モルディブのバア環礁にあるリーティ・ビーチ・リゾートの旅行記です。リーティを利用するのでは、これで4回目になります。今回はダイビングなしで、シュノーケリングのみでした。
旅行時期:2018年 7月
7月のモルディブは雨季でベストシーズンではないのですが、その分リーズナブルに旅行することができます。さらに雨季のバア環礁なら、有名なハニファルベイのぐるぐるマンタも期待できます。というわけで、7月に昨年同様にリーティ・ビーチ・リゾートに行くことにしました。これでリーティを利用するのは4回目になります。そんなに何回も行くということは、よっぽどいいところなのか?というと、単にコストパフォマンスが良いというだけで絶対的な良さがあるわけではなく、同じバア環礁内のリゾートなら「パウダーブルーな日々」で紹介されているミライドゥの方が断然良いのは間違いないです。リーティは手頃な値段でモルディブの良さを感じられるというのが特徴ではないかと思います。
ダイビングは2015年のときに潜ってみてガイドも海の中もイマイチだったので、前回同様に今回もやめておきました。
前回同様にスリランカ航空で向かいます。成田空港の滑走路はとても混んでいて、出発まで誘導路でかなり渋滞していました。スリランカ航空の機内エンターテインメントは日本映画という欄があるので、とても選びやすいです。日本映画という欄になっていますが、邦画だけでなく日本語吹き替えがある洋画も含まれていました。20以上はあったのでかなり充実していました。ちなみに着陸30分ぐらい前にヘッドホンを回収されてしまうので、最後まで見たい方はイヤホンを持参したほうがいいです。
成田-コロンボ間の食事
成田-コロンボ間の軽食
スリランカ航空の場合、コロンボで乗り換えです。次のフライトまで少し時間があったので、のんびり過ごしていたのですが搭乗予定時刻の前に突然にFinal Callのステータスになり急いでゲートに行ってみたところ、R1~R5のゲート用のセキュリティチェックが兼用になっていて、かなり並んでいたためだったようです。セキュリティに並んで、その後は特に問題なく搭乗することができました。ちなみにコロンボは日本と3.5時間、モルディブとは0.5時間の時差があります。この0.5という中途半端な時差がとてもわかりにくいです。
コロンボ-マーレ間の軽食
昨年より1品減りました
マーレでのホテルはいつもどおりフルレアイランドホテルです。空港から定期的に送迎がでていて数分で到着するので便利です。
今回の部屋にはバスタブがついていました。せっかくなのでお湯をはってみたところ、最初は熱いお湯がでていたのが、途中から目一杯HOTにしてもぬるいお湯しかでなくなってしまいました。さらにはシャワーもぬるくなり、寒い思いをしてシャワーを浴びることになってしまいました。連続してお湯をだすのは良くないようです。
ウエルカムドリンク
無料の水が2本用意されていました
バスタブがあったのですが...
アメニティ
コンディショナーもあります
ドライヤー
モルディブはBF型です
フルレホテルは、ロビーでは無料でWiFiが使用できますが、部屋では有料になります。明日の朝にリーティに移動します。
昨年のリーティは国内線でバア環礁まで行ったのですが、早朝の便がなくリーティに到着したときにはすでに午後2時ぐらいになってしまったので、今回は水上飛行機で行くことにしました。これまでに水上飛行機を利用したときには、ホテル出発が7時前ぐらいで、すごく早い時間にリゾートに到着できたのですが、なぜか今回は8:30出発であまり早くはありませんでした。そのかわり、ホテルのちゃんとしたレストランで朝食は食べられましたが...
パンなど
料理は充実しています
フルレホテルでは、照り焼きがあるのがお気に入りです。これだけで何杯も食べられます。和食としては漬物や味噌汁もあって充実しています。
照り焼き!
いくつか蓋を開けてみました
他にもフルーツやジュースにサラダなどもあります。
朝方には雨と風がかなり強かったのですが、ホテルを出る頃には雨も止んで、風もかなりおさまっていてくれました。といっても空は分厚い雲に覆われています。バア環礁では晴れてくれるといいのですが...
水上飛行機のチェックインですが、預け荷物と手荷物の両方をきっちりと計測していました(搭乗券に重量が記載されていました)。ホテルにちょうど体重計があったので、荷物の重量が制限内に収まるように分配しておいてよかったです。
建設中の橋
水上飛行機
以前から建設が続いているマーレと国際空港とをつなぐ「中国・モルディブ友好の橋」ですが、中央の部分がつながっていました。噂によると選挙前の2018年中に完成するらしいのですが、現地スタッフによるとまだまだかかりそうとのことでした。水上飛行機のターミナルに行く途中に工事現場のすぐ近くを通るのですが、他にもいろいろな建設が行われていて、相当な規模の工事のようです。
高級ホテル系だと、専用のラウンジがあってわかりやすいのですが、リーティの場合にはそんなものはないので、かなり広いラウンジで呼び出されるのを待ちます。私達のフライトは、ディシュタニ経由でのリーティ行きでした。ディシュタニでは桟橋に直接接岸していたので、送迎ボートに乗る必要がなく楽そうでした。
バア環礁の国内線の滑走路
島がいくつも並んでいます
リーティは桟橋に直接というわけではないので、送迎のボートに乗り換える必要がありますが、水上飛行機の着岸するフロートは桟橋のすぐ目の前なので数分で到着します。モルディブの時間でいうと11時頃の到着なのですが、リーティは1時間早いリゾート時間を採用しているのでちょうど昼頃の到着となりました。バア環礁まできたら晴れていた...なら良かったのですが、残念ながら曇りでした。それでもマーレよりは雲は薄くて明るい感じです。
リーティに到着です
ウエルカムドリンク
チェックイン後を済ませて部屋に向かいます。部屋の場所もわかっていたので、スタッフの案内は省略して自分たちで行きます。まぁこのあたりが高級リゾートと違うところですね。
ソファーもあって部屋は広いです
机もありますが、鏡がないのが難点
冷蔵庫、湯沸かし器、エアコンにドライヤーなどが用意されています。バスローブはありましたが、スリッパは用意されていませんでした。セキュリティボックスは使おうとしたところエラー表示されてしまったのでスタッフを呼んでリセットしてもらいました。セキュリティボックスの調整だったからなのか、修理するスタッフとは別にセキュリティと書かれた服をきたスタッフも来ていました。このあたりはちゃんとしているようです。
無料の水が一本、毎朝部屋の前に届きます。コンセントはBF型ですが、机のすぐ横の2つのコンセントだけ、日本のA型を含めてどの型でも使えるようになっています。
湯沸かし器など
ドライヤー
洗面所は半屋外にあります。屋外といっても一部の屋根がないぐらいです。干し物用に紐が貼ってあるのが便利ですが、あまり風が通らないので乾きはよくありませんでした。
洗面台
アメニティ
他に石鹸はありましたが
コンディショナーはありませんでした
浴槽もありますが、お湯を貯めるには少し時間がかかります。シャワーとの同時使用でも十分に熱いお湯がでました。
シャワー
半屋外の部分にあります
浴槽もあります
すでにリーティではお昼ぐらいの時間ですが、昼食の前にシュノーケリングをすることにしました。部屋は島の西側にあったのですが、西側は風の影響で波が高く、部屋前から桟橋のある東側に泳いでみます。桟橋側は島影になるため波もなく穏やかです。ただリーフが少なく魚はあまり多くありません。
モルディブの島ではムレハタタテダイの群れがどこかしらにいることが多いのですが、リーティでもこれまでに何度も見かけています。場所は潮の流れによって変わるので、今回も探そうと思ったところエントリーしたすぐ前のリーフに群れがいました。
ひと泳ぎしてランチです。面倒なのでルームサービスをお願いしました。
ナシゴレン
パラソルとデッキチェア
午後はのんびりとデッキチェアで過ごします。写真でみるとおだやかな雰囲気ですが、この時期はずっと西から風があたるので、曇っているとちょっと寒いぐらいです。
夕方少し前ぐらいにもう一度シュノーケリングをしました。せっかくなので島を一周してみます。といっても水上コテージ前は浅いし、かなり距離があるのでそこだけショートカットしました。ムレハタタテダイの群れは移動してしまったようでみかけることはできませんでした。
カスミアジに混じって目に黒い線がある魚がいたのですが、よく見ると体側に黄色の斑点がいくつかありコガネシマアジとわかりました。個体によって模様がかなり違うことがあるのでわかりにくい魚です。
浅いところにはコバンアジの群れがいました。コバンアジはシュノーケラーにすごく慣れていて(餌付けされていて)、近くに寄ってくることがあります。
夕方に桟橋でエイの餌付けが毎日開催されているので行ってみます。スタッフがエイに餌付けをするのですが、足の近くに数匹が寄っていてなかなか迫力があります。エイだけでなくナースシャークやマルコバンなども寄ってきています。スタッフが餌を投げると、すごい速度で追っていく魚がいたりします。この餌付けには、ダイビングでもシュノーケリングでもまず見ることができないトンガリサカタザメもやってきます。警戒心が高くてなかなかスタッフから餌をもらえずに「頑張れ!」と声をかけたくなりますが、ちゃんとスタッフが直接エサをあげていました。
寄ってきています
サカタザメの登場です
ちなみに餌をあげるスタッフは2007年に初めてリーティに来たときも含めてずっと同じです。
餌付けが終わったぐらいに、メインバーでリゾートの説明会のようなものが開催されます。ドイツ語版と英語版があって、Englishと書かれた方の看板で待っているとスタッフがやってきていろいろな説明をしてくれました。内容はほとんど毎回同じなので、いまさら聞かなくても良いのかもしれませんが、せっかくのイベントなので参加します。
Englishの方に座ります
ドリンクがでます
ドイツ語版があるぐらいですからドイツからのゲストが多いのでしょうね。ちなみにリーティのゲストは欧米系がほとんどでアジア系のゲストはほとんど見かけません。日本人ゲストも滞在中は私達しかいませんでした。
ダイビングセンターに行って明日のハニファルベイのマンタの出発の時間を確認して部屋に戻ります。申し込んだときには時間が未定だったのです。午後3時の出発なのでかなり遅いですね。
ピザ
疲れていたので夕食もルームダイニングにしました。ピザはなかなか美味しいです。明日はマンタが見られるでしょうか?