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カオラック滞在でのアンダマン海ダイビング旅行記 Part3です。今日からダイビングです。
ラグーナリゾートはカオラックの中では端の方にあるので、ダイビングの送迎は少し早い時間になります。7:45-7:55でのピックアップということだったのですが、7:50ぐらいに送迎の車が来ました。ここからいくつかのホテルを回りながらゲストをピックアップしていきます。この日は私たち以外は全員海外のゲストでした。
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送迎の車
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荷台に乗ります
送迎の車は荷台に乗るようになっています。けっこうなスピードがでるので、後席でもシートベルトを装着している日本に慣れていると、ちょっと恐ろしい気もします。1時間ぐらいで港に到着します。
今回利用したビッグブルーのカオラックのオフィスは、港から離れたところにあるのですが、港にもトイレ、器材の洗い場や休憩所がありました。
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港にも休憩所があります
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用意されていたペットボトル
一人一本のペットボトルが用意されます。マジックペンが置いてあるので、判別用に蓋に名前を書いてボートに自分で持っていきます。ボートでは無料でジュースを飲むことも可能です。
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スピードボート
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中は狭いです
ダイビングボートはスピードボートで外観はとてもかっこいいです。ちゃんと屋根もあり、トイレは船の前の方にあります。また温水ではありませんがシャワーが船の後方にありました。ただスピードボートということもあって船内はかなり狭いです。ほとんど満席で身動きできない感じでした。船の前方に休むところがあって、いくらかのゲストが移動したので少し余裕ができましたが...
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アンダマン海のダイビングポイント
カメラなどを置く場所もほとんどありません。船の後方にカメラ用の桶があったのですが、小さくてすべてのカメラが入りきらない状態でした。ドライエリアはあるので、荷物を預ければ濡れなくて済むのですが、預けてしまうと取りに行くのが大変です。特に往路はダンクにBCが付いているのでゲストの前を通過するのがとても大変です。
この日のポイントはスリン諸島の近くにあるリチュリューロックでした。スピードボートで1時間ちょっとかかります。港をでてしばらくはあまり揺れなかったのですが、ポイント近くではかなりの揺れでした。
1グループ4名程度で、全部で4グループのダイビングでした。到着の少し前にブリーフィングをするのですが、ガイドはタブレットで見られる魚を丁寧に説明してくれました。とてもわかりやすいです。
ポイントに到着してみるとダイブクルーズ船が5~6隻ぐらい停泊していました。あまり大きなポイントではないので、海の中はけっこう混んでいます。
エントリーして潜行したすぐにロウニンアジとキツネフエフキの大きな群れが捕食しながら移動していました。ガイドによるといつも混ざった群れを作っているそうです。ロウニンアジは通常は単独で見かけることが多いので、このような混ざった群れを作るのは珍しいような気もします。
タイガーテールシーホースは水深30m付近の少し深いところにいます。名前のとおりの虎の尾のような模様がなかなかかわいいです。警戒心はそんなに高くないので撮影しやすいのですが、人気の魚のようで次に見るグループも控えていたりするので時間をかけて撮影することは難しいです。
アンダマンドティーバックはアンダマン海で見られる固有種です。このアンダマン〇〇という魚が私たちが知っている限りでは9種類ぐらいいて、それらを見るのが今回の目的だったのですが、まずは一つ目達成です。
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昼食
一本目を終えて船に戻ります。ちなみに、このダイビングでちょうど1,000本だったのですが、ガイドがお祝いの旗を用意してくれていて水中で写真を撮影することができました。どうやら誕生日用の旗ももっているそうなので、該当する方は伝えておくとよいと思います。
タンクを置いたら、ゲストは前方のスペースに移動して、その間にスタッフがタンク交換をします。タンク交換が終わったら昼食になります。昼食はビュッフェスタイルで、野菜炒め、カレー、鶏肉の揚げ物の3品でした。いずれも美味しいのですが、タイだからなのか揚げ物はけっこう辛かったです。
二本目も同じリチュリューロックですが、コースを少し変えて一本目とは違う魚を見ます。
アンダマンバタフライフィッシュは名前にアンダマンとついていますが、モルディブなどでも見ることができます。一方、レッドサドルバックアネモネフィッシュはアンダマンという名前が付いていませんが、この地域の固有種です。ガイドはトマトアネモネフィッシュと呼んでいました。
今回潜ったリチュリューロックは、ポイント全体がスカシテンジクダイの群れに覆われているぐらいに、スカシテンジクダイが大量にいました。ガイドによると通常は捕食されてもっと数が少ないらしいのですが、今年はなぜか大量に残っているとのことでした。このため、リーフ近くにいる魚を撮影するためにはスカシテンジクダイを払いのけないといけない状態になっていました。
エイブルズエンゼルフィッシュに擬態したインディアンミミックサージョンフィッシュがいると聞いていたのですが、この日のダイビングでは見つけることができませんでした。
一本目でもみたロウニンアジとキツネフエフキの群れが、ニセクロホシフエダイの群れを追っていました。
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ダイビング後のフルーツ
二本目は少し長めの60分間のダイビングでした。水温は30℃ぐらいあって暖かいです。この日は3種類のアンダマン〇〇が見られました。アンダマンウバウオとアンダマンダムゼルという魚も探していたのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。そううまくはいかないですね。
二本終了したところで港に戻ります。ダイビング終了後にフルーツがでるのですが、器材の片付けなどもしなければならないので、なかなか慌ただしいです。
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コーヒーなどを飲みながらログ付け
港に到着すると、まずスタッフが器材を降ろし、そのあとにゲストが下船します。ガイド達がタンクなどを片付けたところでログ付けをします。翌日もダイビングをする場合には、器材は預かってくれます。
ログ付けが終わったところで、行きと同じタクシーでホテルに送ってもらいます。夕食をガイドと一緒に食べることもできるようでしたが、私たちのホテルから集合場所までは遠かったので参加は見送りました。
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この日も水平線に沈む
夕日が見られました
ホテルに戻ったところで天気も良かったのでひと泳ぎしにプールに行きます。ダイビングは午後の2時ぐらいに終わったのですが、港まで1時間半ぐらいかかって、ログ付けして、またホテルまでの送迎で1時間ちょっとかかって...といろいろと時間がかかるのでプールで泳ぐころには午後5時半ぐらいになっていました。この時間になるとほとんどゲストもいなくなっています。そのかわりデッキチェアにかかっていたタオルなどはすべて片付けられてしまっていますが。
夕食はホテルの目の前にあるゴールドエレファントに行きました。昨日と違って席も多くて大きなレストランです。
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ほとんど席は埋まっていました
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オープンエアになっています
昨日と同じくパッタイを注文しましたが、値段は同じぐらいで凄く安いです。
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パッタイ
ちょっと味が濃かったかも?
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パパイヤサラダはめちゃ辛かったです
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これは美味しかったです
店の雰囲気はこちらの方が良いのですが、味は昨日の方が良かったのように感じました。ただ春巻きは文句なく美味しかったです。それにしても、ホテルの目の前に安くて美味しいレストランがあったらホテルで夕食を食べる人がいなくなってしまうのでは?と思ってしまいました。ちなみにゴールドエレファントは支払いにカードが使用できました。
ホテルに戻ってみると、メモリアルダイビングのお祝いのカードが置いてありました。ダイビングサービスには伝えてあったのですが、ホテルには言っていなかった気がするのですが、そういえば昨日のタイマッサージのアクティビティで通訳の日本人スタッフとそんな話をしたことを思い出しました。そこから機転を利かせてカードを置いてくれたということなのでしょうか?すばらしいサービスです。