2日目

早朝に船はペリリュー島に向かって出発しました。せっかくなので朝食前に船を少し探検してみましょう。

船の後方にはダイビングデッキがあります。器材はボートに置いたままになるので、ウエットスーツをかけておくぐらいになります。シャワーが二か所にあります。他のクルーズ船にないものとして、水着やインナーを乾かすための脱水機が用意されていました。これにかけてから干すと、すぐに乾くので便利です。

ship3
後方のダイビングデッキ
ship4
脱水機があります

上の階にあがると食事をするスペースがあります。オープンエアになっています。雨などが心配ですが、雨・風よけのビニールが横に張られるので、スコールとかでなければ大丈夫でした。朝は場所によっては日差しがあるので暑いです。

食事スペースの横の通路を通って前に行くと、船の先端に行くことができます。船の先端にはデッキチェアがいくつか用意されているのですが、日差しを遮るものが何もないので使っている人はあまりいませんでした。モルジブのクルーズ船だと一番上の階にデッキチェアがあって、しかも日よけの屋根もついているので、私たちは良く利用しているのですが、龍馬にはそのようなスペースがないのが唯一の残念なところでした。

ship5
食事スペース
ship7
船の先端にデッキチェア

さらに上の階に上がると、ちょっとしたベンチとジャグジーがありました。ここは屋根がないので日中は暑いです。干し物をすると早く乾きそうですが、ここまで上がるのが面倒なのか利用している人は少なかったようです。パラオの場合、晴れていても、突然スコールが来たりするので、ここに干すのはちょっと不安かもしれないです。

ship6
さらに上の階
ship8
ジャグジーがあります
使っている人はいなかったような気も??
ship9
和室があります

船室の一番前には和室があって、ログ付けなどに使われます。図鑑や小説なども置かれていました。ログ付けのときにはビデオ撮影した方の上映会なども開催されていました。

食事の準備ができるとベルがなります。龍馬は食事が美味しいと聞いていたのですが、確かに種類もたくさん用意されているし、どれも美味しかったです。

ship10
この日の朝食メニュー
ship11
いろいろと用意されています
ship12
ごはんと味噌汁が嬉しいです
ship13
飲み物も用意されています

朝食をとったところで、いよいよダイビング開始です。龍馬からダイビングボートに乗って、ポイントまで移動します。一本目はジャーマンチャネルの手前ぐらいでボートに乗り換えてペリリュー島まで移動しました。ダイビングが終了するころには、龍馬もペリリュー島に到着します。エントリーする前にペリリュー島の港に寄ってパーミットを購入します。このときに現金$50が必要になります。

sea1
ジャーマンチャネルを通過

ペリリュー島のポイントマップ

一本目はマップの右上から左下方向に流れがありました。ロウニンアジを見るには鉄板の流れです。このときにはカットとエキスプレスの中間ぐらいからエントリーして、コーナーの方に流してドロップオフ沿いを泳ぎ先端付近でロウニンアジの群れを見ます。ドロップオフ沿いを泳いでいるときにもロウニンアジの群れが沖に見えますが、そこでは追いません。先端付近で待っていると、ロウニンアジの群れがリーフに近寄ってきてくれることがあり、そこでリーフから離れるとロウニンアジの群れに巻かれることができるのです。ただしダウンカレントに注意する必要があります。

まさに理想的な流れでロウニンアジの群れがこちらに向かってきました。ここでロウニンアジの群れに...と思ったのですが、ガイドは行きませんでした。あら??

そのあと、しばらくして群れが少し離れたところで沖に流しましたが、すでに群れは遠くなっていました。

α6000 16-50mm
ロウニンアジの群れ
α6000 16-50mm
ロウニンアジの群れ

2015年のGWでの秋野ガイドによるペリリュー島ダイビングがとても良かったので、今年の龍馬でもガイドされるということで乗船してみたのですが、さすがに人気の船だけあって3チーム編成となり、残念ながら秋野さんガイドのチームには入れませんでした。

私たちはスターがガイドのチームだったのですが、なんと10年ぐらい前にパラオなどで会ったことのがあるA夫妻と一緒でした。偶然というか、こういうことってあるんですね。

龍馬はGWの前半は北のテールトップコース、後半は南のペリリュー島コースと二航海に分かれていて、私たちは後半のペリリュー島コースのみに参加したのですが、ゲストの半分近くは二航海連続で乗船していたようです。一航海のみでもかなりの金額になるのですが、みなさん凄いです。この中にあっては秋野ガイドチームに入るのは難しいかもしれません...と驚いていたのですが、中には三航海連続という猛者もいました。

一本目が終了したところで龍馬はペリリュー島近くに停泊していました。シャワーを浴びて、しばらくしたところで昼食です。

food7
昼食のメニュー
food8
こんな感じです
うどんがあるのが嬉しいです

これまでに何度もペリリュー島に潜ってきましたが、このクルーズ船を使ったダイビングは比較にならないぐらいに快適です。まぁこれまでのいろいろな苦労も、今となってはいい思い出ですが。

二本目も同じコースでしたが、少し流れが強めでした。ロウニンアジは先端にはいなく、コーナのドロップオフ沿いにしかいなかったので、先端から戻ったのちに沖に流して群れを見ました。

food9
おやつタイム

モルジブのクルーズなどでは、昼過ぎぐらいにデザートなどを用意していることがあるのですが、龍馬でも用意されているかもしれないと思い、食事をとるスペースに行ってみたところ、ありました!モルジブのようなケーキというわけにはいきませんが、それでも袋のお菓子と甘めの紅茶が用意されているだけでも十分です。こんなのんびりとした時間が過ごせるというだけでもクルーズはいいですね。

三本目はロングエキスプレスでした。日中はイレズミフエダイはこのポイントのあたりで休んでいます。ドロップオフ沿いを泳いでいくと大きな群れが見つかりました。

α6000 16-50mm
イレズミフエダイの群れ
α6000 16-50mm
イレズミフエダイの群れ

ダイビング後は夕食までのんびり過ごします。

food10
夕食のメニュー
food11
いろいろと用意されています

記念ダイブを迎えたゲストがいたということで、お祝いのケーキが用意されていました。

food12
food13
記念ダイブ祝いのケーキ

明日のダイビングでは、早朝にイレズミフエダイの産卵を狙います。

メッセージ