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2013年7月に行ったコモド(インドネシア)の旅行記です。ダイブクルーズを利用しました。クルーズの船はチェン・ホー号でした。
2012年の年末から2013年の年始にかけて参加したラジャアンパットのダイブクルーズに参加した際に、同乗したゲストの多くが、同じDream Asia Pacificが開催しているコモドのダイブクルーズもとても良かったと話していたので、私達も参加してみることにしました。
ラジャアンパットへはインドネシアのジャカルタを経由したのですが、コモドの場合にはバリ島を経由するということで、クルーズ後にバリに戻った後に、一泊してのんびりと過ごしてクルーズの疲れをとることにしました。
バリ島に向かうガルーダ・インドネシア航空の便は、預け荷物として20kgの他に、ダイビング用器材であれば23kgまでの荷物を無料で追加して預けることができます。ただしバリ島からコモドまでの国内線は、合計で15kgまでしか預けられないので、荷物はできるかぎり減らすことにしました。国内線のオーバーチャージは、1kgあたり約110円程度だったので、数キロぐらいのオーバであれば、気にする必要もないと思います。
ガルーダ・インドネシアのGA881で成田からバリ島デンパサールへ出発です。機内エンターテイメントは充実していて、ビデオはオンデマンドで液晶画面は大きくて見やすいです。日本のビデオもいくつか用意されていました。海外のビデオの場合、吹き替えに日本語が含まれているかどうかが、再生してSoundTrackボタンを押してみないとわからず、少し面倒でした。
この便では、成田空港でビザ代を支払っておくと、機内で入国手続ができるので便利です(機内入国審査プログラム)。
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成田-デンパサール間の食事
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途中でハーゲンダッツのアイスがでます
2012年に利用したときには、預け荷物がなかなか出てこなくて、結局長い間待つ羽目になりましたが、今回は荷物もすぐに出てきたため、入国についてはとてもスムーズでした。
デンパサール空港での両替については、税関通過後にたくさんの両替所があります。私達が両替したときには、ちょうど1円=100ルピアでした。ドルからの両替だと1ドル=10,000ルピアで、約103円=1ドルだったので、円から直接ルピアに両替したほうが良かったです。ちなみに成田空港でもルピアに両替できましたが、レートは3割ほど悪かったので、無理して成田で両替する必要はないと思います。
デンパサール空港ではDream Asia Pacificのスタッフが出迎えてくれました。この日は空港近くのホテル(ASTON INN TUBAN)に一泊して、明日の朝にコモド行きの国内線に乗ります。
ホテルの周辺は、きれいな町並みとは言えない感じでしたが、ホテルそのものは落ち着いた雰囲気でした。
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部屋の広さは並といったところでしょうか
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机
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湯沸し器が用意されていました
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洗面台。ビンの水は無料で提供されていました。
ツアーに夕食は付いていなかったので、外に食べに行くことにしました。ホテル周辺のレストラン紹介の紙をDream Asia Pacificの方からもらっていたのですが、スタッフが連れて行ってくれるということで同行することにしました。
ホテルを出て二軒ほど左隣のインドネシア料理のレストランに行きました。今回のクルーズに参加するほとんどのゲストも参加していて、スタッフの方でいろいろと料理を頼んでくれて皆でシェアしました。ビールを飲んで、満腹になるまで食べて日本円で1,300円ぐらいです。安いですね。料理そのものも美味しかったです。
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ビンタンビール
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これがインドネシアでの取り皿だそうです
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パリパリしていて美味しかったFlying Gurame
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いろいろと注文しました
ホテルに到着した時にはコーランの放送が聞こえてきていて、ちょっとうるさいかな?と思ったのですが寝る頃には終了していました。車の音なども聞こえなくて良かったのですが、どこかの店の音楽が聞こえてきたりするので、さすがに静かに寝れるというわけではありませんでした。
昨日の夜は、寝る頃にはコーランの放送が終わっていて問題なかったのですが、朝はモーニングコールの5:30よりもかなり早い時間から放送が始まっていて、目が覚めてしまいました。
朝6:00から朝食を食べることが出来ましたが、食べていたのはツアー参加者だけでした。レストランのTVモニターではNHK海外放送を流していました。ひょっとすると旅行会社の方で、この時間に食べれるように手配してくれていたのかもしれません(想像です)。バイキング式の食事ということもあって、味は今一歩でした。
国内線については、スタッフが全員分をチェックイン手続きしてくれました。預け荷物の重量オーバ分の超過料金については、船での精算になります。手荷物については重量は量られなかったのですが、一人厳しい係員がいて、後ろの方で待っていたゲストの手荷物をチェックして大きめのものについては預けるように指摘していました。国内線はペットボトルの水を手荷物で持ち込むことが可能です。
バリの空港は現在拡張工事中で、2013年10月に開催されるAPECに間に合わせる予定のようです。国内線のカウンタ等は、この工事中の建物の中にありました。
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工事中のターミナルビル
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国内線での軽食
バリ島からコモドまでは約1時間で到着です。時差はありません。
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ジェット機でした
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コモドに到着です
空港から車に乗って10分程度で港に到着です。ここから小型のボートに乗って、今回利用するクルーズ船のチェン・ホー号に移動します。
チェン・ホー号は、ラジャアンパットで利用したシーサファリ8とよく似ていて、同じインドネシアの伝統的なピニシ船です。
ダイビングデッキは前方にあります。最初にどの席を使うか選んで、その後は席の番号でダイビング器材などが管理されます。ダイビングの際には船の横の階段を降りて小型ボートに乗り込みます。BCはスタッフが運んでくれるので、私達はマスク・フィン・ウエイト・ダイビングコンピュータとカメラを持っていきます。
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ダイビングデッキは前方にあります
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洗い場など
ラジャアンパットのときには、乗船して割りとすぐにダイビングがあって準備が慌ただしかったのですが、今回は乗船して昼食までに1時間、その後もダイビングの説明まで1時間あって、ゆっくりと準備することができました。
スケジュールについては、事前にホワイトボードに書き出されます。ホワイトボードにはワイドなのかマクロなのかと、水温の目安も書かれていて、事前の準備はやりやすかったです。インドネシアのコンセントは丸二穴のC型ですが、カメラ台には日本型のテーブルタップが用意されていました。
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ある日のスケジュール表(二日目ではないです)
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カメラ台にはコンセントがたくさん用意されています
部屋についてですが、広さが部屋によってかなり違いがあるようで、私達の部屋はかなり広く、床にスーツケースを広げても、まだ余裕があるぐらいでした。他の人の部屋も見せてもらいましたが、ほとんどベッドで一杯の部屋もありました。というかクルーズ船の場合、部屋は狭いのがあたりまえで、そこまで広い部屋があるのが珍しいような気がします。
部屋ごとに家庭用のエアコンが付いているので温度管理はやりやすかったです。シーサファリ8と違って、トイレの流れも良く、快適でした。部屋にはバスタオルとフェイスタオルが用意されます。基本、交換はしないということでしたが、床においておくと交換してくれます。
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私達が利用した部屋はかなり広かったです
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部屋のエアコン
ペットボトルが一人一本用意されます。スタッフの説明では、レストランで冷水がでるウォーターサーバーがあるので、それで再充填して使いまわしてくださいということだったのですが、毎日一本ずつ用意されたため、再充填する必要はありませんでした。
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机
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トイレ・シャワー・洗面所は一緒になっています
事前の問い合わせでは、部屋にドライヤーがあるとのことだったのですが、探しても見当たりませんでした。アメニティは、シャンプー、石鹸、歯ブラシが用意されていました。
1本めのダイビングはPULAU TENGAHというポイントでのチェックダイブでした。フィリピンクロミスやゴールドベリーダムゼルをよく見かけました。ラジャアンパットではメギスの仲間(ドティーバック)をよく見かけましたが、ここコモドでもロイヤルドティーバックなど、ドティーバックをちょくちょく見かけます。
2本目は夕方5時からのダイビングで、すでにサンセットダイビングに近い時間でした。ポイントはWAINILU ISLANDでした。
ここではニシキテグリやピクチャードラゴネットを見かけることが出来ました。サンセットに近い時間ということで、産卵シーンが見られるかも?と思ったのですが、残念ながらペアで浮上することはありませんでした。
ニシキテグリ
ピクチャードラゴネット
とてもかわいらしいです
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この日の夕食
ダイビングから戻ってきたところで夕食です。スープとライスに、4種類ぐらいの料理とサラダが用意されていました(デザートとしてフルーツもありました)。アジア風の料理で、食べやすかったです。料理の味もけっこう美味しく、ひょっとすると昨日の夜に行ったレストランよりも、こっちの方が美味しいのでは?とも思いました。
夕食後にちょっとのんびりしたところで、初日からオプションダイビングです。ポイントは二本目と同じでした。午後の8時からのダイビングなので、かなり遅い時間のダイビングです。ダイビング時間も1時間ほど潜ったので、戻ってくると9時半ぐらいになってしまいます。
夜のうちにコモドエリアの南側のポイントに移動するため、船が揺れるかもしれないのでカメラなどは床においておくようにとのことでした。