モルディブのバア環礁にあるリーティビーチリゾートの旅行記 Part6です。
シュノーケリングに適したドロップオフはサンセット側にあります。私たちが訪れた7月は雨期になります。この時期は常にサンセット側から風が吹くため、ドロップオフ側は波のある状態で泳ぐ必要があります。逆に桟橋側はフラットな海況となるのですが、再オープン後は桟橋間はシュノーケリング禁止になってしまいました。
ビーチからエントリーした浅瀬にはいつもどおりにコバンアジがいました。ドロップオフ側の定番といえば、ヨスジフエダイとノコギリダイの群れですね。5年前に来た時と同じような場所(だいたいビーチの中央付近)にいました。リーティに帰ってきたという感じがします。
ムスジコショウダイやヨゴレマツカサなどの赤い魚も同じような場所にいました。固有種ではありませんが、コラーレバタフライフィッシュはモルディブならではの魚なので、モルディブに来たんだなと実感しますね。
パウダーブルーサージョンフィッシュもモルディブを代表する魚ですね。単独ではよく見かけましたが、群れは10匹程度までしかみられませんでした。バリアブルラインドフュージュラーはモルディブの魚図鑑ではシンラインドフィジュラーとして紹介されている魚でシュノーケリングでも良く見かけます。ハナタカサゴの群れとともにドロップオフの沖側を泳いでいます。さすがにモルディブだけあって魚影が濃いです。いろいろな魚の群れをみることができました。
群れといえば、ムレハタタテダイは欠かせませんね。名前のとおりに大きな群れを作ってくれます。ヨスジフエダイのように同じ場所にいるわけではないので、毎回どこにいるのか?と探す必要があります。
パノラマでも撮影してみました。
ムレハタタテダイの群れ
この群れの大きさはモルディブならではですね。
魚がたくさん見られるだけに、捕食する魚もよく見かけます。カスミアジは10匹ぐらいで岩の周りをグルグルと泳いでいることもありました。
リーティのドロップオフではたまにマンタが通過することがあります。今回の滞在中に3回ぐらい見かけました。通過するだけなので、じっくりみるならハニファルベイに行った方がいいですが。
サメについてはツマグロをよく見かけました。撮影しようとすると逃げていくのですが、そんなに遠くないところを背後から追い抜いていくので、ビックリすることもあります。
滞在中にサザナミハギの産卵シーンを見ることが出来ました。流れのある中で50匹ぐらいのサザナミハギが集まってきていて、時折5~6匹で急上昇して産卵します。ドロップオフ側の中でも最も珊瑚がたくさんある目立つ場所で産卵していたので、サザナミハギが集まるとしても、分かりやすい場所というのが選ばれているのかもしれません。パラオで産卵したときにもみかけたマダラタルミが産卵した卵を口を大きく開けて捕食していました。
最後にキレイな魚も紹介しておきましょう。モルディブで見られるルリスズメダイですね。