2013年年末-2014年年始に行ったラジャアンパット(インドネシア)のダイビング旅行記 Part2です。
いよいよ本格的にダイビングが始まります。1日のスケジュールは、7:00から朝食、7:40頃にダイビングセンターに集合で、8:00前後にボートで出発します。午前中に二本潜ってから、リゾートに戻ってきます。一本目が終了してからの休憩は、近くの島などでとります。リゾートで昼食を食べてから、14:30頃に午後のダイビング、その後夕方にハウスリーフでサンセットダイビング(もしくはナイトダイビング)となります。夕食は19:30頃でした。
合計でダイビングは1日あたり4本で、ハウスリーフでのセルフダイビングはやっていませんでした。オプションダイビングなどの設定はないので、ツアー代からの追加料金はありません。昨年参加したクルーズの場合、ツアーに含まれるのは1日3本で、オプションダイビングとして2本追加できるようになっていたので、潜れる数としてはクルーズの方が多いです。
午前の二本は遠くのポイントに行くことが出来るのですが、Passageなどのかなり遠いポイントに行く場合には追加料金($79)がかかります。私は昨年にクルーズでPassageには潜っていたので、今回はPassage行きのダイビングには参加しませんでした。
朝食にもライスと麺ものがでます
卵料理、ソーセージ、ベーコンともう一品
パンもあります
オレンジジュースはちょっと薄いです
一本目はManta Ridgeでした。水深5mぐらいの棚からドロップオフになっていて、マンタが捕食にやってくるようです。このときは6枚ぐらいのマンタが見られました。
ブラックマンタも混じっています。着底してマンタを見ていると、ときおり近く(真上)を通過していきます。
ナンヨウマンタ
宙返りしています
とても近づいてくれます
ケーキは日替わりでした
一本目のダイビングが終わったところで、近くの島に移動して休憩をとります。紅茶、コーヒーの他に、ケーキやフルーツが用意されます。
Manta RidgeやManta Sandyに潜った時には、Arborek Islandという島の桟橋に船をつけて休憩を取ります。島にはトイレもあるのですが、あまりキレイではなく、女性が使うのには難があるかもしれません。
ここでもウォビゴンが見られました
ニ本目はもう一つのマンタポイントであるManta Sandyでした。このポイントは昨年のクルーズでも潜ったところで、ラジャアンパットの中でもかなりダイバーが集まるポイントです。ガイドによれば、これまでに最高で60人ぐらいが潜っているところに遭遇したことがあるそうです。
クリーニングステーションにマンタが集まってくるのですが、岩が並べてあって一定の距離以上は近づけないようになっています。それでも、たまに岩の方に近づいてきたり、後ろの方を通過したりするので、かなり接近して見ることもできます。
ときおり近づいてきてくれます
ここでもブラックマンタが見られました
旋回しています
このポイントは水深15mぐらいのところで長い間マンタを見ることもあって、DECOがでやすいので注意が必要です。
二本潜ったところでリゾートに戻りました。昼食を食べて、しばらく休んだところでダイビングの三本目に出発です。三本目は近めのポイントで、CROSS OVERというポイントでした。
午後は一本でリゾートに戻ります。夕方のサンセットダイビングは、この日到着したダイバー達が、ニシキテグリを見るということで、同じハウスリーフながら、桟橋からは少し離れたところで潜りました。ユメウメイロの群れや、マンジュウイシモチなどが見られました。
ダイビング終了後に夕食です。この日のサンセットダイビングは68分も潜っていたこともあって、夕食はどうしても遅めの時間になります。ビールは缶ビール1本あたり$3(30,000ルピア)で、冷えたグラスを用意してくれます。ちなみに昨年参加したクルーズはビール1缶で46,000ルピアだったので、こちらの方が少し安いですね。
ブリーフィングでのポイントの説明です
この日の一本目は、昨日に休憩に立ち寄ったArborek Islandでした。ダイビングのブリーフィングは、ポイントについてからガイドがホワイトボードにポイントの絵を書いて説明してくれます(チームによっては出発前のダイビングセンターで説明していたようです)。
昨年に参加したダイブクルーズでは、ブリーフィングの際にはインドネシアの図鑑を使ってラジャアンパットならではの魚など、いろいろな魚を紹介してくれましたが、今回のリゾート滞在のダイビングではボートでのブリーフィングということもあって、見られる魚についてはざっくりとした説明でした。スプレンディッドドティーバック、バタンタドティーバック、オブリークラインドドティーバックなどのラジャアンパットならではの魚の紹介はありませんでした。
※ガイドはこれらの魚を知らないわけではなくて、事前にリクエストすると見つけた時に教えてくれます。
その代わり、さすがに現地ガイドは目がいいようで、ピグミーについては相当数を見つけてくれました。昨年のクルーズでは、ピグミーを見たのはクルーズを通して数回ぐらいだったと思うのですが、今回は毎日2~3回ぐらい見れて、ピグミー三昧でした。この日の一本目もデニスピグミーシーホースを見つけてくれました。
水面がフラットです
そのままArborek Islandの桟橋で休憩です。天気は快晴で海況もとても穏やかです。ほとんど波もありません。
二本目はManta Ridgeでしたが、ほとんど流れがなくマンタはいませんでした。フィーディングのポイントということで、流れが入らないとマンタが集まらないようです。マンタがいないと、見どころが無くなってしまうポイントですが、ガイドはバルギバンティピグミーシーホースを見つけてくれました。
二本潜ったところでリゾートに戻って昼食です。午後のダイビングはOtdimaというポイントでした。ラジャアンパットではリボンスイートリップスを良く見かけるのですが、このポイントではすごく密集していました。このポイントでは、ポントヒピグミーシーホースが見られ、今日だけでラジャアンパットで見られるピグミーシーホースの、デニス、バルギバンディ、ポントヒをすべて見ることが出来ました。ただ写真の方は、どれも今一歩でした。とにかく小さくて、カメラのモニタで見てもどこに居るのかわかりにくいです。皆こちらを見ています
密集していました
サンセットダイビングは、ハウスリーフ桟橋前でニシキテグリの産卵の観察でした。こちらも写真にはうまく撮れませんでした。なかなかうまくいかないものです。産卵シーンそのものは何回か見られました。このダイビングでは、ダイバーからピグミーシードラゴンと呼ばれている魚が見られました。
ラジャアンパットでは歩くサメと呼ばれるラジャエポーレットシャークが有名なのですが、ここラジャアンパットダイブロッジのハウスリーフでも見られます。ただダイバーが撮影しようと追いかけたこともあって、最近はずっと浅瀬にあるマングローブの森に移動してしまっているとのことでした。
サンセットダイビングの最後に、その歩くサメを見るために、桟橋沿いを泳いでマングローブの森をチェックしてみました。海底が泥になっていて透明度がすごい悪い状態だったのですが、一部のダイバーは見れたようです。