簡単な機内食
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各国語のびんろうの説明
空港に到着すると、アイランドハイダウェイのスタッフが待っていました。アイランドハイダウェイは部屋ごとに専用のバトラーが付くのがうりになっていますが、そのバトラーは空港到着時から世話をしてくれます。私たちの部屋はモーサという若そうなバトラーが世話をしてくれました。到着した日にダイビングするかどうかはポイント次第で決めるつもりだったのですが、空港で問い合わせてもらったところマンタポイントに行くとのことだったので参加することにしました。
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ハー・アリフ環礁の空港
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ハイダウェイのスピードボート
空港からアイランドハイダウェイのリゾートまではスピードボートで20分程度です。途中でアイスティーのサービスがありました。マーレではかなり風があったので、かなり揺れるのでは?と心配していたのですが、ほとんど揺れることもなく快適にリゾートに到着です。リゾートには昼頃に到着しました。
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個人所有のクルーザで来ているもいるそうです
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ロビーはごく普通
ホテルのチェックインを済ませてビラに移動です。私たちの宿泊したフナパビリオンは、アイランドハイダウェイでは一番安いビラですが、それでもこれまでに宿泊したホテルの中では最も広く、普通の庶民にはこのぐらいの広さで十分だと思いました。これ以上、広くなると物を探すのが大変になるかもしれません。リビングと寝室はちゃんと分かれていて、リビングには大きいテーブル、ソファーと机があります。それでもまだかなりの空きスペースがあるので荷物を広げるのは、とても楽でした。各部屋に自転車が用意されているのですが、女性用の方はペダルでとめるタイプのせいかブレーキがなく、乗ったら怪我をするような気がしたので利用しませんでした。
部屋のもう少し細かな情報は、リゾート情報のページを見てください~。
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フナパビリオン。
林に囲まれているので隣は見えません
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各部屋に自転車が用意されています
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ハー・アリフ環礁の空港
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ウエルカムスナック。以前はもっと豪華だったそうで。
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ダイビング用のドーニ
ダイビングの時間までに時間がなかったので、バトラーに器材だけダイビングセンターに運んでもらって、撮影器材などの準備をした後に、あわただしくダイビングセンターに行きました。レギュレータなどの器材のセッティング等はすべてスタッフがやってくれるので、私達はボートに乗るだけです。ポイントはボートで5分のドナクリ・ノースです。リーフの上の浅いところでのダイビングです。マンタは二匹みることができました。ドロップオフ側でツムブリが川のように流れていました。ダイビングが終わった後に、タオルと水をくれました。さらにフルーツやクッキーも用意されていました。さすがハイダウェイですね。
ダイビング終了後もスタッフが片付けてくれるのですが、レギュレータのダストキャップは自分でやったほうがいいかも?適当にエアを吹きかけるだけで、全然キャップから海水が取れていない状態でキャップを閉めていました。意味ないじゃん!
ダイビング後に部屋に戻ってからはビーチのデッキチェアでのんびりです。隣のビラとは林で区切られていて見えないようになっています。乾季は東からの風が吹くらしく、フナパビリオンがある西側は風も波もほとんど感じられませんでした。とても穏やかで極楽です。
しばらく休んだあとに、シュノーケリングをすることにしました。シュノーケリングは西側で行うことになっています。西側がチャネルになっていて、ビーチからしばらく浅瀬が続いた後はドロップオフになっています。サンゴ礁はかなりきれいな状態で、透明度も抜群でした。魚影もかなり濃くて、いろいろな魚の群れが見られました。このときはフナパビリオンからレストランやプールのある側に流れていたので、そのまま流れに乗ってプールの前までシュノーケリングをして、プールで一休みして、帰りにはバギーを利用して部屋に戻りました。こういうときにはバギーは本当に便利です。
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戻りはバギーで。便利です
明日もダイビングをするつもりだったのですが、行くポイントがどちらかというとマクロ系ということで、ダイビングは行かずにのんびり過ごすことにしました。
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マフィンとコーヒーのサービス
朝食前にマフィンサービスのマフィンとコーヒーをデッキチェアで頂いて、朝のシュノーケリングです。ハイダウェイでは朝にマフィンを部屋に持ってきてくれるサービスをしています。通常は、レストランの朝食が始まる8:00からサービスを頼めるようなのですが、30分早い、7:30に持ってきてくれるようにバトラーに昨晩お願いしておいたのでした。
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珊瑚がキレイで、魚もたくさんです
朝のシュノーケリングは海の透明度も一番良く、ギンガメアジの群れなども遠くからでもよくわかります。 この日はプールを過ぎて島の端付近まで流しましたが、途中にブラックピラミッドバタフライフィッシュの群れなどが見られました。戻ろうとしたところ、流れがあってそのままでは戻大変だったので、ドロップオフではなくて浅瀬側を泳いでプールの前まで戻りました。浅いところでもかなり透明度が良いです。その後プールで一休みして部屋にはバギーで戻りました。
朝のシュノーケリングをした後に、ちょっと遅めの朝食です。ハイダウェイでは、レストランのウェイターもバトラーがやるので、レストランに行く前に連絡しておく必要があります。朝食はビュッフェ形式で、洋風だけでなくタイ風、インド風の他に寿司などの日本風のものも少し置いてありました。パンも豊富に用意されています。私は最近はめっきり日本食しか食べられなくなっているので、寿司をたくさんもらうことにしました。といっても一種類しかないので、そんなには食べられませんでしたが。タマゴ料理をお願いすると、バトラーができあがったら持ってきてくれるので、その場で待つ必要がありません。パンもトースターに入れたところで、バトラーが持って行ってあげるよと言ってくれました。う~ん、バトラーなかなか快適です。タイのハイダウェイではほとんど利用することがありませんでしたが、モルジブのハイダウェイではとても助かりそう。フルーツもいろいろと揃っていて、さすがですね。コックさんにお願いすると希望のフルーツを切ってくれます。いろいろと試したために、すっかり満腹になってしまいました。部屋にもどってデッキチェアでのんびり休むことにしました。
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パンはいろいろな種類が揃っています
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好きなフルーツをカットしてくれます
乾季の割には、薄く雲がかかっていて、海の色合いでいうと今一歩の感があります。以前のリーティは、ありとあらゆるところが、フォトジェニックな感じでしたが、ハイダウェイはそこまではきれいではないような...
バトラーのモーサが、島を案内してくれるとのことだったので、バギーで島を一周することに。アイランドハイダウェイのある島は歩いてまわるには、大きい島なので、移動にはビラに置いてある自転車か、バギーを呼んで移動します。バー、プール、レストランにウォータスポーツセンターなどを説明してもらいました。SPAにも寄ったので、ついでにマッサージの予約をしておきました。5泊6日間の滞在なので、SPAやレストランの予約など早めにやっておく必要があります。ウォータスポーツセンターではカヤックやウィンドサーフィンなど借りられるようでしたが、私達はシュノーケリングしかしなかったので利用しませんでした。島の道には行き先案内板が、ところどころにおいてありますが、意外に入り組んでいるようで道に迷っている人を何度か見かけました。
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プール
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ガーフシレストラン(夜のみ営業)
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ウォータスポーツセンター
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行き先案内板
島を一周したのち部屋で一休みしたところで、再びシュノーケリングを。ドロップオフ沿いも良いのですが、浅瀬もなかなかです。特にプール前の浅瀬ではツマグロを見かけました。これまでにもシュノーケリングで何度かツマグロを見たことはありましたが、このハイダウェイほど頻繁に見たことはありませんでした。ビーチでデッキチェアでのんびりしていても、浅瀬を頻繁に通過していきます。
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ツマグロが!小さくてかわいいです