2013年年末-2014年年始に行ったラジャアンパット(インドネシア)のダイビング旅行記 Part3です。
4日目まではマンタポイントをメインに、リゾートのあるマンソアール島周辺のポイントを潜っていたのですが、ラジャアンパットの他のポイントも潜ろうということで、この日の午前はマンタポイントを離れて、少し遠いクリ島周辺のポイントで潜ることになりました。これまで快晴かつ穏やかな天気だったのですが、朝からスコールになっていて、海も少し荒れているようです。ダイビングの出発時間を少し遅らせて、スコールが通過してから出発することになりました。
リボンスイートリップスの群れ
一本目はCape Kuriで、昨年のクルーズでも潜ったポイントです。水深35m付近にリボンスイートリップスがいるということで、私も含めて数名がそこまで潜りました。リボンスイートリップスは、ラジャアンパットでは普通に見かける魚で、昨日も密集している群れを見たばかりです。何も35mまで行く必要も全くなかったのですが、そこで見られると言われると行ってしまうのでした。
ラジャアンパットでは深くまで行かなくてもいろいろと魚がいるので、30mより深く潜ったのはこのときだけだったのですが、25m付近ではスミレナガハナダイも見られ、深めの場所にもいろいろと魚がいそうです。
グルクマ、コガネシマアジ、ギンガメアジ、ロウニンアジなどアジ科の魚がいろいろと見られました。
二本目はChiken Reefでした。ヨコシマサワラなどが見られました。
二本潜ったところでリゾートに戻ります。朝にスコールが通過したのですが、その後も雨が降ったりやんだりで天気があまり良くありません。午後の三本目はManta Sandyでした。午後は透明度が落ちてくるということで、Manta Sandyは通常は午前に潜るポイントなのですが、やっぱりマンタが見たいということで、行くことにしたのです。このような潜るポイントを、ボート単位でいろいろとアレンジできるのは、リゾート滞在のダイビングならではですね。
ナンヨウマンタ
ブラックマンタをよく見かけました
ナンヨウマンタ
目の前を通過
オトメベラが耳に!
撮影協力:フーミンさん
午後に潜るダイバーは少ないようで、いつも混んでいるManta Sandyですが、このときは私達のグループしかいません。いい位置で撮影できると思いながらマンタを見ていると、突然耳をつっつかれました。誰かがいたずらしたのかな?と思い周囲を見渡しても、そんな近くにはダイバーはいません。でも、しばらくするとまた耳をつっつかれます。何だろう??と思っていると、他のダイバーも同じようにやられているようです。じっと観察していると、なんとオトメベラがダイバーの耳をつっついているではないですか!
このポイントでは、多くのダイバーがマンタを見るためにじっとしています。そうこうしているうちに、ダイバーの耳をクリーニングするようになってしまったのでしょう。
朝の出発が遅かった上に、午前は遠くのポイント、午後はManta Sandyに行ったこともあり、三本目が終了してリゾートに戻った頃には、すでにサンセットダイビングの時間になってしまいました。いろいろと見られれてすっかり満足していたので、私達のチームはこの日は3本で終わりにしました。
盛り上がっています
5日目は大晦日ということで、夜は桟橋の先端でスタッフ達が年越しパーティをしていました。午前0時を迎えた瞬間ではなくて、5分ぐらい前にスタッフが花火を上げて、新年を祝っていました。
海上を見ると、停泊している船や遠くのリゾートからも花火が上がっていました。そういえば、昨年のクルーズでも新年のときには花火を上げていたようです。
かなりの音量で音楽をかけて盛り上がっていましたが、桟橋の先端でのパーティだったので、部屋の中までは聞こえませんでした。
昨日につづいて今日も朝から雨でした。夜には星も見えていたのですが、また天気が崩れてしまったようです。午前は再びマンタポイントから離れて遠くのポイントに行きました。一本目はBlue Magicです。昨年のクルーズでも潜ったポイントで、そのときにはナンヨウマンタではない、ちょっと珍しいオニイトマキエイを見たのですが、今回も見ることが出来ました。他にもオニアジの群れも見たのですが、こちらはすぐに逃げてしまい近づいて撮影することはできませんでした。
バラクーダ
一本目が終了したところでミオスコン島(Mioskon)に上陸して休憩です。人が住んでいるわけではないようなのですが、コテージなどが建設中でした。ラジャアンパットも開発が進んでいるようです。
二本目は休憩した島のMioskonでのダイビングでした。
ユメウメイロやウメイロモドキ、クマザサハナムロの群れに、カスミアジ、ロウニンアジ、コガネアジなどの魚が見られ、魚影の濃いポイントでした。
二本潜ってリゾートに戻ります。昼食後の三本目は、再びManta Sandyです。マンタが6枚ぐらい見られました。途中モブラも通過していきました。このポイントはマンタがメインですが、砂地があってギンガハゼなどが見られます。また後ろの方の珊瑚のところでブルーフラッシャーラスがひたすらフラッシングをしていました。
ナンヨウマンタ
ナンヨウマンタ
ナンヨウマンタ
この日も午前が遠くのポイントで、午後もマンタポイントまで行ったため、リゾートに戻ってきた時にはサンセットダイビングの時間になっていました。少し休憩してから、ナイトダイビングでハウスリーフを潜りました。
前回のクルーズでもいろいろと魚が見られたのですが、いくつかの魚については、もう一度ちゃんと見たいと思っていました。そのうちの一つがラジャアンパットトードフィッシュで、ガイドによればハウスリーフでも見られるとのことだったのですが、まだ見ていませんでした。今回こそ...と思って潜ったところ、無事に見つけることが出来ました。
エビ
ラジャアンパットトードフィッシュ
ラジャアンパットトードフィッシュ
最後に再びマングローブの森まで行って歩くサメを探します。今日は写真に撮影することができました。前回のクルーズでは岩場を隠れながら移動しいたので、本当に歩いているように見えたのですが、今回は砂地だったからなのか、歩くというよりは泳いで移動していました。
マングローブの森に隠れています