2013年年末-2014年年始に行ったラジャアンパット(インドネシア)のダイビング旅行記 Part4です。
いよいよラジャンパットでのダイビングも最終日となりました。明日のフライトの時間の関係で、潜れるのは午前の二本のみです。これまで毎日のようにマンタポイントに潜ってきたのですが、ラストもマンタポイントで締めることになりました。
一本目はManta Ridgeです。4日目に潜って以降、流れていないということでここには潜っていなかったのですが、この日は流れが入っているようです。エントリーしてから棚の上を流して、ドロップオフのところで着底してマンタを見ます。
ナンヨウマンタ
空を飛んでいるように見えます
ブラックマンタだらけです
流れが入っているということもあってマンタは6枚ぐらいいました。クリーニングステーションのポイントだと、根の近くは立ち入り禁止になってしまいますが、このポイントはそのような制限もないので、かなり近づけます。
※流れがあるので着底しているのが精一杯で、そうしているとマンタが近づいてきます。
マンタトレイン
真上を通過していきます
真正面から撮影
快晴です
ただし流れのあるときはかなりの上級ポイントになります。ドロップオフから沖合いに離れると強力なダウンカレントがあるので注意が必要です。エグジットの際には、まずはアゲインストの中を棚の中程まで戻って安全停止をして、そこからすぐに浮上となりました(ドロップオフから浮上しようとすると危険なので)。
島で休憩した後に二本目はManta Sandyです。さすがに午前中は潜るダイバーも多く、かなりのボートが来ていました。他のグループと時間差を取るために、ちょっとした砂州で休憩しました。昨日までは天気が悪かったのですが、今日は再び快晴が戻ってきました。
マンタは10枚ほどいました。それにしても今回の旅行では、ここまでマンタづくしなダイビングは過去にはなかったのでは?と思うぐらいにマンタを見ました。この旅行記の写真もマンタだらけです。
旋回しています
目の前を通過
それでも最後にマンタ以外も少し撮影しました。
桟橋の先端
リゾートに戻ったところで、器材を洗って干します。昨日までの雨のままだったらどうしようと思っていたのですが、今日から天気が回復してくれて助かりました。これなら洗い物も乾きそうです。
午後はバードウォッチングのツアーがアレンジできるとのことでしたが、ガイドによれば相当に遠いところでしか見られないという話だったので、ツアーには参加せずにハウスリーフでシュノーケリングをすることにしました。
桟橋の先端の辺りがドロップオフになっていて左右に続いています。特に流れもなかったので、ドロップオフ沿いを泳いでみました。特に珍しい魚はいませんでしたが、ゴールデンラインドラビットフィッシュの群れがいたりと魚はいろいろと見られます。透明度もかなり良く、けっこう楽しめます。桟橋の下にもたくさん魚がいて、特に浅瀬にはマアジの大群がいました。
ナンヨウツバメウオ(?)の若魚
桟橋の下にいたマアジの群れ
マアジの群れ
夕方になって器材が乾いたところで荷物をまとめます。
旅行予定表では7:00頃にリゾートを出発となっていたのですが、現地の案内では8:45頃の出発で朝食をゆっくりと食べることが出来ました。これから長い帰国の途に就きます。まずは送迎ボートでソロンまで戻ります。海況が良かったようで、予定よりも1時間ほど早く到着しました。
チェックインカウンタで荷物を預けるのですが、一つ一つはかりにのせて重さをチェックします。昨年のクルーズのときも、かなり厳しかった記憶があったので、少し手荷物に移動してあったのですが、それでも21kgと23kgで両方ともオーバーになってしまいました。21kgの方はOKになったのですが、23kgの方は追加料金がかかりそうになったので、いくつかの荷物を手荷物に移動してなんとか両方ともOKになりました。
フライトの時間は11:40で、まだかなりの時間があったので、有料のラウンジを使うことにしました。料金は一人10万ルピア(約千円)でした。種類が少ないながらも食べ物なども用意されていて、なかなか美味しかったです。WiFiも無料で使えますが、速度はリゾートと同じぐらいに遅かったです。
食事です。野菜炒めや唐揚げっぽいものがありました
カバーをとって撮影すればよかった...
パンなど。ご飯もありました。
フライトの出発の時間になったということで、飛行機に乗って待っていると、なにやらアナウンスがあって皆、降りていきます。どうやら滑走路でなにかあったらしく1時間ぐらいフライトが遅れるようで、一旦降りるように案内があったようです。
ラウンジは既にクローズになっていたのですが、同行していた旅行会社のスタッフが交渉してくれて、出発まで再度使えることになりました。
1時間ほど遅れて出発です。往路はジャカルタからの直行便だったのですが、復路はマカッサル経由でした。マカッサルからジャカルタの便も少し遅れての出発でした。
ソロン - マカッサル間での軽食
マカッサル - ジャカルタ間での軽食
往路では、バスでターミナルを移動する必要があったのですが、復路では同じターミナルに到着してくれたので、バスで移動する必要はありませんでした。アシアナ航空のチェックインカウンタの場所が、看板に書いてなくてわかりにくかったのですが、スタッフが探してきてくれました。
アシアナ航空は国内線ほどは厳しくないだろうということで、手荷物に移動した分を戻して荷物を預けることにしました。荷物を台にのせると重さが表示されるのですが、ソロンでの重量よりも2kgぐらい少なく表示されます。こちらの値が、日本で出発前に家で確認してあった重量だったことからすると、どうもソロンでのはかりは数kgほど重く表示されるようです。
ジャカルタを23:50に出発して、ソウルには8:50着です。出発直後にサンドイッチらしきものが配られていたようですが、爆睡状態だったのでパスしました。ソウル到着前に食事がでて、おかゆが選べました。エビが入っていて美味しいです。
ソウルで成田行きに乗り換えて帰国です。ラジャンパットのリゾートを出発して28時間後の到着です。さすがに疲れました。
ジャカルタ - ソウル間での食事
ソウル - 成田間での食事
昨年のクルーズ、今年のリゾート滞在と二年連続のラジャンパットでしたが、どちらもとても楽しかったです。ラジャンパットならではの魚を細かく知りたい(見たい)場合にはクルーズの方がブリーフィングなどで図鑑を使って説明してくれたりするので、確実に見られると思います。
リゾートの場合には、潜りたいポイントをリクエストできるのでるのがいいですね。またガイドの目が良かったのか、ピグミーは何度も見ることが出来ました(撮影はうまくいきませんでしたが)。リゾート滞在でもタッスルドウォビゴンや歩くサメなど、ラジャンパットならではの魚は見られます。
マクロからワイドまで、どちらも楽しめるラジャンパットはとても面白いダイビングスポットです。