ダイブクルーズ - ソレイユ(モルディブ)の旅行記 Part2 です。
朝の一本目は昨日のナイトダイビングで潜ったのと同じポイント(Maaya Thila)でした。ナイトダイビングではたくさんのロウニンアジを見かけましたが、昼間になるとチラホラと見かけるぐらいで全く別のポイントのようです。
二本目はアリ環礁を少し南下したところにあるフィッシュヘッド(Fish Head)です。通常コースでは常に潜る人気ポイントです。
このポイントにはベンガルフエダイが大量にいます。北マーレ環礁のSmall Maagiriで見たヨスジフエダイとよく似ています。以前はこのポイントでもヨスジフエダイの群れが見られたらしいのですが、現在ではベンガルフエダイばかりになってしまいました。実際にネットで検索してみると、2005年ぐらいのログではヨスジフエダイしか記載されていないのですが、2010年ぐらいから両方になって、最近ではベンガルフエダイしかログに載っていないことが多いです。
イソマグロやカスミアジなどの捕食の魚や、ウミガメなどいろいろとみられて、さすがは人気のポイントですね。ちなみにゲストの中にウミガメの写真を撮っていたらソロイモンガラに噛まれたという方がいました。ソロイモンガラが噛むというのは初耳です。
二本目が終わったところで昼食です。この日はそうめんがでました。
そうめん
ちゃんとつゆも用意されていました。
カレースープなど
モルディブでこんなに日本食が食べられるというのはちょっとした驚きだったのですが、昨日のカレーや日本米も含めて、すべてゲストが持ってきてくれたものでした。
ちなみに昨晩のカレーの残りがスープになってでていて、そうめんをカレースープで食べているゲスト(とガイド)もいました。
デザートとしてアイスが用意されていました
あるガイドのお気に入りの海苔
船はアリ環礁内を移動して、ナイトマンタをするのに最適な場所に停泊しました。三本目は、ここから行けるポイントということでフェスドゥレック(Fesdu Wreck)でした。水深25m付近に船が沈んでいます。最初はマクロ狙いで海底の砂地にいるドラキュラシュリンプゴビーを撮影しました。
ドラキュラシュリンプゴビーはダイバーに慣れているからなのか、相当に近づいても隠れずに全身を見せてくれました。ただ海底でドラキュラシュリンプゴビーを撮影するために長い時間粘っていると窒素がたまってきてしまいます。今回のダイブクルーズでは少し深めのところでダイビングすることが多くて、NDLがギリギリになることが多かったです。
白くなった枝珊瑚
クマノミのいたイソギンチャクが真っ白になってキレイなのですが、これはどうも白化現象のような気がします。今回のクルーズでは、白くなった珊瑚を何度も見かけました。昨年に史上3番目の規模でエルニーニョ現象が起きたらしく、その影響のようです。早く回復してくれることを祈るばかりです。
四本目はナイトマンタなので、三本目終了後はのんびり過ごします。この日は午後のおやつとしてドーナッツが用意されていました。
スタッフによると先週はとても天気が悪くてクルーズ催行も危ぶまれるぐらいだったようなのですが、奇跡的にダイビング初日からいい天気に恵まれました。この日もきれいな日没が(水平線ギリギリにはちょっと雲がありましたが)見られました。
ドーナッツが用意されていました
いい天気が続いています
暗くなってきたところで、いよいよナイトマンタの準備です。スタッフが船の後方でライトを照らしてマンタを呼び寄せます。しかしながら、なんとメインのライトが光らないというトラブルが発生しました。
ライト修理中です
どうやら満月近くのようで
海が明るいです
スタッフが修理を試みていたのですが、結局は以前使っていた少し小さなライトを使うことになりました。あとはマンタが出てくれるのを待つのみです。
しかしなかなかマンタが出ません。夜の9時ぐらいになって、ここで出てもエグジットして夕食を食べる頃には11時ぐらいになってしまうなぁと思っていたところで、ついに夕食の用意がされて実質終了となりました。
ついに夕食が用意されてしまいました
今日はスパゲティ
ガイドによるとナイトマンタが見られる確率はかなり高くて、昨シーズンでも見られなかったのは3回ぐらいだったようです。そんなにも高確率で見られるはずのものを外すとは...見れなかった3回も満月だったようなので、月が明るいと難しいのかもしれません。