201802_4

カオラック滞在でのアンダマン海ダイビング旅行記 Part4です。あっという間にダイビングも終了です。

4日目

昨日と同じ時間のピックアップです。同じようにホテルを回ってゲストを乗せながら港に向かいます。昨日は欧米のゲストばかりだったのですが、今日はほとんど日本人ゲストでした。二日目だとダイビングギアのセットアップもスタッフがやっておいてくれるので楽です。

この日のダイビングポイントはスミラン(シミラン)諸島でした。ポイントまでは昨日同様に1時間以上かかります。スミラン諸島は9つの島で構成されていて、ダイバーからは南の島から順番に番号で呼ばれています。日帰りトリップでは、一番北にある島(9番)の周辺で潜ることがほとんどとのことでした。一本目は一番北の島の、その北側のポイントで、その名もノースポイント(North Point)でした。そのまんまの名前ですね。

なにげなくエントリーしてみると、けっこう流れが強くてロープまで行くのが大変でした。ロープ沿いに潜行したところで、アンダマンスイートリップスが岩陰にいました。もっと普通に見られるかと思ったのですが、二日間のダイビングで見たのはこの時だけでした。

α6000 16-50mm
ハナダイギンポ

マッコスカーズフラッシャーラスはクジャクベラの仲間で、フラッシング(求愛のためにキレイなヒレを広げる行為)の際に長く伸びたフィラメントがさらに美しさを引き立てることから、ベラ好きなダイバーにとっては最高の被写体です。

と書いておきながらフラッシングの瞬間は撮影できませんでした。一回だけ静止しながらヒレを開いてくれるという、絶好の撮影チャンスがあったのですが、直前にシャッターを押してしまっていたため、ストロボの充電待ちでシャッターが下りず、はやく~と思っているうちにヒレが閉じてしまいました。なかなか難しいです。

エイブルズエンゼルフィッシュに擬態するインディアンミミックサージョンフィッシュの幼魚については、このダイビングでも探したのですが見つかりませんでした。成魚はたくさんいたのですが、幼魚でないとダメなのです。そこそこ小さい個体でも、体色はすっかり成魚のように真っ黒になってしまっていたので、かなり小さくないとダメのようです。

シシマイギンポは水深5mぐらいの岩場で撮影したのですが、すごく小さくて肉眼ではほとんどわかりませんでした。ガイドがライトで照らしてくれて、やっと照らされているのがギンポらしいとかろうじてわかるぐらいです。

ダイビング後のランチは島影に移動して食べました。この日も一品だけ辛い料理がありました。

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ランチ
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ずらりとシュノーケリングボートが並んでいます

この場所は、ほとんど波もなくて休むには最適なところでした。そのためなのか、ここには10隻以上のシュノーケリングのボートが来ていました。

二本目も9番周辺でのダイビングで、ポイントは島の東側でスリーツリー(Three Trees)でした。ここはガレ場があってアンダマンジョーフィッシュが見られます。ただこのガレ場にはキヘリモンガラの巣もいくつかあるので注意が必要です。一度、キヘリモンガラと目があってなんとなく睨まれた気がしました。幸いにも襲われませんでしたけど。

α6000 16-50mm
イソマグロ

オーロラシュリンプゴビーはハゼにしては警戒心が低くて、かなり近寄っても逃げません。これではシュリンプゴビーとしては失格なのでは?という気がしてしまいます。アンダマンジョーフィッシュは5種目のアンダマン〇〇だったのですが、なかなか穴から出てきてくれず...

アンダマン海はインド洋なので、モルディブでよく見かけるイエローバックフュージラーコラーレバタフライフィッシュパウダーブルーサージョンフィッシュなんかも見られます。個人的にはパウダーブルーサージョンフィッシュはザ・モルディブと思っていたので、見ているとあれ?今タイにいるはずだよね?と混乱しそうになりました。

α6000 16-50mm
ノコギリダイ

ガレ場でジョーフィッシュを見た後はリーフに移動して、残りのアンダマンシリーズのアンダマンフォックスフェイスインディアンミミックサージョンフィッシュの幼魚を探します。しかしながら、なかなか見つかりません。これはもう見つからないかな?と思ったところでガイドがアンダマンフォックスフェイスを見つけてくれました。

α6000 16-50mm
やっと見つかりました
ペアで泳いでいました
α6000 16-50mm
ヒレを立てています
警戒しているのでしょうか?

つづいてインディアンミミックサージョンフィッシュもガイドが見つけてくれました。ずっと探して最後の最後で見つかりました(といっても二日間しか潜っていませんが)。警戒心はすごく高いのですが、同じ穴に入ったり出たりしていたので、穴のところで待ち構えていれば撮影は可能でした。

α6000 16-50mm
インディアンミミック
サージョンフィッシュの幼魚
α6000 16-50mm
ほんとうにそっくりです

それにしても、もはやニザダイというよりはしぐさからしてキンチャクダイですね。目の周りの黄色の円や、ヒレの青い縁取りなど、本当に見事なまでにエイブルズエンゼルフィッシュそっくりです。学生時代にならった進化論では、こんなに似た模様になることの説明がつくとは考えられないです。きっとこの魚はあのエンゼルフィッシュに似た模様になりたい!と思って長い年月をかけて変化させたのでしょう!

α6000 16-50mm
渦を巻いていました

最後の安全停止のときにブラックフィンバラクーダの群れがいました。かなり大きいです。くるくると渦をまいて泳いでいました。

エグジットの際に、船にラダーを使って上がるのですが、船内に戻るところに段差があります。ここは滑ることがあるので注意が必要です。というのも私自身がすべって転んだので...後ろに尻もちをつく形で転んだところまでは良かったのですが、このときにつま先を船にぶつけてしまい、しばらく痛みを堪えるはめになりました。

ダイビングはこれで終わりなので、港に戻ったら器材を洗って干します。ログ付けのあとは、精算です。ダイビング代はツアー代金に含まれているのですが、国立公園入海料とダイビング許可料は現地での現金払いなのです。両方で1日あたり一人700バーツかかります。最終日にまとめて支払うというのでOKでした。ちなみに最終日の空港への送迎のピックアップ時間については、ホテルではなくてダイビングサービスから連絡の紙をもらいました。

ホテルに戻って器材を部屋のベランダに干してプールでひと泳ぎします。今回滞在したラグーナリゾートは旅行会社の情報では日本人スタッフはいないということだったのですが、実際には1名が働いていました。ただ勤務時間が日中のみでダイビングをしていると会うことが出来ません。その代わりメールやLINEで連絡を取ることができます。部屋のシャワーがぬるい件についてメールで相談したのですが、修理には時間がかかりそうということで結局のところはそのままでした。

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これもかなりうまいです

夕食は2日目と同じキューカンバにしました。パッタイのかわりにパイナップルフライドライスを注文してみましたが、こちらもかなり美味しかったです。ただし精算時に金額が間違っていました。ちゃんとチェックすることは重要のようです。

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